イントロダクション
AIによる開発サポート機能が流行しています。
vscodeやPyCharmに「ChatGPTプラグイン」を入れてみたりしていた方も多そうですが、ついにPyCharmの開発元JetBrains社からも「AI Assistant」という機能がリリースされました。
制限
他のサービスと同じく申請が多いと順番待ちが発生する可能性があります。
また、Pro以上に含まれる有償機能のため無料のCommunity版では利用できないようです。
Early Access Programの間だけProで無償のようです。
インストール
まずはPyCharm本体のバージョンを最新の2023.2にアップデートします。
あとはプラグインをインストールしたら画面に従ってアカウントと紐づけします。メールが届けば利用可能です。
使い方
チャットでの問い合わせ
ツールウィンドウに「AI Assistant」が隠れているので表示したら使えます。
日本語で問いかければ日本語で返してくれます。
コンテキストメニュー(右クリック)からの利用
※Japanese化プラグイン入れてます
New chat using selection
新しいチャットタブを開いて現在選択中の内容を送信できる状態にします。
ドキュメントの追加
docstringを追加してくれます。
Explain ~
選択箇所のコードの読んで説明してくれます。
初見のコードを読み解く際に役立ちそうです。
英語で返ってきますが、日本語でとお願いすれば日本語にしてくれます。
Suggest refactoring
リファクタリングをお願いできます。
with文無し、close無しの関数を投げると以下の通りになります。
Find potential problems
問題点の調査をお願いできます。
エラーの説明
エラーした際に「Explain with AI」という表示が出ますのでクリックすると原因について解説してくれます。
コミットメッセージの作成
コミットする際のメッセージを生成してくれます。英語で出てくるので手動で翻訳する必要がありそうです。
その他
サービス プロバイダーは?
OpenAIらしいです。
やってはいけないことは?
- JetBrains AIのリバースエンジニアリング、不正アクセス
- 第三者にJetBrains AIを利用させること
送信される情報は?
"Input" means any instruction, source code snippet, text, or other information sent by You or Your Users through JetBrains AI to an AI Service.
「入力」とは、お客様またはお客様のユーザーが JetBrains AI を通じて AI サービスに送信する指示、ソース コード スニペット、テキスト、またはその他の情報を意味します。
とのことで開いているプロジェクト内のデータは送られる可能性があります。