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【GAS + Slackbot】毎朝担当を通知する当番botをつくる

Last updated at Posted at 2022-03-31

はじめに

弊チームでは、朝会の司会を持ち回りでやっています。
しかし、当番の人が司会担当であることをちょくちょく忘れるので、Slackbotを作ってみました。
本記事ではその作り方を紹介します。

1. Botの用意

以下の記事を参考に、Botを用意してください。
https://qiita.com/k_ued/private/07978ede29a67be761bb

2. ユーザー情報をまとめる

スプレッドシートに当番にあたるユーザー情報をまとめます。
必要なデータは「ユーザー名」「ユーザーID」の2つです。
以下のようにまとめます。

image.png

3. スプレッドシートで当番を取得するGASを書く

「次の当番はだれか」を保持する必要があるため、D1セルにポインタを保持しています。
最初の1回目が誰かを示しておく必要があるため、ちょっとだけGSSを編集する必要があります。

GSS

image.png

コード

const GSS_ID = "スプレッドシートID";
const GSS_SHEET = "sheetA";
const POINTER_CELL = "D1";
const NUMBER_OF_PERSON = 3;

/**
 * GSSから当番を取得する
 */
function getDutyUser() {
  // シート取得
  const book = SpreadsheetApp.openById(GSS_ID);
  const sheet = book.getSheetByName(GSS_SHEET);

  // ポインタ取得
  const pCell = sheet.getRange(POINTER_CELL);
  const p = pCell.getValue();

  // ユーザー取得
  const dutyUser = sheet.getRange(p, 1, p, 2).getValues();

  // ポインタ追加
  pCell.setValue((p % NUMBER_OF_PERSON) + 1);

  return {
    name: dutyUser[0][0],
    id: dutyUser[0][1]
  }
}

GSSの操作については以下の記事を参考にしてください。
https://qiita.com/k_ued/items/90e088368c2c653b75f3

4. メッセージを投稿するGASを書く

ライブラリの追加

SlackAPI用のライブラリを入れます。
GASを開き、左のメニューから「ライブラリ」の+ボタンを押下します。

スクリプトIDに以下の値をコピペし、検索したのち、追加します。
1on93YOYfSmV92R5q59NpKmsyWIQD8qnoLYk-gkQBI92C58SPyA2x1-bq

コード

function postSlackbot() {
  // ボットのトークンを設定
  const token = "xoxb-XXX";
  const slackApp = SlackApp.create(token);

  const dutyUser = getDutyUser();

  // 投稿先
  const channelId = "#hogehoge";
  // 投稿するメッセージ
  const message = `<@${dutyUser.id}> 今日の担当は${dutyUser.name}さんです。`

  // postMessageメソッドでボット投稿
  slackApp.postMessage(channelId, message);
}

5. GASのトリガーを設定

あとは好きな曜日、時間に投稿されるようトリガーを設定するだけです。
トリガーは左のメニューから設定できます。

2022-03-31_14h26_24.png

トリガータブを開いたら、右下の「トリガーを追加」ボタンを押下します。
すると、ダイアログが開かれるので、以下のように設定します。

image.png

大事なのは以下の2点です。そのほかのメニューについてはお好みのものを選択してください。

  • 実行する関数に[postSlackbot]を設定する
  • 実行するデプロイに[Head]を選択する

注意事項

  • 「平日だけ通知する」としたい場合は、トリガーを5つ設定する必要があります。
  • 現状、当番の入れ替えやスキップ機能が備わっていません。今後追加していく予定です。
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