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はじめに

転職活動して気づいた「これをやっていれば.../やってよかった」をシェアしよう
by 転職ドラフト Advent Calendar 2024
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今回は30代後半の転職で大事だったことを中心に書いていこうと思います。
参考になれば幸いです。

バックグラウンド

まずはじめに私のバックグラウンドとしては下記のようになります。

  • 30代後半
  • エンジニア歴 14年
  • バックエンドのエンジニア(PHPとRuby on Rails)
  • 直近はEMとしてマネージメントに専念している

自己評価ですが、普通に世間からは需要があるエンジニアだと思っていました。
転職活動をする前までは...。

現実とのギャップ

まず最初にびっくりしたことは、圧倒的に書類選考で落とされやすいという事です。
これは、20代〜30代前半ではなかったことです。
海外では年齢というものを採用の判断材料にしないことが多いですが(レジュメにも年齢は書かない)、この日本では年齢というものは大きなハードルとなることを痛感しました。

何を見られているのか

書類選考では年齢を大きく見られる事を痛感しました。
ただし、書類選考では企業側から明確に選考理由は聞けないので、ここはあくまでそういうケースが多数あったという事実にのみに留めておきたいと思います。
では、面接に進んだ場合はどうか?面接では何を見られているのか?
ここに関してはやってきて良かったこと、逆にやってこなくて困ったことが明確に結果に直結することを同じように痛感しました。

やってきた良かったこと

エンジニアとして経験を積んでいくと、エンジニアとして技術を突き詰めていくのか、はたまたEMのようなマネージャーとしての立場になるのか、これはよく聞く悩みだと思います。
私も同じようにこのケースで悩みましたが、マネージャーとして若手のメンバーをまとめる仕事をこの数年はしていました。
マネージャーの道として進むと、以下のような不平不満が溜まってくると思います

  • エンジニアなのにコードを書けない
  • 上司から突然無謀な指示がくる
  • 書類関係の仕事が多すぎる

マネージャー職をやり始めた時には、これらの理由が嫌で本気で会社を辞めようと思っていました。
しかしながら、そこを一歩乗り越えた先にはビジネス視点での経験を得られる大切なフェーズに入ります。
それらの経験により会社視点ではどうなのか?という事を常に意識することになり
この経験は実は今回の転職活動で大きく自分自身の力となっていた事に驚かされました。

ちなみに、エンジニアなのにコードを書けないっていうのは、私の場合はココナラというサイトで初学者向けにプログラミングを教えてる副業を始めた事で解決しました。

コードを書くのはプライベートでやろう!と決めてしまえばこの悩みは解決です!

やってこなくて困ったこと

やってこなくて困ったことも明確になりました。
それはインフラサイドの事です。
最近のエンジニア職ではインフラサイド(いわゆるSREポジション)と開発エンジニアのロールが明確に別れているケースが多く、いい意味でも悪い意味でも自分の専門分野の仕事に専念する事が主だとおもいます。
私自身も、Herokuなどで簡単なインフラ環境の知識はありました。
しかしながら、業務レベルでの大規模なトラフィックに対しての知識は圧倒的に不足していました。

面接の中でよく聞かれる質問としては下記の本がすごく参考になります。

システム設計の面接試験

エンジニアとして大事なことは何か

30代後半のエンジニアとして次のキャリアにステップアップするための転職活動でなにが大事なのか。
それは開発以外の事にも常にチャンレンジをしていくという事です。
コンフォートゾーン、ストレッチゾーン、パニックゾーンという言葉を聞いたことはあるでしょうか。

コンフォートゾーン

意味: 居心地の良い、慣れ親しんだ状態のこと。
特徴:
心理的な負担が少ない
新しい挑戦や変化を避けがち
安全で安定している
成長が停滞しやすい

ストレッチゾーン

意味: コンフォートゾーンの外側で、少しだけ挑戦的な状態のこと。
特徴:
心理的な負担はあるが、やりがいを感じられる
新しいスキルや知識を習得できる
成長を促す最適なゾーン

パニックゾーン

意味: コンフォートゾーンから大きく外れ、負担が大きすぎる状態のこと。
特徴:
心理的な負担が大きすぎて、パフォーマンスが低下する
ストレスを感じやすく、メンタルに悪影響を与える
失敗を恐れてしまい、行動できなくなる

成長するためにコンフォートゾーンを抜け出す

人は、コンフォートゾーン、ストレッチゾーン、パニックゾーンという3つのゾーンを行き来しながら生きています。成長するためには、コンフォートゾーンから出て、少しだけ挑戦的なストレッチゾーンで行動することが重要です。しかし、パニックゾーンに入ってしまい、負担が大きすぎると、かえって成長を妨げてしまいます。

仕事をしているなかでこういった機会は必ず訪れます。私の場合は開発以外の仕事という点においてうまくこのゾーンにハマることができました。

ここらへんの話については、先日参加させてもらったQiitaカンファレンスの山本 学さんのセッションですごくいいお話が聞けました。
EM、DevRel、技術広報、プリセールスエンジニア:技術×新たな挑戦で広がる働き方

最後に

私の場合、内定をもらった会社で評価された点は「考えられるエンジニアで会社視点を持っている」というところでした。最初は嫌だったビジネスサイドの仕事も、チャレンジしていく事で自身の力となる。これを大きく考えさせられた転職活動でした。
私の場合はエンジニアマネージャーというものが大きな経験となりましたが、エンジニアスペシャリストとしてキャリアを進む方も違う形で同じことが言えると思います。
最も大事なのは何かに挑戦し続けることという事です。

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