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MongoDB バージョニング(5.0以降のバージョン番号の意味付けの変更)

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MongoDB Versioningの翻訳です。原文はMongoDB Documentation Teamによるものです。ライセンスはCC BY-NC-SA 3.0となっています。

CONTRIBUTING.rst

MongoDB documentation is distributed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 3.0 Unported license.


MongoDB バージョニング

重要:
常に当該リリースの最新安定リビジョンにアップグレードするようにしてください。

MongoDBのバージョン番号はX.Y.Zという形を持っており、X.Yはリリースを表し、Zはパッチ番号を表します。

MongoDB 5.0以降、MongoDBは2つの異なるリリースシリーズでリリースされます。

  • メジャーリリース
  • ラピッドリリース

MongoDB 4.4およびそれ以前では、プロダクション用バージョンと開発バージョンからなるバージョニングが用いられていました。過去のリリースを参照してください。

メジャーリリース

メジャーリリースはおおよそ1年に1回出荷され、たいていは新機能や改善が導入されます。メジャーリリースはすべてのMongoDB利用環境に適切なものです。

バージョン番号の例:

  • 5.0
  • 6.0

ラピッドリリース

ラピッドリリースは、おおよそ、メジャーリリースの無い四半期ごとに出荷され、たいていは新機能や改善が導入されます。
ラピッドリリースはMongoDB Atlasで使われるよう設計されており、オンプレミス環境では一般的にはサポートされません。
ラピッドリリースはMongoDB Ops Managerとともに利用することはできず、アービターはサポートされません。
もしMongoDB環境の一部にアービターを利用している場合は、最新のメジャーリリースを利用してください。

バージョン番号の例:

  • 5.1
  • 5.2
  • 5.3

パッチリリース

パッチリリースは、メジャーリリースとラピッドリリースの両方に対して必要に応じてリリースされます。
一般的にはバグ修正や後方互換性を保った変更が含まれます。

バージョン番号の例:

  • 5.0.1 (メジャーリリースとパッチバージョン)
  • 5.2.1 (ラピッドリリースとパッチバージョン)

リリース候補(RC)

メジャーリリースやラピッドリリースの前に、早期のテストのためリリース候補が出荷されます。
リリース候補は次のリリースが十分に安定しているかどうかテストするために出荷されますが、プロダクション環境には適切ではありません。

バージョン番号の例:

  • 5.0.0-rc0
  • 5.0.0-rc1
  • 5.1.2-rc5

ドライバのバージョン

MongoDBサーバ本体のバージョニングと、ドライバのバージョニングは異なります。

MongoDB Shell (mongosh)

MongoDB 5.0以降、MongoDB Shell (mongosh) はMongoDBサーバ本体とは個別にリリースされており、バージョニングも異なります。

データベースツール

MongoDB 4.4以降、MongoDBデータベースツールはMongoDBサーバ本体とは個別にリリースされており、バージョニングも異なります。

過去のリリース

MongoDB 4.4およびそれ以前では、プロダクション用バージョンと開発バージョンに分ける考え方が採用されており、
バージョン番号はX.Y.Zの形をしていて、X.Yはプロダクション用バージョンもしくは開発バージョンを示し、Zはリビジョン/パッチ番号を示していました。

  • Yが偶数の場合、X.Yはプロダクション用バージョンを示します。たとえば4.2系や4.4系がそれにあたります。これらのプロダクション用リリースは安定していてプロダクション環境に適しています。

  • Yが奇数の場合、X.Yは開発バージョンを示します。たとえば4.3系や4.5系がそれにあたります。開発用リリースはテスト目的限定でありプロダクション環境には適しません

たとえばMongoDB 4.4.7では、4.4はプロダクション用の系列を示し、.7はリビジョンを示します。

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