Compute Engineのインスタンス作成後にアクセススコープ権限を変更したくなり少し調べたので記載します。
アクセススコープの変更方法
アクセススコープを変更するにはインスタンスを一度停止し、
gcloudコマンドでスコープの追加・削除をする必要があります。
Cloud Shell
gcloudコマンドはGCPのWebコンソールから利用できるCloud Shell上から実行できます。
コンソールの右上にある以下のアイコンから起動します。
アクセススコープを有効にする
カンマ区切りで複数のスコープを設定します。このコマンドは追加ではありません。
仮に1つしかスコープが指定されていなければスコープが1つだけになってしまうのでご注意ください。
gcloud beta compute instances set-scopes projects/プロジェクトID/zones/ゾーン/instances/インスタンス名 --scopes default,compute-rw,bigquery,storage-full
すべてのアクセススコープを有効にする
cloud-platform のスコープを指定することですべてのアクセススコープが有効になります。
gcloud beta compute instances set-scopes projects/プロジェクトID/zones/ゾーン/instances/インスタンス名 --scopes cloud-platform
すべてのアクセススコープを無効にする
gcloud beta compute instances set-scopes projects/プロジェクトID/zones/ゾーン/instances/インスタンス名 --no-scopes