現場のチームに急遽メンバーが増加して全員の状況を把握することが難しくなったために工夫してみたことです。
やったこと
現場の朝会で使用しているConfulenceのページの各個人の欄にパワプロで使われている調子を表すアイコンを導入してメンバーに日々の状態をアイコンで表してみてくださいとお願いしてみました。
↓こんな感じのやつ
得られたこと
- 現状割り振っているタスク状況(やばいのかやばくないのか)が見えるようになった
- メンバーの日々の体調が分かるようになった
- メンバーの精神状態が分かるようになった
- 報告がいつもより楽しくなった(←意外と大事)
具体的にどんな効果があったのか
タスクの見える化、報告粒度の平準化
メンバーのタスク状況が見える化しただけでなく、報告が不得手なメンバーも同じ粒度で状況を把握できるようになりました。
やはり、口頭での報告だけであると人によって報告粒度に差が出てきてしまいます。
とはいえ、細かく毎日報告内容を記載してもらうのも本人に負担になってしまうので、パッと見てわかるこの方法は最小の労力で大きな効果を得ることができました。
体調の見える化、遅延リスクの察知
体調はプロジェクトでマネジメントする上であまり管理されていないところですが、実は結構進捗に影響の出る要素(リスク)だと考えてます。
体調が悪いと生産性は当然落ちるので、期限ぎりぎりのタスクを割り当てている場合など、遅延のリスクが出てきます。
ですが、なかなか「体調が悪いです」とは報告しにくい部分もあるので、アイコンを利用して表現することでそこの敷居を低くすることができました。
(もともとパワプロアイコンは調子を表すものですしね)
精神状態の見える化、離脱リスクの察知
精神状態も生産性に大きく影響を与える要因となります。なので、こちらを見える化したことでメンバーの精神状態を把握することができるようになりました。
精神状態がいまいちなメンバーはメンタル的なフォローが必要になります。
もしかしたら今のタスクが嫌でモチベーションが上がらないのかもとか、メンバー離脱のリスクを事前に察知できる可能性もあります。
報告が楽しくなった
パワプロアイコンという一見仕事と関係なさそうな遊び感覚のものを採用したことでアイスブレイクのような効果を得られました。
なんでパワプロなの?
分かりやすかったので(笑)
正直表現できればなんでもよいと思います!!
参考
カイゼンジャーニー( https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798153346 ) に出てくるファイブフィンガーにヒントを得ました!(ググってもファイブフィンガーについて出てこなかったですが)
ファイブフィンガーとはカイゼンジャーニーの中で朝会で五本指で今の状態を表現するというマネジメント手法のことです。
今回のパワプロアイコンはそれを自分なりにアレンジして導入してみたものとなります。