はじめに
自己紹介から。Qiitaデビューです。今までは貴重な情報源としてお世話になりっぱなしでしたが、今年は自分からも発信していきます。
私は独立系ソフトウェアベンダーに勤めているアラフォー(まだ30代の方)の男です。業務系を中心とし、提案見積もりから開発、運用保守まで一次受けとして(二次受けもあります、二次の方が多いかも)10年以上経験を積んできました。
情報発信・ブログはデビューなので皆様暖かく見守ってください。アドバイスなどよろしくお願いいたします。
この記事のポイント
・DXを実現するためのローコード開発基盤の紹介
・開発基盤の費用感
なぜ2020年情報発信デビューしようと考えたか
冒頭にも書いたとおり、私は業務系システムを10年以上開発してきました。
しかし、今まで最新の技術を使う機会がありませんでした。
最新イコール誰かの役にたつ情報とは限らないのですが、本で自主学習した内容を発信するより、現場で実際に使用することにより得られた一次情報を発信したほうが価値があると考えております。
そして、今やっと新しい技術、具体的にはローコード基盤にてシステム開発中なので、デジタルトランスフォーメーション(DX)に絡めて情報を発信していこうと考えました。(2020年という語呂もいい感じ)
デジタルトランスフォーメーション(DX)とローコード
デジタルトランスフォーメーション(DX)とローコードについて、経済産業省資料の「3.3 DX実現に向けたITシステム構築における。。。」のなかで「アジャイル開発方法」、「マイクロサービス化」というキーワードが出てきます。また、システムが実現すべきゴールイメージとして、「ビジネス・モデルの変化に迅速に追従」と記載されています。
マイクロサービスは現場で使用した経験はないのですが、「アジャイル開発方法」と「ビジネス・モデルの変化に迅速に追従」の観点からローコード基盤を活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現を提案します。
DXを実現するためのローコード開発基盤の紹介
ローコード開発基盤として、ローコードという言葉が使われる前からあるものや最近出てきたものなど私が知っている限りでも10以上ありますが、その中で下記3つのローコード基盤をお客様へ提案しており、採用もされてます。
- PowerApps
- AppMaker
- Outsystems
PowerApps
マイクロソフトのローコード開発基盤。PowerPointでスライドを作成するように、簡単にアプリケーションの開発ができます。
AppMaker
Googleのローコード開発基盤。PowerAppsと比較しコードを書く場面は多いがその分柔軟なシステムの開発ができます。
Outsystems
Outsystemsのローコード開発基盤。実績は十分、世界でローコードといえばOutsystems。基幹システムのリプレースも可能。(個人的にPowerAppsとAppMakerで基幹システムは無理と考えています。)
開発基盤の費用感
PowerApps
2019年10月からライセンス体系が変更となり、はっきりと書いてある場所はみつけられていないのですが、OFFICE365を契約していれば使用可能です。ただし、データベースを使用することができません。データベースを使用するためにはPowerApps単体ランセンス(1,090円/月)が必要となります。
ハードコピー引用元
AppMaker
G SuiteのBussinessプラン(1,360円/月)から使用可能です。Gmailをビジネスで使用中でGドライブの容量が無制限であればBussinessプラン以上の可能性が高いので、追加料金なしで使用することが可能です。ただし、こちらもデータベースを利用する場合、別途準備する必要があります。親和性が高いDBとしてはGoogleCloudPlatformのCloudSqlがあります。従量課金ですが、試しに使ってみるのであれば、月3,000円かからないです。
Outsystems
Outsystemsの日本代理店の会社担当者と打ち合わせをして、実際のライセンス料金を伺いましたが、ネットで公開されていないためざっくりというと、100ユーザーで年間数百万円です。
こちらは、学習用のコミュニティバージョンが公開されているため、無料でOutsystemsを試すことができます。
まとめ
実際に現場で使用しているのは、PowerAppsとAppMakerなので、開発用のTIPSとして情報発信できればと考えております。
よろしくお願いします。