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Rでopenxlsxを使ってエクセルファイルを読み込む際の注意点

Last updated at Posted at 2022-12-14

はじめに

Rにopenxlsxのパッケージを読み込み、loadworkbookでエクセルファイルを読み込むと下記のようなエラーメッセージが表示され、読み込めないことがあったので、当方の環境でこのエラーを解消した方法になります。

Error in substring(x[ind], so, eo) : 
  invalid multibyte string at '<83><e3><82>ッ"/>'

1.PNG

環境

R 4.1.2
openxlsx 4.2.5.1
Excel2016

取り込みたいエクセルファイル

2.PNG

対処

エクセルファイルのテーマを変更する

  • 取り込みたいエクセルファイルを開き、ページ レイアウト-フォント-フォントのカスタマイズの順にクリックする。
    3.PNG

  • 日本語文字用のフォント見出しのフォント(日本語)本文のフォント(日本語)に「Yu Gothic」と入力し、保存をクリックする。
    (プルダウンから選択することはできないので、「Yu Gothic」と入力すること!!)
    4.PNG

  • エクセルファイル自体を保存する。
    5.PNG

修正したエクセルファイルをもう一度取り込みなおす

  • エラー無く取り込める!!
    6.PNG

最後に

Excel2016以降では、エクセルのデフォルトテーマのフォントに「游ゴシック」が採用されています。
そのため、何も気にせずExcel2016以降で作成されたエクセルファイルのテーマが「游ゴシック」になっており、そのファイルをopenxlsxで読み込むと「游」の文字コードが対応していないためにエラーとなってしまうようでした。

私自身フォントにあまり詳しいわけではないので、以下想像になります。
各種Office製品や、その他エディタ等のフォントを指定する際、フォント名は日本語である必要がありません。
そもそもOfficeは日本だけで使用するものではないので、当たり前といえば当たり前かと思いますが・・・。
実際にExcelに限らず、Wordであってもフォントを選ぶ際に日本語を使った「MS ゴシック」等を必ずしも選ぶ必要はないということです。
「MS ゴシック」の場合、PC内部では「MS Gothic」としても認識されます。
今回の「游ゴシック」も「Yu Gothic」と日本語でないフォント名で指定すれば良いということでした。

とはいえ、なんでMicrosoft製品のデフォルトフォントは「游ゴシック」になってしまったんですかね・・・。
フォント自体はべつにダメとは言いませんが、「游」なんて特殊な漢字使わなけりゃいいのに・・・。

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