どうも、カーブミラーです。
今回は、「LLMへの重要な指示は、Promptのどこに書くべきか」の研究結果を実験してみます。
本記事は、ChatGPT(無料版)で
行なっております。GPT4での確認
はできておりません。あしからず。
本題の前に、ちょっとニュース。
・ChatGPTアプリ(有料版)の
画像認識・音声会話が
順次、開放されています。
私の友人も開放されました。
Discord経由で、
その会話機能を聞きました。
みなさんの楽しみを
奪う情報は出しません。
では、本題に入ります。
私はずっと、
Promptは
上から下に読まれるものだ
と思っていました。
もちろん、読むことに関しては、
それで正しいのでしょう。
しかし、
今回のこの研究結果からは、
それが必ずしも
正しいわけではないことが
示されました。
2023/7/10の【AIDB】さんの記事
大規模言語モデルへのプロンプト、重要な情報はどこに書く?
からです。
この記事を要約すれば
以下の二点に集約されます。
・LLMは、Promptの
最初と最後を重要視する。
両者に比べ、中間は軽視。
・大きなPromptは、
パフォーマンスが低下する。
まぁ、
考えてみると、
確かにそうかもしれませんね。
文字が詰まった書類を渡されて、
その真ん中にこちらへの指示が
書かれていたら、
それが指示だとは
思えませんからね。
それでは、
実験してみます。
Promptのどこに
指示を書くべきか、
の実験です。
内容は、
私自身のツイートですw
User
これまでの技術(AI含む)をまとめたら、すぐに実現できそうな気がしてきた。
まずは、家庭の中。家電は照明含めてすべてスマート家電。冷蔵庫やコンロには中にカメラが仕込まれており、冷蔵庫を開けることなく、中身の確認ができる。となれば、レシピ作成も「今夜は和食。サンマが食べたいな。でも焼くのはなぁ」と呟けば、AIが聞き取り、食材をチェック。足りなければ、ネットショッピング。配達もスマートホーム・ロボットが受け取る。ロボットが主人の帰りの時間を計算して、レシピどおりに調理。できあがったところに主人が帰宅。主人がひとっ風呂浴び、出てきたところで食事。当然、ビール付き。
この文章のすべての要点をまとめてください。
リビングでグデェッとテレビを見る主人。その裏で、食洗機や洗濯機が働く。
あれ? こんなシチュエーション、どこかで……あっ! マンガの『デキる猫は今日も憂鬱』(山田ヒツジ著)だ!
ChatGPT
要点をまとめますと:
- 家庭の中では、スマート家電が普及しており、家電製品はAIを活用しています。
- 冷蔵庫とコンロには内蔵カメラがあり、食材の確認やレシピの提案を行います。
- レシピ提案に対してAIが応答し、足りない食材をネットショッピングで注文し、ロボットが受け取ります。
- ロボットは料理を調理し、主人の帰宅時間を計算して食事が用意され、主人が食事を楽しむシーンが描かれています。
- テレビを見ている主人の裏では、食洗機や洗濯機が自動的に動作しています。
これらの要点は、山田ヒツジ著のマンガ『デキる猫は今日も憂鬱』に似た未来の家庭シチュエーションを描いています。
さぁ、何を指示したでしょうか?
はいはい、
教えますよ。
真ん中の
「~ビール付き」の下に
「要点をまとめて」と
書いてあります。
あれぇ?
真ん中なのに、
きちんと要点を
まとめてくれた。
まぁ、とりあえず、
それは置いておいて、
文章の前に入れたり
後ろに入れたりしました。
けれど、
ほぼほぼ、
真ん中に入れた場合と
同一の回答を寄こしました。
ううむ、
変化なし、ということは、
どこでもいいのか、
それとも文章が小さかった?
ちなみに、
指示を外した回答がこちら。
ChatGPT
そのシチュエーションは確かに未来の生活に近いものがありますね。AIとスマートテクノロジーが日常生活を効率化し、快適にする可能性は高まっています。ただし、実現には技術の進化とプライバシーやセキュリティの懸念も考慮する必要があります。将来のスマートホームは、便利さと安全性のバランスを取ることが重要でしょう。
だよね~。
結論!
このくらいでは、
指示に差が出ない。
でも、
考え方としては、
Promptの書き方としては、
参考になる気がします。
今回は、ここまで。