はじめに
人間の煩悩って108個あるんやで。
(という前置きはさておき)
私がエンジニアを目指して勉強を始めてから、スタートアップ企業に入社して今日に至るまでの失敗や感じてきた悩み、未経験エンジニアにありがちなことを共有したいと思い投稿しました。
煩悩30選
108個読むのは大変だと思いますので、30個に絞ってみました。
共感頂ける項目があれば嬉しいです🙌
1.現職(前職)への不満
特に中途で転職を考えている人は多そう。
ポジティブに捉えると、不満がある=改善の余地があるということ。
2.業界や職種への憧れ
隣の芝生は青いという表現にも近いと思います。
しかし、「憧れは理解から最も遠い感情である」→自己分析・業界分析も大事
3.収入面
転職したら年収が一時的に下がるかも知れません。
年収が増えれば今度は所得税なども上がります。それよりもあなたの生活にはお金がいくら必要ですか?
4.働き方
満員電車で毎日消耗したくないですもんね🚃
リモートワークの方が快適だと思いますが、成果をちゃんと出せることも大事。
5.福利厚生の充実
実は前職の方が充実していたってこともあります。
あくまでも福利厚生は、従業員やその家族の生活や仕事をサポートするもの
6.人間関係
「なんとなくWeb系の雰囲気良さそう」はあなたの幻想です(まぼろし〜〜👆)
良い人間関係に恵まれるためには、環境だけでなく自分の人間力も磨くべし。
7.エンジニアの職種多すぎ
エンジニアだけでも数十種類ある!?
(僕の経験上ですが)興味のある分野の方が勉強も長続きしやすいです。
8.何から勉強すればいいかわからない
プライベートなら7と大体同じですね。
会社に入ったら、社内や現場で使われている技術をキャッチアップする。
Webベンチャーなどはいずれどのみちバックエンドもフロントエンドもやることになるケースが多いです。
9.勉強方法
プログラミング初心者なら、Progateのようなオンライン学習サービスから始めることが多いと思います(僕もそうでした)
言語は何でも良いので理解が深まったら、何でもいいから実際にコードを書いたり、アプリを作ってみること。
10.勉強時間の確保
働きながら時間外で勉強するのは大変です。
YouTubeをだらだらみる時間の一部を勉強に置き換えるところから始めてみては?
(生活習慣の見直しにもなります)
11.モチベーションが続かない
最初に目的を決めること。大きなものを最初から作ろうとしてないですか?
パーキンソンの法則は例ですが、タスクを実行可能なレベルまで落とし込むとやることが整理されて続きやすいかも。
12.何を作ればいいかわからない
考えるにあたってエンジニア系YouTuberの山浦さんの動画は参考になります。
ポートフォリオを作る際の全体像がわかりやすいです。
だれのどんな課題を解決した結果、そのユーザーに対してどういうふうになってもらいたいのか。そしてその解決するためのソリューションはどういうものか
13.プログラミングスクールはどこ選べばいい?
(私はWeb制作系出身なので的確なアドバイスはできませんが)
「自分はどんなエンジニアになりたいか?」をまず考えること→逆算してその理想を実現できるカリキュラムやサポートを提供してくれるスクール選びが適切だと思います。
なお、独学→企業に入って仕事しながら学ぶという茨の道もあります。
14.環境構築でつまづく
多いのが、ソフトウェアのバージョンの多さの要因と、エラーの意味がわからないことなど。
メンターがいれば確認したり、自分で調べて一つ一つ丁寧に理解を積み重ねましょう。
15.他人のコードが読めない
メソッドや文法、なぜどのようにして動くのかなどを一つ一つ理解する。
そして自分の言葉やコードで書いたり話したりしてアウトプットするのはもっと大切
16.コードが書けない
コピペではなく、自分で作りたいものを考えて小さく作ってみる。
自分の課題の一つですが、ひたすら量をこなすこと。
17.エラーの意味がわからない
以下はエラーメッセージの大原則からの抜粋です。
- 動詞を含む短い文を探す
- ファイル名が書いてあるときは,そのファイルに原因がある
- 長いエラーメッセージは上から順番に読む
18.何がわからないかわからない
著書「独学大全」の言葉を借りれば、
「わからないことを部分ごとに分ける→部分ごとの解釈を仮定する」
19.他のエンジニアと比較してしまう
その人たちも今のあなたと同じ道を通ってきています。
他者との優劣よりもプロジェクトへの貢献を考えること。比較するなら過去の自分と比較をする。
20.他人よりも覚えるのが遅い(要領が悪い?)
自分が思い描く成長と実際の成長のスピードやブレークポイントは違います。
21.SES業務がつまらない?
私はSESの働き方も割と好きだったりします。
世の中に無駄な仕事は多いかもしれません。しかし、全くいらない仕事はないはず。
つまらないと思うなら、作業の効率化を考えるなどで主体性が培われるかも。
22.質問の仕方がわからない
- 質問の基本を理解する
-
フォーマットを使って工夫する
でもノウハウ以前に質問を行う目的とは、相手との信頼関係を構築する行為であることは念頭に置いておく。
23.教え方が悪い?
メンターの時間も有限なので、教えてもらうのが当たり前ではない。
「他人の教え方以前に自分の教わり方を見直すと視座が高まるかも」、と自分に言い聞かせてます。
24.つよつよエンジニアさんにマウント取られがち
(自分も過去にやってしまってた?と思うので恥ずかしいですが)
彼らは本当は自信がなく小心者なのです。それを補うために自分の知識や経験を武器にしているだけだと思うんです。
なので良いと思った話だけ取り入れて、それ以外の自慢話や自分への否定は受け流しておけばいいです。
(それでも嫌って思ったことは、はっきり言える勇気を持つ)
25.メンタル病みがち
個人差ありますが、真面目な人ほどつまづいた時に自分を責めて深く落ち込みがち。
失敗から学んで成長するということに慣れていきましょう。
実際にエンジニアのメンタルリスクは一般職の3倍と言われています。
26.自分への評価が怖い
どう思われているかは事実ではなく、あなたの解釈です。
悩んだら「本当に周りにそう思われているのか?」と自分に問いかけてみては?
23~25にも関係しますが、自分の成長につながるフィードバックをもらえたなら、相手に感謝して受け止めましょう。
27.エンジニア向いているのか?悩む
クリエイティブディレクター水野学さんの言葉によると、
僕の持論ですが、「センスがない」というのは自分自身が情報を都合よく解釈している状況かも知れません。
その認識のズレを他者からのフィードバックをもらったりして修正していくことで、センスは磨かれると思っています。
28.燃え尽き症候群
他人のために頑張りすぎる人や向上心や責任感、理想が高すぎる人に起こりやすいと思います。
原因を突き詰めると、「一つのことに意識が集中していて視野が狭くなっている」ことが多いのではないでしょうか?
対処方法は人によって様々ですが、例えば適度に休憩や休暇をとり「仕事と私生活のバランスをとる」ことが効果的だと思います。
29.作りたいものが作れない
作りたいものがあれば、仕事以外の場で自分のために全力で作りきってください。
(人の性格にもよりますが)仕事で貢献したいという意欲はその後に自然と出てきます。
30 . 素直になれない
原因は人によって様々です。プライドが高くて人に頼れなかったり、トラウマを抱えている人もいます。
自分の場合は実務(に近い)コードを見た時に、自分の無知さを思い知らされました。
自分の作りたいものを作った上で、プロジェクトへ貢献するために必要な考え方や勉強ができるようになってきました。
おわりに
こうしてまとめているうちに、自分の思考も整理されてきました。
業界の人材不足ひいては社会問題の解決に繋がるアウトプットを今後も続けられればと思います。