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エニプラAdvent Calendar 2024

Day 2

CCNP 用語 備忘録①

Last updated at Posted at 2024-12-01

はじめに

今回は、CCNPの勉強をしていて出てきた用語を備忘録的にまとめたものパート1です。

用語一覧

SD-WAN

WANのトラフィックをコントロールしたり、WANの導入や運用を簡単にする技術

・各拠点のWANを、コントローラで集中管理
・WANに流れているトラフィックの種類を、アプリケーションごとに識別
・アプリケーションごとのトラフィック制御が可能
・ゼロタッチプロビジョニング(ZTP)によるWANの展開が可能

vmanage

管理の一元化と集中管理、ユーザインタフェースを提供する
マネジメントプレーンで動作する

vbond

ルータとコントローラーを結び合わせる
vEdge/cEdgeの認証、vEdgeとvSmartの接続などを行う
オーケストレーションプレーンで動作する

vedge

vSmartから配信されるデータプレーンポリシーやアプリケーション認識型ルーティングポリシーを実装し、データを転送する
データプレーンで動作する

vsmart

vEdgeに対し、ルーティング情報と暗号鍵を配布
コントロールプレーンで動作する

bfd

vEdge間の障害検知用のプロトコル

omp

ルーティング情報や暗号鍵を配布するためのプロトコル

dtls

vSmartとvEdge/vBond間の通信暗号化のためのプロトコル

stun

NAT変換前のIPアドレスをサーバに伝えるプロトコル vBondがSTUNサーバの機能を担う

SD-access

エンタープライズ(企業)ネットワーク向けのSDNソリューション。コントローラとして「Cisco DNA Center」が提供されている。

アンダーレイ

ルータやスイッチ、ケーブルなどの物理的なネットワークと、ルーティングプロトコルで構成される。
SD-Accessのアンダーレイは以下の特徴を持つ。
・すべてがレイヤ3での接続となる
・一般的にOSPF、IS-IS、EIGRPなどのルーティング プロトコルが使用される
・レイヤ2ループの考慮が不要になるため、STP/RSTPは使用しない
・これまでの2階層、3階層モデルの役割分担がなくなり、ディストリビューション層が担当していたデフォルトゲートウェイ機能はPCが接続するエッジノードが担当する
・MTUの設定は9100バイトが推奨される

オーバーレイ

アンダーレイの通信経路などは意識せず、実際に通信を行うエンドポイント(PC、サーバなど)間が直接接続しているように振る舞う仮想的なネットワーク。
・データプレーン:VXLANを使用してトンネル構築を行う
・コントロールプレーン:LISPを使用してトンネルの相手側アドレスの解決を行う
・ポリシープレーン:Cisco TrustSecを使用して通信の許可や拒否などのアクセス制御を行う

CEF

データプレーンにFIBテーブルと隣接テーブルを作成しておくことで、受信パケットを最初から高速転送する 隣接テーブル
・ARPテーブルなどのレイヤ2情報から作成
・ネクストホップのIPアドレスとMACアドレス、それに対応する出力インターフェースの情報が載っている

FIB

・ルーティングテーブルRIBから作成
・ルーティングテーブルに載っている情報が載っている

cam

高速検索が可能なメモリ
CiscoのL2スイッチはCAMによって、高速なMACアドレステーブルの検索を実現する

tcam

レイヤ2/3の送信元/宛先アドレス、QoS、ACLなどの情報が保存されている
これらの情報をハードウェアで処理することにより、高速転送を実現している

プロセススイッチング

一つ一つのパケットに対して通常の転送処理を全て行う

RIB

ルーターに手動で設定した情報や経路制御プロトコルによって学習された経路が蓄積されるデータベース

stackwise

複数(最大9台)のスイッチを1つの仮想的なスイッチとして動作させる仮想化技術

vss

2台のスイッチを1つの仮想的なスイッチとして動作させる仮想化技術
・Catalyst4500や6500で利用できる
・FHRP、HSRPやVRRPを使用せずにデフォルトゲートウェイ冗長化できる

nsf

ネットワークレベルの冗長化技術。
SSOと併用することで、冗長化したスーパーバイザエンジンに障害が発生しても、転送処理に影響が出ないようになっている

stackwise virtual

2台のスイッチを1つの仮想的なスイッチとして動作させる仮想化技術
・コントロールプレーンと管理プレーンが論理的に1つになる
・アクティブスイッチ、スタンバイスイッチがそれぞれ独立したデータ転送処理を行う

vrrp

デフォルトゲートウェイなどを冗長化するためのRFC3768で標準化されたプロトコル
マルチベンダで使用可能

GLBP

デフォルトゲートウェイなどを冗長化するためのシスコ独自のプロトコル
1つのグループ内で利用可能なデフォルトゲートウェイを複数存在させることができるため、デフォルトゲートウェイの負荷分散を実現できる

fhrp

クライアントからのFirst Hopにあたるデフォルトゲートウェイを冗長化するプロトコル

QOS

特定のパケットを優先的に処理したり、帯域幅の確保を行う技術
QoSをネットワークに取り入れることで、IP電話の通話品質の向上などのメリットを得られる

LLQ

PQとCBWFQ2つの特徴を併せ持つ方式
優先度の高いパケットを最優先で転送しながらも、優先度の低いパケットもある程度転送する

FIFO

パケットを受した順番通りに転送する方式

PQ

優先度の高いパケットの転送を完全に優先する方式
優先度の低いパケットは、優先度の高いパケットが無くなってから転送する

CBWFQ

プロトコルなどを基に、管理者が「クラス」という単位でキューを設定する方式
クラスごとに最低保証帯域幅(輻輳時も利用できる最低限の帯域)を指定できる

ポリシング

指定した転送レートを超えて送受信されたパケットを破棄する
損失発生の要因となるが、キューイングが行われないため、遅延やジッタの要因にはならない

シェーピング

指定した送出レートを超えないように、送出レートを超えるパケットをキューに保持し、送信可能になった時点で送信する
遅延、ジッタ発生の要因となる

RED

キューが一杯になる前にパケットをドロップすることで輻輳レベルを下げテールドロップを防ぐ。 キューに溜まっているパケットの量に応じて「ノードロップ」「ランダムドロップ」「フルドロップ」という3つのモードで動作する
・ノードロップ … パケットの量が最小しきい値以下の状態。パケットをドロップしない。
・ランダムドロップ … パケットの量が最小しきい値を超えた状態。設定した割合に基づきパケットをドロップする
・フルドロップ … パケットの量が最大しきい値を超えた状態。着信パケットを全てドロップする(テールドロップと同じ)

wRED

REDの破棄率を優先度ごとに設定できる機能

DHCP

IPアドレスなど必要な情報をクライアントに自動的に割り当てるプロトコル

NAT

IPアドレスを変換する技術

NTP

ネットワーク経由で時刻同期を行うプロトコル

PAT

複数のローカルアドレスに対して1つのグローバルアドレスを対応付ける方式

LLDP

隣接デバイスに自身の情報を載せたフレームを送信するIEEE標準のプロトコル

CDP

隣接デバイスに自身の情報を載せたフレームを送信するCisco独自のプロトコル

IGMP

ルータとホスト間でマルチキャストグループへの参加と離脱等のやりとりをするためのプロトコル

PIM

マルチキャストルーティングプロトコル

nfv

サーバ上でネットワーク機能(ルーティングやファイアウォールなどの機能)を仮想的に実行すること
ネットワーク機能を仮想化することで「コストの削減」や「柔軟性」などのメリットを得られる

ハイパーバイザー

Type1:物理サーバで直接動作する。「ベアメタル型」や「ネイティブ型」とも呼ばれる。
Type2:物理サーバで稼働するOSにインストールして使用する。「ホスト型」とも呼ばれる。

VXLAN

レイヤ3ネットワーク上で仮想的なレイヤ2ネットワークを構築する技術

LISP

デバイスを識別する情報(ID)と、存在する場所を示す情報(Locator)を分離して扱うためのプロトコル

VNI

VXLANを識別する番号。24ビットで表現される

ITR

カプセル化を行うルータ LISPトンネルの入り口となる役割

ETR

カプセル化を解除するルータ LISPトンネルの出口となる役割

XTR

ITRとETR両方の役割を持つルータ

MS

ETRからの登録要求(Map-Register)を受けるデバイス

MR

ITRからの問い合わせ(Map-Request)を受けるデバイス

MS/MR

MSとMR両方の役割を持つデバイス

PITR

non-LISPサイトから送られてきたパケットをカプセル化してLISPサイト宛にパケットを転送するルータ

PETR

LISPサイトから送られてきたパケットのカプセル化を解除してnon-LISPサイト宛にパケットを転送するルータ

PxTR

PITRとPETRの役割を持つルータ

VRF

複数のルーティングテーブルを作成する機能

GRE

トンネリングプロトコルの一つで、複数のプロトコル(IP、IPXなど)やマルチキャストパケットに対応している
ブロードキャストに対応、RIP(v1/v2)やOSPF、EIGRPといった動的ルーティングもサポート

VPN

通信データの盗聴を防ぐ技術

IPsec

IPを使った通信でセキュリティを確保するための規格。
IPsecを利用したVPN接続を行うことで、インターネットを経由した通信でも安全に情報をやりとり出来るようになる。

PMTUD

経路上の最小MTUを検出して、自身のMTUを変更する機能

VTP

スイッチ間でVLAN情報を同期するためのプロトコル

DTP

スイッチとスイッチを接続したポートでネゴシエーションして、スイッチのポートを自動的にトランクポート、またはアクセスポートとして動作させるCisco独自のプロトコル

終わりに

今回は、CCNPの勉強をしていて出てきた用語についてまとめました
今回調べられていない範囲も多いので、資格取得に向けてさらに勉強頑張りたいと思います。
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