これまで Pipenv を好んで使っていましたが、PEP 準拠の pyproject.toml
で色々まとめて書いてみたいと思ったので、 Poetry に乗り換えてみようと思いました。
その覚書として、インストール編を書いてみました。
TL;DR
$ curl -sSL https://raw.githubusercontent.com/python-poetry/poetry/master/get-poetry.py | python
$ poetry completions bash | sudo tee /etc/bash_completion.d/poetry.bash-completion
バージョン
- OS:Ubuntu 19.10
- python:3.8.0
- Poetry:1.0.5
公式によると、Python のバージョンは 2.7 と 3.4 以上で使えるみたいです。
インストーラのダウンロード及び実行
通常、Python のパッケージのインストールといえば、 pip
コマンドを利用すると思いますが、 Poetry は独自にインストーラを用意しています。
pip
コマンドでインストールすることも可能ですが、「競合の原因となり得る依存関係もインストールされる」(← 英語弱い)、とかなんとか注意書きしてあるので、独自のインストーラを利用しようと思います。
下記のコマンドを実行すれば、 Poetry がインストールされます。
$ curl -sSL https://raw.githubusercontent.com/python-poetry/poetry/master/get-poetry.py | python
$ poetry --version
Poetry version 1.0.5
インストールが完了すると、自動的に .profile
にパスが追加されています。
このタイミングで出力されるメッセージにパスを追加してねって書いてあるけども。。。
このメッセージには、アンインストールする方法も書いてあります。
このタイミングで書くのもどうかと思いますが、あまり調べてもすぐに出てこなかったのでここに書いておきます。
$ curl -sSL https://raw.githubusercontent.com/python-poetry/poetry/master/get-poetry.py -o get-poetry.py
$ python get-poetry.py --uninstall
最初の curl
は、 get-python.py
をファイルとして保存するために実行しています。
これを実行すると .profile
から自動的にパスが削除されます。
Bash の補完を有効にする
Poetry に対して、 Bash の補完機能を有効にするためには、下記のコマンドを実行します。
$ poetry completions bash > /etc/bash_completion.d/poetry.bash-completion
恐らくですが、許可がないと怒られたのではないでしょうか。
そんな場合には、下記のコマンドを実行します。
$ poetry completions bash | sudo tee /etc/bash_completion.d/poetry.bash-completion
これで補完が効くようになったことでしょう。
$ poetry <Tab>
about cache debug help lock remove self update
add check env init new run shell version
build config export install publish search show
これでインストールは完了です。
Poetry のアップデート
Poetry をアップデートするためには、下記のコマンドを実行します。
$ poetry self update
まとめ
Poetry のインストール方法、補完機能を有効にする方法等について書いてみました。
気が向いたら、使ってみる編書こうと思います。
おかしなところがあれば、コメント頂けると幸いです。