LoginSignup
0
0

【用語】VAE、Reparameterization Trick、変分下限

Last updated at Posted at 2024-05-05

E資格用語の備忘録
シラバス2024 4.深層学習の応用 (2)生成モデル ⅱ.オートエンコーダー

VAE

生成モデルの一種であり、ニューラルネットワークを使用してデータの潜在的な表現を学習するために用いられる。VAEは、エンコーダーとデコーダーという2つの主要な部分から構成されている。
エンコーダーは、入力データを潜在空間の確率分布(通常はガウス分布)のパラメータに変換する。
デコーダーはこの潜在表現から元のデータを再構築する。
潜在空間におけるデータの分布を学習し、新しいデータの生成やデータの圧縮表現を行うことができる。

Reparameterization Trick

確率的勾配降下法などの最適化アルゴリズムを用いてVAEを学習する際に使用される手法。
はエンコーダーが潜在変数のサンプリングを行うが、このサンプリング操作は微分不可能であり、勾配の計算が困難。Reparameterization Trickは、このサンプリング操作を確率分布のパラメータを使って再パラメータ化することで、微分可能な操作に変換し、勾配の計算を可能する。

変分下限

真のデータ分布とVAEがモデル化する分布(エンコーダーとデコーダーによって生成される)の間の距離を定量化する。
変分下限を最大化することは、VAEが真のデータ分布に近づくように学習することを意味する。
変分下限は、KLダイバージェンスと再構築誤差の和として定義される。
KLダイバージェンスは、モデル化する分布と真の分布の違いを測定し、再構築誤差は、デコーダーが元のデータを再現する際の誤差を表す。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0