先日、CCIE Enterprise Infrastructureのラボ試験(2回目)を受験しました。
結果は100点満点中...20点くらい?でした。ですが、各セクション0%は回避できたので少し成長したと思いたいです。
感想
似たような問題もありましたが、前回すんなりconfigを設定できた問題がトラブルシュートになっていたりと、まったく同じ問題は少なかったように思います。
前回よりは落ち着いていたものの普段通りとはいかなかったです。些細な仕掛けにも気づけずに時間を無駄に費やした箇所がいくつかありました。
時間がなくなってくると焦って、落ち着いて考えれば分かりそうな問題も後回しにしてしまいました。いかにスムーズに基本設定を完了させて時間と心に余裕を持たせるかが課題だと感じました。
今回変えてよかったなと思うことは、画面のレイアウトです。
前回の試験で全体をふわっと(かっこいい言葉でいうと俯瞰して)考えることを求められている気がしたので、全体の構成図と詳細な構成図を常に表示していました。前回は必要な時に出していたので、画面がごちゃごちゃになってしまうというロスもありました。
あと、terminalの機能も活用しました。複数装置をまとめて開くと画面が整理できるし、一括でコマンドをいれる機能を使うことでコピペ回数はかなり減った気がします。
それでも時間は足りないし合格までは程遠いので、あとはもう勉強するのみです。
年度内にもう一回ラボ予約とれるといいな。
前回以降やったことと、これからやることを書き残します。
やったこと
前回からの期間は約2か月です。
丁寧に勉強することと、英語の長文に慣れることを意識しました。
1.『End-to-End QoS Network Design: Quality of Service for Rich-Media & Cloud Networks (Networking Technology) 2nd Edition』
図が多めでわかりやすいです。
Chapter 11. QoS Design Principles and Strategiesがまとめのようになっていて、試験までに何回か読み返しました。ただ、前回ほど詳細まで問われなかったです..
2.『Optimal Routing Design』
演習に重点をおいた本だと「R1にルート集約する設定をいれなさい」というように決められていることが多いですが、この本を読むと「なぜR1なのか」という理解が深まります。それぞれの技術のメリット・デメリットが説明されていて、文中の"advantage" "issue"という単語に印をつけながら読みました。
3.『CCIE Enterprise Infrastructure Foundation, 2nd Edition』
演習問題集です。勉強をはじめたころからお世話になっていますが、いまだに発見があります。この本のおかげで引き出しの数はすごく増えました。正解できたところも解説を丁寧に読んで、疑問に思ったことを調べていく方法で勉強しなおしました。
4.『Cisco Software-Defined Wide Area Networks: Designing, Deploying and Securing Your Next Generation WAN with Cisco SD-WAN』
SD-WANについて体系的に理解したいなと思い購入しました。SD-WANのpolicyは種類がたくさんあってわかりづらいと感じていましたが、この本はそれぞれのpolicyについて丁寧に記載してくれています。Use Caseが豊富で、同じCaseでも複数パターンの設定が記載されているところが良いです。
やること
全体的に勉強しなおそうと思います。
・learning matrixを参照しながらCCOや書籍をひととおり確認
・『Cisco Software-Defined Access』読む
おまけ
ラボ試験について、Enterprise Infrastructure受験者向けの公式動画がありました。
CCIE試験で求められることや採点基準、改定前との違い、画面操作などの動画です。
v1.0の説明のようですが、試験環境や求められることはv1.1も同じと思うので、受験前までに絶対見たほうがいいです。
CCIE Enterprise Infrastructure Training Videos