はじめに
2019年にソリューションアーキテクトアソシエイトの認定は取得していたのですが、更なる高みを目指して受験してみることにしました。
受験すると決意したのが今年(2021年)の5月末ぐらいでしたので、7ヶ月ぐらい準備してきたことになります。
せっかくなので後進のために自分が体験してきたことを記事として残します。
準備
まずはこの記事を参考にどうやって勉強しようか考えました。
基本は書籍
まずは書籍からかなぁと思ったので、とりあえずこちらの本
(というか当時はこれしかなかった気がします)を買いました。
問題量、解説ともに充実していて結構オススメです。
実は今だとこんな本も出ています。 今から勉強しようと思う方はこちらもあると良いかも。
公式ドキュメントを読みまくる
次に公式ドキュメントを読みました。
(書籍よりこちらを最初に読めば良かったかも)
特に私が苦手だなぁと感じた以下の分野を重点的に読みました。
Organization
周りはアソシエイトの際は出てこなかったと思うので、最初は苦労しました。
IAM
周りも難しかったですね。特にSecurity Token Service
あたりがかなり混乱しました。
あと、アソシエイトレベルで理解しているつもりでもプロフェッショナルレベルの問題は太刀打ちできません。各分野アソシエイトレベルよりもより深く理解していることが必要ですね。
当然と言えば当然ですが。
模擬試験を繰り返す
準備の最終段階として模擬問題を繰り返し解いて、問題に慣れました。
3周ぐらいはやったかなぁという感じです。
問題に慣れるという意味ではUdemyでも良いと思うのですが、微妙説もあったので今回はやめときました。
試験予約
そして試験を予約します。
私が住んでいるところはテストセンターがコロナでやってなかったため、オンラインでの受験となります。
オンライン受験ではPSIかピアソンVUEの2択となります。
PSI
どちらでも良いやと思い、最初は日程の融通が利くPSIで予約しました。
(ピアソンVUEは予約が埋まっている日が多く、ほとんど空いていなかった)
受験1週間前になってPSI受験ポリシーを確認したところ、名前がローマ字表記された身分証明書が必要とのこと。
最初は運転免許証で良いかなぁと思ってたんですが、運転免許証はローマ字表記じゃないのでかなり焦りました。
自分が持っている身分証明書でローマ字表記されているものがなかったので泣く泣くキャンセルすることに。
よくよく受験ポリシーをみたら、試験監督の方とは英語でやりとりするとのこと。
無理に決まってる!!
ピアソンVUE
ピアソンVUEで再予約することにしたのですが、最初確認したときには埋まってた日付がたまたま空いていたので、ラッキー!と言わんばかりに即座に予約。
ピアソンVUEの身分証明書は日本語でOKなのです。
そして試験監督の方も日本語が通じるとのこと。
素晴らしい!!
試験本番
さあいよいよ試験本番です。
私の自宅には書斎がないので、息子の学習机で受験します。
机の上の物をきれいに片付けて、いよいよ試験にのぞみます。
試験監督の方とのやりとり
試験開始前に試験監督の方から2点指摘をもらいました。
- 照明スタンドを外してください。
- 壁に貼ってあるポスター(鬼滅)を外してください。
照明スタンドはすぐに取り外しができそうになかったので、別の方法でなんとかなりませんか?と交渉したところ、布を被せることでOKをもらいました。
PSIでやってたらこういう交渉を英語でやらなきゃならなかったんですね。
ピアソンVUEにして良かったー!!
ポスター外した際に少し破れてしまいましたが、、、(息子、すまん)
試験開始
問題は75問、試験時間は180分です。
いろんなサイトでも紹介されていますが、試験問題の一問一問がとてつもなく重いです。
問題文も長ければ選択肢も長い。1問解くのに5分ぐらいかかった問題もありました。
また、択一問題だけでなく二択三択の問題もあり、正解にたどり着くのが非常に難しいです。
たまに短い設問もあるのですが、何を聞かれてるのかさえ分からなかったりします。
短い問題・選択肢の場合は難易度が凝縮されている感じです。
最初は3時間あればさすがに足りると思っていたのですが、結構ギリギリでした。
画面の右上に残り時間が出てるので、時間配分に十分気をつけた方が良いですね。
試験後に知ったのですが、75問全てが採点対象ではないみたいです。詳しくはこちら。
試験結果
試験中の感触としては絶望的でした。
私の印象として難易度高めの問題が最初の方に結構集中していた印象です。
受験者の心を折るのが目的かもしれません。実際折れかけました。
それでも挫ける事なく粘り強く問題を解いていくと、中盤から終盤にかけては比較的分かりやすい問題が多かったです。
50%弱ぐらいは自信あり、30%ぐらいは2択までは絞れる、残り20%は何を聞かれてるかさえ分からない問題でした。
見直しの時間もあまりなかったのでそのまま終了しました。
数問のアンケートに答えるとその場で結果だけはすぐに分かります。
なんと合格でした!
疲労困憊で感傷に浸る余裕なんて全くありませんでしたが、合格は合格です。
その日の夜に徐々に実感が湧いてきました。
後日、試験結果のレポートが見れるようになってました。
スコア8割超えは意外と高かったです。(750点以上が合格)
所感
年齢とともに記憶力が落ちている中でかなりハードルが高い試験でした。
他の方の記事を読んでいると2ヶ月で合格できたとか凄い人の記事ばかり目につくのですが、私にはとてもじゃないけど無理だと感じました。
「自分は庶民。自分は庶民。」
と言い聞かせ、約半年ぐらい準備してきてなんとか合格できた印象です。
とは言え認定もらえたからと言ってAWSのプロかと言うと、そんなおこがましいことも言えません。これからしっかり実務で経験を積んで、資格の名に恥じないように自己研鑽していく予定です。
P.S. 日本人の場合オンライン試験はピアソンVUEがオススメです!