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MacでFlutter開発環境を構築する

Last updated at Posted at 2025-01-13

この記事の概要

公式サイトを参考に、Mac上にFlutter開発環境を構築します。

<環境>
・MacBook Air(15インチ、M2、2023)
・Sonoma 14.6.1

事前準備

公式サイトの手順を参考にインストールしますが、以下を事前にインストールしておきます。

  • Rosetta 2
  • Xcode
  • Android Studio
  • Git
  • VScode

Rosetta 2

ターミナルを開いて以下コマンドを叩く。

$ sudo softwareupdate --install-rosetta --agree-to-license

Xcode

App Storeを開いて検索ボックスに「Xcode」を入力する。
ダウンロードするだけでも約3GBあるためしばし待つ。
インストール&起動まで行っておき、設定は後で実施する。

Android Studio

こちらも公式サイトを参考にインストールします。

  1. 「ダウンロード」タブあるいは、以下リンクからダウンロード画面を開く。
    「Android Studio XXXXXX をダウンロード」をクリックする。
    https://developer.android.com/studio?hl=ja
    CleanShot 2025-01-06 at 17.53.00@2x.png

  2. 利用規約の同意にチェックを入れ、「Apple chip」側のボタンをクリックしてダウンロード開始する。
    1.2GBあるため、こちらもしばし待つ。
    CleanShot 2025-01-06 at 17.54.28@2x.png

  3. ダウンロードしたdmgファイルをダブルクリックで起動する。

  4. 表示されている「Android Studio」アイコンをApplicationフォルダにドラッグ&ドロップする。
    CleanShot 2025-01-06 at 18.21.59@2x.png

Git

  1. brewでインストールする。
brew install git

brewが未インストールの場合は以下のコマンドでインストールできます。

$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

詳細は公式サイトを参照。

VScode

  1. 公式サイトからダウンロードする。
  2. ダウンロードしたzipファイルを解凍する。
  3. 出てきた「Visual Studio Code」をアプリケーションフォルダに移動する。
  4. ダブルクリックで起動確認まで行っておく。

Flutterインストール

公式サイトのインストール手順に従って実施します。

  1. VScodeを起動し、Shit+Command+Pでコマンドパレットにflutterを入力する。
    CleanShot 2025-01-06 at 18.26.51@2x.png
    「New Project」を選択すると、右下に「Download SDK」が表示されるためクリックする。
    CleanShot 2025-01-06 at 18.27.44@2x.png
    手順には「Consider ~/development/」の記載があるが、ホームディレクトリ直下にdevelopmentディレクトリを作成するなど考慮せよってことだと思われる。
    それに従い、developmentディレクトリを作成してその直下にダウンロードした。

  2. 自動的にインストールが行われ、完了するとこれまた自動的にflutter doctor -vの結果が表示される。
    CleanShot 2025-01-06 at 18.40.19@2x.png

  3. SDKのパスをターミナルに設定するため、「Copy SDK path to Clipboard」をクリックし、SDKのパスをコピーする。

  4. ホームディレクトリの.zshenvファイル があれば追記、なければ新規作成する。

(例)
export PATH=$HOME/development/flutter/bin:$PATH

Xcodeの設定

Flutterの手順でいうところの「Configure iOS development」のセクションです。
Xcodeはインストール済みのため、以下コマンドを叩く。

$ sudo sh -c 'xcode-select -s /Applications/Xcode.app/Contents/Developer && xcodebuild -runFirstLaunch'

実行結果は何も表示されず、プロンプトが戻ってくるのみ。
つづいて、Xcodeライセンスに同意する。

$ sudo xcodebuild -license

ずらっと英文が表示されるため、最後にagreeを入力して同意する。
CleanShot 2025-01-12 at 20.00.45@2x.png

iOSシミュレーターの設定

iOSシミュレーターをインストールするため以下コマンドを叩く。
事前インストールで入っている場合は文言が表示されるのみ。

$ xcodebuild -downloadPlatform iOS
Finding content...All available platforms are downloaded

続いてシミュレーターを起動する。

$ open -a Simulator

起動中はアップルロゴの表示。

起動完了するとホーム画面が表示される。

別のバージョンがよければ変更可能。
CleanShot 2025-01-12 at 20.10.01@2x.png

実機を使う場合は別の手順が必要なため別途追記します。

CocoaPodsをインストールする

https://cocoapods.org/
※Google翻訳した結果↓

CocoaPods は、Swift および Objective-C Cocoa プロジェクト用の依存関係マネージャーです。102,000 を超えるライブラリがあり、300 万を超えるアプリで使用されています。CocoaPods は、プロジェクトをエレガントに拡張するのに役立ちます。

インストールするため、以下コマンドを叩く。

$ sudo gem install cocoapods

インストール最中にエラー出た。

ERROR:  Error installing cocoapods:
	The last version of securerandom (>= 0.3) to support your Ruby & RubyGems was 0.3.2. Try installing it with `gem install securerandom -v 0.3.2` and then running the current command again
	securerandom requires Ruby version >= 3.1.0. The current ruby version is 2.6.10.210.

rubyのバージョンが古いことが原因のため、最新バージョンをインストールします。
こちらの記事を参考にさせていただきました。

インストール後、もう一度cocoapodsのインストールを試みる。

cocoapodsのインストール後、~/.zshenvにPATHを追加する。

export PATH=$HOME/.gem/bin:$PATH

flutter doctorを実行する

$ flutter doctor

CleanShot 2025-01-13 at 00.39.46@2x.png
Xcodeの手順が足りなかったのか!がついているため、記載されているコマンドを2つ実行する。

$ sudo xcode-select --switch /Applications/Xcode.app/Contents/Developer
$ sudo xcodebuild -runFirstLaunch

再度fullter doctorを実行するとAndroid以外はOKになった。
CleanShot 2025-01-13 at 00.40.33@2x.png

Androidシミュレーターの設定

Android SDKが正しくインストールされていないとこの先に進めないため、インストールがされていなかったらこちらの記事を参考にしてください。

Android Studioを起動し、「Virtual Device Manager」をクリック。
CleanShot 2025-01-13 at 14.38.58@2x.png

「Create virtual device」をクリック。
CleanShot 2025-01-13 at 14.40.08@2x.png

適当に選ぶ。
CleanShot 2025-01-13 at 14.40.55@2x.png

デバイスイメージが、本当はここで一覧が表示されるはずが表示されない。
エラーメッセージの通り、ネットワークに問題がある(私の環境ではMcAfeeのファイヤーウォールが影響していた)ため、ファイヤーウォールを無効化して更新ボタンをクリック。
CleanShot 2025-01-13 at 14.41.34@2x.png

一覧が表示された。
CleanShot 2025-01-13 at 14.41.57@2x.png

適用したいイメージがダウンロードされていない場合は、ダウンロードボタンをクリックしてダウンロードさせる。
CleanShot 2025-01-13 at 14.48.59@2x.png

CleanShot 2025-01-13 at 14.50.30@2x.png

ダウンロードが完了すると、「Next」ボタンがクリックできるようになる。
CleanShot 2025-01-13 at 14.51.48@2x.png

CleanShot 2025-01-13 at 14.52.38@2x.png

再生ボタンをクリックすると起動する。
CleanShot 2025-01-13 at 14.52.46@2x.png

flutter doctorで確認する。
CleanShot 2025-01-13 at 14.58.09@2x.png
Android SDKのインストール先をデフォルトから変えているため、それを指定せよと出ている。
以下のコマンドで指定してあげる。

$ flutter config --android-sdk /Users/hogehoge/development/Android/sdk 

再度flutter doctorで確認すると、今度はcommand-line toolsが足りないため、Settingsからインストールする。
CleanShot 2025-01-13 at 15.04.57@2x.png

CleanShot 2025-01-13 at 15.10.06@2x.png

再度flutter doctorで確認すると、ライセンスに同意せよと出ているため、表示されているコマンドを叩く。
CleanShot 2025-01-13 at 15.13.45@2x.png

$ flutter doctor --android-licenses

途中聞かれるが、全てyを入力すると「All SDK package licenses accepted」になる。
CleanShot 2025-01-13 at 15.15.59@2x.png

再度flutter doctorで確認すると、オールクリアになりました。
CleanShot 2025-01-13 at 15.16.48@2x.png

以上。
長かった。。

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