こんにちは。
KHUFRUDAMO NOTESのYoshito Kimuraです。
最近、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)が流行っているようですね。
いろいろ課題・問題もあるようですが。
僕は、音楽制作の全工程(作曲から楽器演奏、アートワーク周りまで)を基本的に一人でやる人です。
そして、制作の効率化のためPython(PyAutoGuiなど)で自動化プログラムをしばしば自作しています。
今回は、創作活動に関係する作業の自動化プログラムを作る中での気付きをまとめてみました!
"創造的"な時間か否か をより意識するようになった。
音楽をはじめとした"創造的"な分野は、自動化による業務効率とそこまで相性が良くないイメージがあるかもしれません。
しかし、実際は「ファイルの書き出し」や「音価の計算」など"創造的"ではない時間も多く存在します。
(むしろ、"創造的"ではない時間の方が多い気もします。)
したがって、芸術関係の分野で自動化プログラムを作るときは、"創造的"ではない時間を意識して見つけるのが大切だと感じています。
「自動化できそうか」考えるだけで意味があった。
「自動化できない作業」はあります。
自動化を阻む理由には、技術、費用、美学…などいろいろな"壁"があると思います。
ただ、その手前に「明確なワークフローが完成していない」壁があると気付きました。
自動化プログラムを作るためには、明確なワークフローの確立が必要です。
また、ワークフローを考える中で、そもそも自動化プログラムを作るよりも、ショートカットキーやテンプレートで対応した方が良いと気付くケースもあります。
そういった意味で「ワークフローを考える行為」自体が、制作の効率化に繋がると感じました。
ちなみに、芸術界隈では、ワークフローなど"型"に沿って作品を作るのを好まない風習もある気がします。
しかし、「"型"を持っているけど、あえて使わない」のと「"型"が無い」のには大きな差があると考えます。
個人的には、"型"は多い方が柔軟な創作ができると感じています。
手を付ける順番が分かりやくなった。
自分の作業を大まかに
①「自動化できる作業」
②「自動化できるけど、自分でやった方がクオリティが上がる作業」
③「(色んな意味で)自動化できない作業」
の3つに分けて考えるようになりました。
すると、「自動化できない作業」→「自動化できるけど、自分でやった方がクオリティが上がる作業」の順番で作業に取り組めば"締切までに作品が完成しない"などの事故が起こるリスクを減らせる気がしました。
結果的に、優先順位の把握はクオリティの安定に繋がるのではないかと感じます。
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