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Mac環境でVBAマクロが開けない場合の解消方法

Last updated at Posted at 2022-06-23

MACでマクロが開かない

Win10環境で作成したVBAマクロファイルをMacPCで開いた所、
【このブックには、このバージョンの excel でサポートされていない内容が含まれています。】
というエラーメッセージが表示され、マクロ実行出来ない状態でファイルが開かれました。
  ActiveXエラー.PNG

原因はActiveXコントロール形式でシートに配置したボタン

ActiveXコントロール形式で配置していたボタンを、フォームコントロール形式のボタンに置き換えた結果、MAC環境でもVBAマクロファイルを開き、マクロ実行する事が出来るようになりました。
※ActiveX形式のオブジェクトは、MAC環境には対応していないようです。
 MAC環境での利用が想定される場合、ユーザーフォームの使用も控えた方がよさそうです。

  ActiveX→フォームコントロール.PNG

ActiveXとフォームコントロールの違いについて

■フォームコントロールのメリット

  • VBAコードを記述しなくてもボタンにマクロ登録できるため、初心者でも作業の自動化を行う事が出来る
  • MAC環境でも、ボタン配置したマクロファイルを開く事が出来る

■ActiveXのメリット

  • ボタン色や陰影など、オブジェクトの見た目をリッチに作りこむ事が出来る
    (フォームコントロールでは文字のフォント変更のみ編集可能)
  • ボタンプロパティを編集する事で、様々な操作の制御を行う事が出来る
      ActiveXプロパティ.PNG
    一例として”Enabled”プロパティを”False”に変更すると、ボタンをクリック出来ない状態にすることが出来ます。
    「特定セルの値が変更したタイミングで”Enabled”プロパティを”True”に更新して、ボタンをクリック出来る状態にする」というような機能制御を行う事が可能です。
      ActiveXプロパティ_Enable_2.PNG

まとめ

  • 不特定多数の作業環境での利用が想定される場合は「フォームコントロール」を使用
  • 作業環境が限定されていて、様々な制御を行いたい場合は「ActiveX」を使用
    というようにシーンに応じて機能を使い分けられるとよいのではないでしょうか。
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