こんにちは。
今回はAWS Skill Builder チームサブスクリプション内のコンテンツであるAWS Jamイベントを体験する機会がありましたので、
AWS Skill Builder チームサブスクリプション・AWS Jamイベントの内容とAWS Jamイベントを体験してみた感想を紹介します。
1. AWS Skill Builder チームサブスクリプションとは
AWS Skill Builderは、AWSが公式で提供している学習コンテンツです。
500 を超えるデジタルコースやAWS 認定公式練習問題集等が無料で用意されています。
以上のように基本的には無料で利用できるAWS Skill Builderですが、
「個人サブスクリプション」と「チームサブスクリプション」の2つの有償サブスクリプションがあり、
月または年単位で契約することで以下のような学習コンテンツを利用できるようになります。
無料で提供されるコンテンツとサブスクリプションで提供されるコンテンツの差異は以下になります。
このようにサブスクリプションを契約することでAWS Builder Labs等のより実践的な学習コンテンツを利用できます。
各コンテンツの詳細な内容は以下に記載がありますので、参考にしてみて下さい。
今回はチームサブスクリプションを契約し、AWS Jamイベントを体験しましたので次章より紹介します。
2. AWS Jamとは
AWSを利用する際に直面する課題を実際にAWS環境(AWS Management ConsoleやAWS CLI)を利用しながら解決していくハンズオン形式の学習コンテンツです。
各課題を解決していくとポイントが加算されるゲーム形式になっており、
制限時間を設けて複数のチームで競い合いながら学習を行うことができます。
※チームサブスクリプションではAWS Jamを個人で利用することもできます。
課題は「Easy」・「Medium」・「Hard」の3つの難易度で構成されており、
また各課題には解決するための「手がかり」(ヒント)が用意されているため、
AWS初心者の方から実務でAWSを利用する機会が多い方まで幅広い方が学習できるコンテンツになっています。
そのため、AWSの利用経験が少ない方はAWS環境の利用方法を知る場として活用もできますし、
実務でAWSを利用する機会が多い方は実力を試す場としても活用できます。
※難易度が高いほど加算される得点は高くなります。
※各課題で手がかりはいくつか用意されていますが、利用すると課題を解決した際に加算されるポイントが少なくなります。
そのため、より多くの得点を狙う方は手がかりを利用せずに解決することが重要になります。
また、課題はいくつかのカテゴリごとに分かれていますので、
実務で利用しそうなカテゴリの課題に集中して取り組んだり、
今後理解を深めていきたいカテゴリの課題に集中して取り組むこともできます。
※課題の選定はAWS Jam イベントのイベントオーナーの方が行います。
3. AWS Jamの利用方法
AWS Jamの利用方法をまとめていきます。
まず、AWS Jamにアクセスします。
以下のログイン画面が表示されますのでログインします。
AWS Skill Builderのアカウントを持っている方はAWS Skill Builderのアカウント情報でもログインできます。
(ログイン後、アカウント情報を入力する画面に遷移することもありますので、その場合は言語設定等を行いましょう)
ログイン後、チームを作成する画面に遷移します。
今回は「自分でチームを作る」を選択します。
新しくチームを作成する場合は「チームを結成する」よりチーム名・パスワードを入力します。
既存のチームに参加して学習する場合は既存のチームを作成した際のチーム名・パスワードを入力します。
チームの作成および参加が完了しますと以下の画面に遷移します。
鍵アイコンが課題になっていますのでクリックして学習(イベント)を始めていきます。
※課題の画面は貼ることができないので、実際に体験してご確認ください。
以下はイベント中の様子です。
イベント中は、以下のようにチャットもできます。
またイベント中は各チームの得点状況とランキングをダッシュボードで確認することができます。
4. AWS Jamイベントを体験してみた感想
今回、AWS Jamを体験してみた感想をまとめていきます。
課題の難易度について
利用したことないサービスの課題は難易度Easyでも難しく感じました。
そのため、長時間悩まずに、手がかりを積極的に利用して多くの課題に取り組んでいく方が効率よく学習できると感じました。
また手がかりを利用することで、
各サービスでどのような設定や操作が必要か理解することができますので特に初心者の方は得点の減点は考えずに手がかりを積極的に利用して取り組む方が良いと感じました。
(結果的に多くの課題に取り組むことができますので、得点は高くなると思います。)
課題の内容について
AWSを利用する際に直面する課題が出題されるため、内容としてはAWS認定資格で問われる内容に類似していました。
そのため、実践的な学習としてAWS Jamを利用した後にAWS認定資格を受験することで理解度を改めて確認することができると感じました。
5. AWS Jamを利用するにあたって
AWS Jamを体験してみた感想を踏まえて、今後AWS Jamを利用するにあたって感じたことを2点記載します。
1.AWS Jamでは複数のチーム対抗で行うため、チーム編成時には以下の点を考慮して実施した方が良いと感じました。
・AWS初心者の方と経験者の方のバランスが良くなるようなチーム編成にする
・得意な領域(セキュリティ/ネットワーク等)が異なる方とのチーム編成にする
2.AWS Jamで学習するにあたり以下の順序で学習するとより効率よく知識を定着させることができると感じました。
①座学やAWS環境の実操作を通し、各サービスの概要からユースケースやベストプラクティスを理解する
チームサブスクリプションではAWS Builder Labs等の実践的な学習コンテンツも提供されていますので活用し、学習される方が良いと感じました。
②AWS Jamを利用しこれまでの学習の理解度を確認する
各サービスの機能やAWS Management Console上のUIは頻繁に更新されるため、定期的にAWS Jamを利用し学習される方が良いと思いました。
③AWS認定資格を受験する
AWS Jamを利用した後にAWS認定資格を受験することで理解度を改めて確認することができると思います。
6. まとめ
AWS Skill Builder チームサブスクリプション・AWS Jamイベントの内容とAWS Jamイベントを体験してみた感想を紹介しました。
AWS Jamを利用したことがない方も多くいらっしゃると思いますのでぜひ参考にしていただけますと幸いです。
※本記事は2023/3/27時点での内容になります。最新の情報に関しては公式サイトを参照ください。