スマホと健康
スマホとは何か
- Bluetooth, Bluetooth LE
- 無線センサー接続
- Apple Watch, Android Watch
- 光学センサーがついてる。腕に緑色のライトを当てて血管の血流をカメラで映して 心拍数 をとる。
- 実は、血中酸素濃度(通常は指を挟む機械で見る)も概算で取れているらしい。iOS 14?
- 類似アプリ
- https://apps.apple.com/jp/app/pulse-oximeter-heart-and-oxygen-monitor/id775632066
- Pulse Oximeter
- iPhone のフラッシュで指の血管を見えるようにして、カメラで撮影。血液が見える。血中酸素濃度が測れる。
心拍計とは
競馬(競走馬)のトレーニング目的で発展。(Polar 社)
- 電極付きゴムバンドを胸に巻いて、心臓に近いところと遠いところの電位差で心電図をとる。
- 血管を撮影して血液の流量の脈動から心拍数を数える。-> Apple Watch, 腕時計式フィットネス・トラッカー
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1 の変形。ゴムバンドの代わりに電極をシールで貼る。
https://www.airfit.cc -
心拍数がわかると
- 運動量がわかる。(今運動中です)
- 実際の消費カロリーが計算してわかる。
- 心臓の異常とか、体調が劇悪なことがわかる。健康管理。
- リアルタイムで数字が見れると、今緊張している、オーバーペースだとか、歌えるくらい余裕あるとか、吐いて気絶する直前とか数字でわかる。
ランニング(スポーツ)
NIKE+ (昔の方)
- 靴に加速度センサーをつける。
- 当時は iPod nano+通信ユニットか iPhone 3G + 通信ユニット
- 歩数がわかる
- 歩数がわかると、1歩の長さを 70cm とか設定すると、走るスピードがわかる! (マラソンのテレビ中継みたい!)
- 音声「今 キロ 6分10秒ペースで 1.2km 走っています」
- 未来がきた
ランニングの今
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スマホの GPS で速度・位置がわかる。
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どこを走ったか、何 km 走ったか。時速 何 km/h で走ったか、休憩回数、連続運動時間などがわかる。
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アプリ
- 独自 SNS
- みんなに見られるため、運動習慣が続く。
- 運動したらほめあう仲間。
- ランニングだけでつながるリアルな友達 (同じコースを走ってる人で居酒屋行きましょう!)
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専用デバイス
- 腕時計型
- https://www.garmin.co.jp/products/intosports/fenix-6-sapphire-ti-gray/
- 心拍計、GPS、靴の加速度センサー、気温、気圧、靴底の圧力センサー
- 泳ぐ時も数字が取れる
- ログを公開する SNS
スポーツSNS
- Strava
- NIKE+
- Runtastic (adidas)
- Runkeeper (asics)
- フルマラソンを目指すなどの目的でコーチを有料で頼める。(安くない)
- 言われる通りに練習すると、ちゃんとマラソンを完走できる。
- 本に書いてあるメニューと違って、本人の数字を元にアドバイスされる。
体重計
昔 Wii のスノーボード ゲームコントローラー(バランスWiiボード)を使って、SNMP で体重が取れる体重計を作るのが日本で流行った。圧力センサーで体重が取れる。
- 当時の応用例
- 体重計に乗ると、自動で Twitter にツイートする。レコーディングダイエット。
- 勝手にテキストファイルに追記される
- Linux サーバーが SNMP probe してグラフを書く。
サービス化する発想はない。
Withings 社
フランスのスタートアップ。(2020年は Nokia が買収)
今でいう IoT
- 初期のヒット商品は WiFi 体重計。(2009年)
- 体重計に乗ると、外の web サーバーに体重をプッシュする。
- 家族の誰が乗ってもいい塩梅で振り分けられてグラフになる。(双子でもいないと家族で体重は被らない) 結果は web で。
乗るだけ。他に何もしなくていい。
価値が伝わらない
何がいいの?それ。
- WiFi なんていらない。Bluetooth でいい。
- なぜ外の web に飛ばすの? 家の PC に飛ばせばいいじゃない。個人情報・恥ずかしい。
- オムロンの方が正確! (Withings 100g 単位。オムロンは 50g単位。人間の1日の体重の変化幅は 1.5kg )
- オムロンは当時 USB メモリに記録。USB メモリを外して、PC の専用アプリか Excel でグラフ化。(のちに iPhone アプリ、Bluetooth 接続等改善される)
-
いくらお薦めしてもみんなオムロンを買っちゃう。
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「乗るだけ。」 ← 価値が伝わらない
Apple Health はハブ
- 昔のiTunes 構想は
- iPod は iTunes につながる。オーディオも iTunes につながる。
- ラジオも iTunes で聴ける
- テレビも iTunes に(Apple TV 失敗)
- 映画も iTunes で見られる
Apple Health につながる
- iPhone でセンサーの数字を受ける。(またはセンサーがためた1日のデータを sync する)
- iPhone に振動センサーがある
- 万歩計
- 睡眠時間(iPhone をベッドに持ち込んでいるときは睡眠時間を振動で検知)
- 運動量が管理できる。
- 体重計がつながると毎日の体重がわかる。
- 消費カロリーの計算は体重があると正確になる。
- 心拍数があると運動量・消費カロリーの推定が正確になる。
- 逆に、1日の必要カロリーもわかる。→ 運動を進める or ダイエットへ。
- 運動量と体重推移がわかると逆算して食事のカロリーもわかる。
- Apple Watch の補助センサーでもっと健康情報を取りたい
- 体温計(センサー)は意外とない。
アプリも Apple Health のデータが使える
応用例
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自転車のパワー指標
- 体重・時速と心拍数からワットを推定できる。本当は軸出力を測る。(自動車のトルク・馬力と同じ)
- 出力(ワット) / 体重 = 体重の何倍ワット
- 健康な男性は 1から 1.5倍ワット。
- 真剣にトレーニングしている人(アマチュア アスリート)は、2.8 - 3倍ワット / 1時間
- 人類の限界は 6.6 倍 / 1時間
- ちなみにトレーニングしてドーピングもすると 7倍/1時間が達成できる。
- 体重計に乗るだけで、アプリの何倍ワットは自動で計算・表示される。
- (お父さん)「しめしめ、3.1 倍ワットが 90分維持できるようになったぞ!! これで次のレースで勝てる」
-
他には? <- ここのアイデアが貧困。勝負する余地がある。
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COVID-19 疑い検出?
価値は
- スマホを肌身離さず持って歩くと、運動量・睡眠時間がわかる。
- ログを集計することで、トレンドがわかる。運動不足、睡眠不足。体調管理に使える。
- 健康な人は少ない。
- 日本人には「半健康」な人が多い。不健康ではないけれど、運動不足 or 睡眠不足。健康とは言えない。パフォーマンスを発揮できていない。
- 健康は大事。