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SASの紹介

Last updated at Posted at 2019-12-06

グレンジ Advent Calendar 2019 7日目を担当させていただきます k_tateyama です。
前職で少し触っていたSASについての軽いご紹介をさせていただきます。
近年SASを取り扱った事業が増えてきているものの、まだ日本では知名度の低いSASの触りになれば。

SASについて

SASとは、米SASインスティテュート社が開発・販売をしている製品です。
世界的に人気の高い統計解析ソフトウェアで、データベースなどに蓄積されたデータを統計的手法をはじめとする様々な解析手法を用いて分析し、結果を表やグラフなどで表すことができます。
また、SASが得意とするデータ処理は、生データの統計解析やデータマイニングといった、データ分析処理です。
これらのことから、RやSPSS、Pythonなどと比較されることが多いです。

SAS単体でも結果を表やグラフで表すことは可能ですが、csvファイルへ書き出してTableauへ読み込ませるといったこともできます。

SAS は、企業の経営課題解決を支援するアナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーです。

1976年に創業して以来、連続した成長を続けており、全世界で約80,000 サイトで SAS が採用されています。 SASは、高度な分析と将来予測を実現するフレームワークにもとづき、革新的なソリューションを提供しています。複雑な経営課題を解決するビジネス・ソリューションによって迅速で正確な意思決定を実現することで、顧客のパフォーマンス向上と価値の創出を支援します。

引用URL : https://www.sas.com/ja_jp/home.html

こちらがSASの導入事例です。
分析やマーケティング、データ管理、不正感知など様々なことに使われています。
https://www.sas.com/ja_jp/customers.html#filterlist=

SAS言語について

SAS言語の記述ルールなどは今回割愛させていただくとして、SASはSAS言語以外にもSQLを使用することができます。
また、GUIでプログラムを操作をすることも可能なので、プログラム知識がほとんどない人でも扱いやすくなっています。

SASの製品について

SASとは一概にいっても、製品は一つだけではありません。
数ある製品の一部をピックアップしてご紹介させていただきます。

製品一覧:https://www.sas.com/ja_jp/software/all-products.html

SAS University Editionを実際に使ってみる

実際にSAS University Editionをインストールしたので、早速使ってみたいと思います。

こちらが、SAS University Editionを起動した画面になります。真っ白です。

1.png

実際に簡単なプログラムを記述していきます。

・データセットの作成
データセットと呼ばれるテーブルを作成するためのプログラムを記述しました。
他にも作成できる記述方法はあるので、興味を持たれた方はぜひ検索をしてみてください。
SASのプログラムには文末に必ず;が必要になるので注意が必要です。慣れないうちのエラー原因は大抵こいつです。
2.png



・記述したプログラムを実行
実行をすると、入力をした内容のテーブルが作成されました。
3.png

SASの書き方がわからない!という時は、SQLでも記述が可能なので、実際に記述した例が下記のものです。

4.png

・作成したテーブルを集計
簡単にグラフなどに変換して集計できる機能がありましたので、円グラフを使ってみます。
左側の「▼ タスクとユーティリティ」からグラフの中にある円グラフを選択して、真ん中で必要な設定を行なっていきます。
右側のプログラムは設定を進めていくと自動で記述されるので、プログラムで記述する場合の参考になります。
5.png

実行をしてみると・・・

6.png
名前毎に数を集計し、円グラフで表すことができました!
使いたい集計方法を選び、設定を行うだけなので誰でも簡単に扱うことができそうです。

他にも下記画像のような集計もできるようです。
7.png
今回使用したSAS University Editionは非営利目的で利用できるソフトウェアなので、SASに興味を持たれた方はまずはお試しでこちらのものを使用してみてはいかがでしょうか。

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