オブジェクト指向って再利用できるから良いってどこの記事、本にもまとめられています。
そんなの誰でもわかってるけど、それだけではいまいちピンと来ていなかった。
たぶんそれは僕がオブジェクト指向ネイティブだから。
オブジェクト指向が普及していなかった時にプログラミングをしていた人からするとオブジェクト指向は画期的だったのだろう。でもそんなことは知ったこっちゃない、そうしろとプログラミング言語に言われるのだから。誰かに「あーしろ」「こーしろ」と言われるわけではない。そうしないと基本的に動かなかったり、意味不明な挙動をするのだ。
無意識にできていることは素晴らしい事ではあるが、なぜそれが良いのか、どうしてそうするのかを知っていないとエンジニアとは言えない。
そんなある日クライアントにデモを見せるタイミングがあって、デモ中にこんな風にできない?あんな風だといいよね?みたいな言葉が出る。
そんなときに
「あー、それなら秒でできますよ。... リロードしてください。」
「おー!!」
みたいな体験があるとかっこいい。
オブジェクト指向で書いていると挙動の簡単な変更はすぐにできる。
しかもオプションでいろいろ変更できるようにしているとなおさら。
Javascriptのプラグインなどは基本的にoptionで簡単な挙動は変更できる。
クライアントは基本的に表面の動きを見ているので、表面の変えたいところが目の前で変わるのを見れば魔法か何かだと思ってしまうのも無理がない。
エンジニアにとっては当たり前であるが、クライアント(非エンジニア)にとっては魔法に見えることが多くある。その芸を支えるのがオブジェクト指向だと思った。
単に書けるエンジニアではなく、デモで魅せられるエンジニアは強いとおもった。