はじめに
AWS の認定試験は、
問題集の「書籍」「サイト」が、
「日本語」「英語」ともに多数存在します。
しかし、掲載場所によって
「同じ問題でも、異なる選択肢が正答として掲載されているケース」があります。
この記事では、
そのような正答が異なる問題について記載します。
AWS 認定試験の学習をする方の一助となれば、幸いです。
「個人的な感想」を追記していますが、
本当にどれが正答なのかは分かりません。
あくまで、参考程度にしてください。
「参考サイト」には
こういった問題についての議論が掲載されている
ExamTopics へのリンクを貼っています。
AWS 認定 データベース – 専門知識(DBS-C01)
問題 1
- Oracle を Aurora PostgreSQL に移行したい
- Oracle には 100 GB の LOB がある
- DMS での移行を改善する
掲載場所によって正答が異なる点
タスクを 1 つで移行するか、
2 つで移行するか、が異なる。
個人的な感想
2 つのタスクでの移行がより効率的と考える。
参考サイト
問題 2
- RDS の月次データベースバックアップが過去 5 年分必要
- 24 時間以内に監査役にデータの提供が必要
- 運用上、最も効率的なソリューションは?
掲載場所によって正答が異なる点
「手動で取得したスナップショットを S3 バケットに移動する手順」があるかないか、が異なる。
個人的な感想
以下の記述から、
S3 バケットに保存しておくことがより良いと考える。
MariaDB、MySQL、および PostgreSQL データの非常に長期間のバックアップの場合、スナップショットデータを Amazon S3 にエクスポートすることをお勧めします。DB エンジンのメジャーバージョンがサポートされなくなった場合、スナップショットからそのバージョンに復元することはできません。
参考サイト
問題 3
- RDS for PostgreSQL インスタンスから Aurora PostgreSQL DB クラスターへの移行
- データベースのサイズは 1 TB
- ダウンタイムを最小限に抑えたい
掲載場所によって正答が異なる点
スナップショットをとって復元して移行するか、
リードレプリカを昇格させて移行するか、が異なる。
個人的な感想
リードレプリカを作成することで、最新のデータの更新もリアルタイムに取り入れることができるため、ダウンタイムを最小にするという点では、リードレプリカの昇格が正しいと考える。
参考サイト
問題 4
- MySQL を Aurora に移行した
- 本番データに対して 12 のテスト環境があり、テスト環境に最新の本番データがほしい
- 実装が最も速く、最も費用対効果の高い移行方法は?
掲載場所によって正答が異なる点
Aurora からクローンするか、
Aurora Serverless からクローンするか、が異なる。
個人的な感想
Aurora Serverless v1 は、途中からクローンできるようになった。それより前であれば、Aurora Serverless からのクローンは自ずと不正解になる。
参考サイト
問題 5
- DynamoDB を使用した E コマースサイト
- 大規模なイベントが計画されていて、トラフィックが最大 10 倍になる
- セール価格を公開すると、トラフィックが急増する
- DynamoDB が増加したトラフィックを確実に処理するには?
掲載場所によって正答が異なる点
事前にピークに備えてキャパシティをプロビジョニングしておくか
Auto Scaling でトラフィックの増加に対応するか、が異なる。
個人的な感想
トラフィックの最大が分かっているので、事前のプロビジョニングが良いと考える。Auto Scaling では、スパイクするトラフィックには耐えられないのでは?
参考サイト
問題 6
- 電力会社が発電所のセンサーデータを保存する DynamoDB テーブルの設計
- 発電所 100 以上ある
- 各発電所ごとに、センサーが 200 以上ある
- 所定の発電所内の故障したセンサーを見つけたい
- DynamoDB テーブルの最適なスキーマは?
掲載場所によって正答が異なる点
サイトにより正答とするスキーマが、完全に分かれる。
個人的な感想
パーティションキー:プラント ID、ソートキー:センサー ID
これだと、発電所のセンサーごとに、データが 1 件ずつしか入らない。
パーティションキー:プラント ID + センサー ID、ソートキー:測定時間
LSI:プラント ID + センサー ID、ソートキー:障害属性
センサー ID があらかじめ分かっていないと、クエリできない。
パーティションキー:プラント ID、ソートキー:測定時間
GSI:プラント ID、ソートキー:障害属性
プラント ID と測定時間で、別のセンサーによる測定結果が上書きされる可能性がないか?測定時間はミリ秒なので、考えなくて良いのか?
パーティションキー:プラント ID + センサー ID、ソートキー:測定時間
GSI:プラント ID、ソートキー:障害属性
GSI で所定のプラント ID の故障したセンサーを見つけることができる。
ベーステーブルに、プラント ID + センサー ID ごとに測定時間が固有のデータが入る。
参考サイト