5
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Mac環境でVBAマクロが開けない場合の解消方法

Last updated at Posted at 2022-06-23

MACでマクロが開かない

Win10環境で作成したVBAマクロファイルをMacPCで開いた所、
【このブックには、このバージョンの excel でサポートされていない内容が含まれています。】
というエラーメッセージが表示され、マクロ実行出来ない状態でファイルが開かれました。
  ActiveXエラー.PNG

原因はActiveXコントロール形式でシートに配置したボタン

ActiveXコントロール形式で配置していたボタンを、フォームコントロール形式のボタンに置き換えた結果、MAC環境でもVBAマクロファイルを開き、マクロ実行する事が出来るようになりました。
※ActiveX形式のオブジェクトは、MAC環境には対応していないようです。
 MAC環境での利用が想定される場合、ユーザーフォームの使用も控えた方がよさそうです。

  ActiveX→フォームコントロール.PNG

ActiveXとフォームコントロールの違いについて

■フォームコントロールのメリット

  • VBAコードを記述しなくてもボタンにマクロ登録できるため、初心者でも作業の自動化を行う事が出来る
  • MAC環境でも、ボタン配置したマクロファイルを開く事が出来る

■ActiveXのメリット

  • ボタン色や陰影など、オブジェクトの見た目をリッチに作りこむ事が出来る
    (フォームコントロールでは文字のフォント変更のみ編集可能)
  • ボタンプロパティを編集する事で、様々な操作の制御を行う事が出来る
      ActiveXプロパティ.PNG
    一例として”Enabled”プロパティを”False”に変更すると、ボタンをクリック出来ない状態にすることが出来ます。
    「特定セルの値が変更したタイミングで”Enabled”プロパティを”True”に更新して、ボタンをクリック出来る状態にする」というような機能制御を行う事が可能です。
      ActiveXプロパティ_Enable_2.PNG

まとめ

  • 不特定多数の作業環境での利用が想定される場合は「フォームコントロール」を使用
  • 作業環境が限定されていて、様々な制御を行いたい場合は「ActiveX」を使用
    というようにシーンに応じて機能を使い分けられるとよいのではないでしょうか。
5
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?