pyenvの使い方

pythonのバージョンを管理するのにpyenvを使っているけど、新しく構築する際に毎回忘れてしまうので、忘れないようにメモ

1. pyenvの導入

インストール。gitを使って入れる

$ git clone https://github.com/pyenv/pyenv.git ~/.pyenv

pathの設定と設定の適用

$ echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bash_profile
$ source ~/.bash_profile

2. pythonのインストール

pyenvでインストールできるpythonのバージョンを確認。anacondaやminicondaなどもある。

$ pyenv install --list
Available versions:
  2.1.3
  2.2.3
  2.3.7
　・・・
  anaconda3-5.3.0
  anaconda3-5.3.1
  anaconda3-2018.12
  anaconda3-2019.03
  anaconda3-2019.07
　・・・

pyenv installの後にバージョンを指定してインストール。

$ pyenv install anaconda3-2019.07

3. 環境の適用

マシン上で呼び出すpythonのバージョンを指定する。

マシン上の全ディレクトリで呼び出すpythonを指定したい際には、globalで設定する

$ pyenv global anaconda3-5.3.1

ディレクトリによって呼び出すpythonを変えたい場合には、適用ディレクトリ環境下に移動してlocalで設定する

$ pyenv local anaconda3-2019.07

local設定を取り消す際には--unsetを使う

$ pyenv local --unset

4.pyenvのupdate

pythonがアップデートされた場合、pyenvも新しいバージョンに対応したバージョンでないと、新しいpythonをインストールすることができない。
そのため、pyenv自体をupdateする必要がある。プラグインのpyenv-updateを使うと楽。

pyenv-updateの導入

$ git clone git://github.com/pyenv/pyenv-update.git $(pyenv root)/plugins/pyenv-update

下記で、pyenv自体のアップデートが実行される

$ pyenv update

5. その他

pyenvの中のpythonを一覧するには pyenv versionsを使う

$ pyenv versions
  system
  anaconda3-2019.07
* anaconda3-5.3.1 (set by /home/user/.pyenv/version)
  miniconda3-4.3.30