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完全に理解したTalkAdvent Calendar 2020

Day 24

【エンジニャーのための】業務知識完全に理解した

Last updated at Posted at 2020-12-23

はじめに

この記事は「完全に理解したTalk Advent Calendar 2020」24日目の投稿記事です。

完全に理解した、それはまさに「分かった気になったくらい」の理解できたくらいのもの! 「覚えたての知識」や「この知識なら自信出てきた!」みたいなものから「あれ、ちょっと怪しいかも?」となり始めた知識まで自分が話したい知識をなんでもゆるーく話をしてみませんか!

みんなにOUTPUTして、是非自分の実力を高めちゃいましょう!

運営:  Easy Easy
イベント:完全に理解したTalk
https://easy2.connpass.com/

TL;DR

業務知識とは?
・業務に必要な知識です。
要件定義や基本設計など上流工程での作業を補佐してくれるもの。
あくまでも補佐なので正直なところなくても上流工程作業はできる。
ユーザーが話している内容の理解の助けになる。
プロジェクトに入るときにユーザーからこれくらい心得ておいてよね、と言われたりもする。

結論:業務知識があると仕事が楽になる。

業務知識とは

業務に必要な知識です。以上、終了。
日々の仕事をこなしていくために必要になる知識と定義します。
筆者は業務知識とは大きく以下の4つに分かれていると考えています。

1. 法律
2. 世界/各国の基準
3. 業界の基準
4. 各社の基準

1. 法律

いわずもがな、国が決めた守るべき事柄です。
これに違反すると罰金であったり、訓戒、処罰が降ります。

法によっては割と頻繁に改正が入ります。
直近では2020/10/01に酒税法が変わりました。また、2021/04/01から新しい会計法が施行されます。
会計法や税法はそこそこの頻度で変更があります。それらに関連するシステムを構築、保守するのであれば抑えておく必要があるでしょう。
法に関することは厳密性を求められるため、難解な言葉や言い回し、専門用語が用いられることがあります。
これらを理解するための知識も求められます。

2. 世界/各国の基準

世界の基準であればISO(International Standardization Organization,国際標準化機構)が定める統一的規格があります。
有名なものではメートル法もISOによって定められた規格です。ヤードポンド法は悪
各国の基準とは、例えば日本であればJIS規格、ドイツであればDIN規格の工業規格があります。
モノの大きさ、寸法をこの工業規格によって統一することで、商品を販売している会社が違っても、互換性を保つことができます。
例えばネジを締めることができる、コンセントから電源を取り出すことができる、といったことが可能になります。

3. 業界の標準

小売業界、製造業界、サービス業界、教育業界など業界ごとの標準です。
また、上記の業界の中からさらに細分化して適用される標準もあります。
製造業界の中でも自動車業界は祝日が営業日ですが、これも業界の標準であるといえるでしょう。
この自動車業界の祝日が営業日であり、年末年始やGW、お盆に長期休暇になることを通称トヨタカレンダーと表現したりします。

4. 各社の基準

これについては、実際に各社で従事しないと理解はできないものであると考えています。
各社の基準とは、それぞれの社にある文化であったり、伝統であったりするものからきている慣習であったりするためです。

業務知識があると役に立つシーン

食品製造業界のユーザー(以下A)とあなた(以下B)でシステム化にあたり、以下の会話をしたとします。

B 「では、仕入れた材料はXXで検品され、YYへ納入されるということですね。」
A 「そうです。そして仕入れた材料はZ社へ有償支給品として搬送します。Z社に半製品に加工してもらいます。また、有償支給品の買戻しは粉引きを考慮してください。割引額は加工した重量に応じての割合が決まっています。」

ここで登場する業務知識を求められる用語は3点あります。

  1. 有償支給品
  2. 半製品
  3. 粉引き

これらの言葉の意味が理解できていれば、仕入れた材料がどのような経路をたどり、どのような状態になって買い戻されるか理解できるでしょう。

まとめ

業務知識というのはあくまでも仕事をサポートしてくれるものになります。
業務知識だけあっても当然ダメですし、しかしながら業務知識が全くないというのも効率よく仕事を行うことができません。
実際にシステムを介して取引されるモノ、コトが言葉から理解できるようになれば、システムの使われ方、あるべき姿もイメージしやすくなると思います。

最も言いたいこと:技術と一緒に身につけていきましょう。

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