はじめに
本記事では、NewRelicを使って簡単にセッションリプレイを導入する方法についてご紹介します。
セッションリプレイとは、Web サイトに訪れたユーザーがUI上でどのような行動を取ったのか記録できる機能です。
NewRelicを使うと簡単に実現できたので、ご興味のある方はぜひご一読ください!
※こちらでは、すでにNewRelicのAPMを導入した後のRuby on rails アプリケーションに対して、ブラウザモニタリングを導入する方法を解説しています。
APMの導入方法について気になる方はこちらをご参考ください。
設定方法
まずはブラウザモニタリングを実装する必要があります。
Browserタブから"Add data"を選択。
Connect browser data to an application's APM dataを選択。
"Choose your application"画面では、ブラウザを保持しているアプリケーションを選択してください。
さらに次の"Configure browser agent"画面で、セッションリプレイを動作させるために"Capture session replays"をONにします。
Sample rate of total sessions (%)では、全セッションのうち、何%を記録するか指定できます。デフォルトでは10%となっています。
Sample rate of total sessions with errors (%)では、エラーが起きたセッションのうち、何%を記録するか指定できます。デフォルトでは100%となっています。
ここで、一旦アプリケーションのnewrelic.ymlファイルを編集します。
以下の設定項目がない場合は、ymlファイルに追記します。
browser_monitoring:
auto_instrument: true
次に、HTMLにスニペットを挿入します。
Browser>applications>application settingsに移動し、次の画面から必要なスニペットをコピーします。
HTMLのヘッダー内に、先ほどCopyしたスニペットを挿入します。スニペットはなるべくヘッダー上部に挿入するようにしましょう。
これらを設定したうえで、最後の画面に遷移し、See your dataでモニタリング画面に遷移します。
正常にデータの登録ができたら、以下のような画面が見えるはずです。
赤枠で囲まれたSession replayの枠から、画面上でのユーザーの行動を確認できます。
Session replay画面では、セッション継続時間の間でのユーザーの行動記録を確認できます。
ユーザーのカーソルは赤色のポインタとして表示され、実際のWebサイト上でのユーザーの行動が再現されます。
※サイトの画像はイメージです。
終わりに
以上、NewRelicのセッションリプレイの設定方法でした。
New Relicでは、APMが実装されていれば、簡単にセッションリプレイを実現できます。
ブラウザモニタリングの導入を検討している方は、ぜひNewRelicを使用してみてはいかがでしょうか!
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