LoginSignup
0
0

More than 5 years have passed since last update.

システムの評価指標 応用情報技術者試験 対策日記@11

Last updated at Posted at 2019-01-25

システムの評価指標

1.性能指標

レスポンスタイム

データを入力し終わってから、データの応答が開始されるまでの時間。
サーバの処理にかかる時間のこと。

ターンアラウンドタイム

データの入力が始まってから、応答が完全に終わるまでの時間。
レスポンスタイムにデータの入力時間、データの応答時間を足したもの。

スループット

単位時間当たりにシステムが処理できる処理数。

ベンチマーク

特定のプログラムを実行し、その実行結果をもとに性能を評価する。
有名なベンチマークにはオンライントランザクションに用いるTPC-Cや、整数演算を評価するSPECint、浮動小数点演算を評価するSPECfpなどがある。

2.キャパシティプランニング

システムに求められるサービスレベルから、必要なリソースの処理能力や容量などを見積もり、システム攻勢を計画すること。以下の手順で進める。

①ワークロード情報の収集
ワークロードとは、コンピュータ資源の利用状況、負荷状況のこと。

②サイジング
サイジングとは、システムに必要な規模や性能を見極めて、構成要素を用意すること。

③評価、チューニング

3.RASIS

システム信頼性を総合的に評価する5つの基準。

Reliability(信頼性)

故障や障害の発生しにくさ。MTBF故障率で測る。

Availability(可用性)

稼働している割合の多さ。稼働率で測る。

Serviceability(保守性)

障害時のメンテナンスのしやすさ。MTTRで測る。

Integrity(完全性)

障害時や過負荷時のデータの一貫性を確保する能力。

Security(機密性)

セキュリティ能力。

4.信頼性指標

MTBF(Mean Time Between Failure)

故障が復旧してから次の故障までにかかる時間の平均。

故障率

単位時間内にどの程度の確率で故障するかを表す。
$故障率=\frac{1}{MTBF} $で計算できる。

MTTR(Mean Time To Repair)

故障したシステムの復旧にかかる時間の平均。

稼働率

ある時間にシステムが稼働している確率。
$稼働率= \frac{MTBF}{MTBF + MTTR} $ で計算できる。

また、二つのシステムA,Bの稼働率をa,bとすると、
AとBを並列につなぐと稼働率は(1-a)(1-b)、直列につなぐと稼働率はabとなる。


ホームへ

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0