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ソフトウェアRAID の初期設定と運用 - mdadm

Last updated at Posted at 2015-05-16

最近利用することがなくなった ソフトウェアRAID だが 初期構築と運用方法をまとめる。(CentOS/Redhat)
###初期設定

2台のHDDにパーティションテーブルを作成する。

#####HDD1台目 パーティションテーブルの作成 (/dev/sdb)

# fdisk /dev/sdb
 コマンド (m でヘルプ): n
コマンドアクション
   e   拡張
   p   基本パーティション (1-4)
p
パーティション番号 (1-4): 1
最初 シリンダ (1-1044, 初期値 1):1
Last シリンダ, +シリンダ数 or +size{K,M,G} (1-1044, 初期値 1044): 1044

#####作成したパーティションのタイプを Linux raidに設定

コマンド (m でヘルプ): t
選択した領域 1
16進数コード (L コマンドでコードリスト表示): fd
領域のシステムタイプを 1 から fd (Linux raid 自動検出) に変更しました

#####パーティションテーブルの保存

コマンド (m でヘルプ): w
パーティションテーブルは変更されました!

#####パーティションテーブルの確認

# fdisk /dev/sdb -l
デバイス ブート      始点        終点     ブロック   Id  システム
/dev/sdb1               1        1044     8385898+  fd  Linux raid 自動検出

#####HDD2台目 パーティションテーブルの作成 (/dev/sdc)

# fdisk /dev/sdc

手順はHDD1台目と同様のため省略

#####ソフトウェアRAID設定
2台のHDD(/dev/sdb, /dev/sdc) をソフトウェアRAIDとして /dev/md0 に割り当て

# mdadm --create /dev/md0 --level=raid1 --raid-devices=2 /dev/sdb1 /dev/sdc1

#####ファイルシステムの構築
作成したRAIDデバイス(/dev/md0)にファイルシステム(ext3)を構築します。

mke2fs -j /dev/md0
ファイルシステムのマウント
# mkdir /mirror
# mount /dev/md0 /mirror/
RAID 情報の保存
# mdadm --detail --scan > /etc/mdadm.conf

起動時にマウントされるように /etc/fstab へ追加

# vi /etc/fstab
/dev/md0            /mirror          ext3      defaults    0 0

初期構築は以上です。/mirror にソフトウェアRAIDがマウントされています。

###運用方法

#####RAID状況の確認(同期やリビルド)

# cat /proc/mdstat

#####詳細確認

# mdadm --detail /dev/md0

#####1台目のハードディスク /dev/sdb に障害を発生させる

# mdadm --fail /dev/md0 /dev/sdb

#####障害が発生したHDD /dev/sdb を/dev/md0 から切り離す

# mdadm --remove /dev/md0 /dev/sdb

#####RAIDデバイスにハードディスク /dev/sdb を追加する

# mdadm --add /dev/md0 /dev/sdb

#####HDDの詳細

# mdadm --detail --scan 
ARRAY /dev/md0 metadata=1.2 spares=1 name=centos:0 UUID=7aef3364:f7d73931:8c05ce32:dcd9ae39

#####HDDを交換した場合は RAID情報を保存

# mdadm --detail --scan > /etc/mdadm.conf

###その他

ブートディスクをソフトウェアRAIDにする場合

上記の例では不必要だが、MBRを書き込むディスクをRAIDとするときは、2本目のハードディスクにもMBRを書き込む必要がある。

rootとしてログインし、GRUB コマンドを実行します。

  [root@linux ~]# grub   
  grub> root (hd0,0)   
  grub> setup (hd0)
  grub> root (hd1,0)  
  grub> setup (hd1)   
  grub> quit
mdadm コマンドが利用できない場合
# yum install mdadm
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