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AWS Certified DevOps Engineer - Professional合格体験記

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はじめに

ARI20新卒2年目の土井と申します。 2021年7月末に AWS Certified Solutions Architect - Professional を取得し([前回の記事はこちら](https://qiita.com/kosuke_doi/items/0229ae98ddeb271b69ce))、かなり時間が経ったので、そろそろ次の資格を...と、思い AWS Certified DevOps Engineer - Professional の受験してきました。 同じ資格を目指す人の役に立てば、ということで記事を書きます。

以下試験結果です。
合格ラインが750点に対して829点とSAPの時よりも余裕を持って合格できました。
image.png

教材

勉強に使った教材は以下の公式サイトのトレーニングです。 https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-devops-engineer-professional/

URLから飛んでもらうと、↓の画像のように、試験ガイド、サンプル問題、公式練習問題集、デジタルトレーニングを確認することができます。

image.png

私が勉強した流れとしては、
2021年11月1週目 :試験ガイドの確認
2021年11月2,3週目:デジタルトレーニング
2021年11月4週目 :有料模擬試験
2021年12月1週目 :サンプル問題
2022年 1月1週目 :公式練習問題集
2022年 1月8日10時:本試験受験
といった感じでした。前回のSAPの時と同様、12月は寝かせる期間でした。
AWS経験としては、SAPに合格した時も書きましたが、2020年の8月からなので1年4か月程です。今回も実業務はDOP合格にかなり影響したと思います。

試験ガイド

どの試験においても大事だと思いますが、試験範囲の確認に使います。 試験の形式としては、AWS資格を受験したことがある人はおなじみですが、四者択一と複数解答の選択問題で、75問180分(初めの説明5分、終わりのアンケート5分合わせて190分)に対して1000点満点で750点が合格ラインとなっています。すごい当たり前ですが1時間で25問を解くペースです。1問あたり2分ちょっとなので、180分あるからとゆっくり解答していると時間が足りなくなる可能性があります。受験中は何度も解答数に対する残り時間を確認していました。同じ問題を悩みすぎて、後ろの問題を解答できずに不合格になるのはもったいないです。長考しそうになったらフラグを立てる機能があるので活用して、全部解いた後に戻ってくるのも大事だと思います。

そして、勉強を始める前に試験範囲と配点の確認をしましょう。
以下は試験ガイドの抜出です。

分野 1: SDLC の自動化:22%
1.1 CI/CD パイプラインを自動化するために必要な概念を適用する。
1.2 ソース管理戦略の内容、およびソース管理戦略を実装する方法を決める。
1.3 テストを自動化および統合するために必要な概念を適用する。
1.4 アーティファクトをセキュアに作成および管理するために必要な概念を適用する。
1.5 展開/配信戦略の内容 (例: A/B、ブルー/グリーン、カナリ-、レッド/ブラック)、および、AWS サービスを使用して展開/配信戦略を実装する方法を決める。
分野 2: 構成管理および Infrastructure as Code:19%
2.1 展開ニーズに基づいて展開サービスを決める。
2.2 業務ニーズに基づいて、アプリケーションとインフラストラクチャの展開モデルを決める。
2.3 リソースプロビジョニングの自動化においてセキュリティ概念を適用する。
2.4 展開にライフサイクルフックを実装する方法を決める。
2.5 AWS の構成管理ツールおよび構成管理サービスを使用してシステムを管理するために必要な、概念を適用する。
分野 3: 監視およびロギング:15%
3.1 ログおよびメトリクスの集計処理、格納処理、および分析処理をセットアップする方法を決める。
3.2 環境の監視および環境におけるイベント管理を自動化するために必要な概念を適用する。
3.3 オペレーティングシステム、インフラストラクチャ、およびアプリケーションを監査、ロギング、および監視するために必要な概念を適用する。
3.4 タグ付けなどのメタデータ戦略を実装する方法を決める。
分野 4: ポリシーと標準の自動化:10%
4.1 ロギング、メトリクス、監視、テスト、およびセキュリティに関する標準を遂行するために必要な概念を適用する。
4.2 自動化によってコストを最適化する方法を決める。
4.3 統治戦略を実装するために必要な概念を適用する。
分野 5: インシデントおよびイベントへの対応:18%
5.1 問題をトラブルシューティングし、また、運用復旧方法を決める。
5.2 イベント管理とアラート通知を自動化する方法を決める。
5.3 自動復旧を実装するために必要な概念を適用する。
5.4 イベント駆動型自動アクションをセットアップするために必要な概念を適用する。
分野 6: 高可用性、フォールトトレランス、およびディザスタリカバリ:16%
6.1 マルチ AZ アーキテクチャとマルチリージョンアーキテクチャのどちらが適切かを決める。
6.2 高可用性、拡張性、およびフォールトトレランスを実装する方法を決める。
6.3 業務ニーズ (例: RTO/RPO、コスト) に基づいて適切なサービスを決める。
6.4 ディザスタリカバリ戦略を設計および自動化する方法を決める。
6.5 障害点の観点から展開を評価する。

受験した感覚としては、構築を自動化するCloudFormationとデプロイを自動化するいわゆるCode三兄弟なにかイベントが起きた時に検知し通知するCloudwatchEvent(EventBridge)とConfig障害復旧のためのバックアップの設計辺りがよく出題された印象です。

デジタルトレーニング

試験ガイドをサラッと流した後、AWS skillbuilderを実施しました。 公式サイトから飛ぶと英語版になるので日本語版を探すといいです。 検索時に日本語でフィルタをかけると楽に見つかります。 ![image.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/1185845/c4f280c8-f083-a2a6-39ac-aea84d5a52f6.png)

このトレーニングは、コースの概要、試験ガイドの6分野、まとめの8レッスンで構成されており、各レッスン毎に20分前後の講義動画とメインの6分野については4~6問の練習問題と2,3分の解説動画が付いています。解説付きの公式の問題は珍しいので、ある程度勉強している方であれば、練習問題だけ解いてもいいかもしれません。

サンプル問題

こちらも公式サイトからダウンロードできるものです。 レベル感としては本試験で出題された問題と同じ系統の問題も含まれており、腕試しで解答するといいと思います。~~2番はほぼそのままでたような。。。~~ こちらの問題も無料で取り組める解説付きの問題ですので活用して損はないと思います。

有料模擬試験

公式の有料模擬試験は11/27に受験しました。前回のSAP合格時の模擬試験無料バウチャーを使用し受験しました。 スコアとしては総合スコアが45%で、トピック別スコアが以下の通りでした。 >1.0  SDLC Automation: 25% >2.0  Configuration Management and Infrastructure as Code: 33% >3.0  Monitoring and Logging: 66% >4.0  Policies and Standards Automation: 66% >5.0  Incident and Event Response: 0% >6.0  High Availability, Fault Tolerance, and Disaster Recovery : 100%

勉強しないとなってスコアでしたが、勉強が必要な分野がはっきりして勉強を進める指針になり役に立ちました。また回答形式が本番と同じなので試験慣れという意味でも受験してよかったです。DOPを受験するような人は、SAA等他の資格を既に合格していると思うので形式には慣れていると思いますが、DOPは問題文が長く
こちらは後述する無料の練習問題集が公開されたことにより2022年の6月末までは他のAWS資格合格時のバウチャー消化のために受験できますが、それ以降は受験できなくなります。

公式練習問題集

こちらは2021年の年末にAWSからクリスマスプレゼントとしていただいたものです。~~koiwaclubのサブスク利用料が浮きました。~~AWSサンタさんありがとうございます。詳しい利用方法は[クラスメソッドさんの記事](https://dev.classmethod.jp/articles/new-aws-official-practice-questions/)を参照してください。デジタルトレーニングの中の**AWS Certification Official Practice Question Sets (Japanese)**を実施することでコードが発行され、専用のページでそのコードを入力することで練習問題を解くことができるようになります。 年末、勉強をあまりしなかった~~サボった~~ので、年明けから試験前日までに実施しました。本試験より少し難しかった印象です。

おわりに

AWS Certified DevOps Engineer - Professionalに限らず、AWSの認定資格を受験して、毎回思うのですが、選択式だから消去法的に正解を導いて、合格点を取れたかな、と。ただ、消去法で解いている時点でまだまだ知識不足を感じます。実際に問題慣れすると選択肢のこれとこれは違うなっていうのがなんとなくわかってきます。この合格を機によりAWSの知識を身に付けていけたらと思いました。

次はスペシャリティ系の資格かな....

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