3
0

More than 1 year has passed since last update.

ALB/NLBアクセスログが出力できない時の注意点

Posted at

はじめに

ALB/NLBのアクセスログ出力設定時によくあるエラーとして、
以下例の通り出力先バケットの権限エラー(Please check S3bucket permission)が挙げられるかと思います。

本記事はバケット権限エラーに直面した際の確認観点を共有させていただき、同様のエラー対応に悩んでいるかたの救いになれば幸いです。

例)出力先バケットの権限エラー
2022-08-13_10h54_44.png

エラー発生時の確認観点

①S3バケットポリシーを付与しているか

アクセスログを出力するためには、出力先S3バケットポリシーを付与する必要があります。
※S3のバケットポリシーはこちらを参考。

s3バケットポリシー(例)
{
	"Version": "2012-10-17",
	"Statement": [
		{
			"Effect": "Allow",
			"Principal": {
				"AWS": "arn:aws:iam::<elb-account-id(AWS公式指定のアカウント)>:root"
			},
			"Action": "s3:PutObject",
			"Resource": "arn:aws:s3:::<出力先S3バケット名>/AWSLogs/<自分のアカウント>/*"
		}
	]
}

※AWS公式指定の他アカウントを指定しているが、○○につき
閉域網であるプライベートサブネット内でも出力可能である。

②S3暗号化キーがタイプがSSE-KMSになっていないか

2022年8月現在、ALB/NLBのアクセスログ出力先バケットがKMS暗号化を行っていた場合、
直接的な出力が不可能である。
本リンクに「Amazon S3 が管理する暗号化キー (SSE-S3) を使用して、Amazon S3 アクセスログバケットに対してサーバー側の暗号化を有効にできます。」との記載あり。SSE-KMS暗号化が利用できないと明記されてはいないが、AWSサポートに確認したところ使用できないとのこと。
そのため、「暗号化の無効化」もしくは、「Amazon S3 マネージドキー (SSE-S3)」で暗号する必要がある。
2022-08-13_11h24_27.png

最後に

上記2つの観点を確認すれば、ひとまず「Please check S3bucket permission」は解消できるかと思います

3
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
0