概要
Windows 10 環境において、Visual Studio Code の統合ターミナルを WSL (Windows Subsystem for Linux) の Bash を使うようにし、Git も WSL 上にインストールされた Git を使うようにするための設定方法です。
方法
手順
- WSL(今回は Ubuntu)をインストールします。
-
WSLGit の releases ページから最新バージョンの
wslgit.exe
をダウンロードします。 - Visual Studio Code の設定ファイルに以下の内容を記述します(ユーザー設定・ワークスペースの設定のどちらか)。
- Visual Studio Code を再起動して完了です。
{
"git.path": "C:\\path\\to\\wslgit.exe",
"terminal.integrated.shell.windows": "C:\\WINDOWS\\System32\\bash.exe",
"terminal.integrated.shellArgs.windows": [
"~",
"--login"
]
}
設定項目について
git.path
wslgit.exe
のパスを指定します。
terminal.integrated.shell.windows
統合ターミナルに何を使うかを指定します。
今回は WSL 上の Bash を使うために bash.exe
を指定します。
terminal.integrated.shellArgs.windows
ターミナルを起動するときの引数を配列で指定します。
-
~
: ターミナル起動時にホームディレクトリを開きます。 -
--login
: ターミナル起動時に~/.bash_profile
と~/.bashrc
を読み込みます。
以上です。おつかれさまでした。