はじめに
こういったタイトルの記事はMicrosoft MVPに実際になられた方が実際の経験をもとに書かれるケースがほとんどと思います。私はMicrosoft MVPではないですが、Microsoft MVPを目指す立場の視点から決意も込めて書きます。このためかっこいい話は書けないのですが初学者の方々にとっては身近な内容や苦悩が含まれていると思うのでぜひ読んでいただけると嬉しいです。
この記事は実際にMicrosoft MVPを7年間取得され、その後Microsoftにて内部からMVPの方々と働いているThomas Maurer氏の記事を参考に記載しています。
Microsoft MVPとは
Microsoft MVPとはMicrosoft Most Valuable Professionalの略称になります。ユニークでイノベーティブ、かつ一貫した知識の共有を通じて技術コミュニティを積極的にサポートする優れたコミュニティリーダーに与えられる賞です。これらのリーダーはMicrosoft製品やサービス、関連するオープンソース技術について深い知識を持ち、そのスキルと影響力を活かして他の人々がこれらの技術を学び、構築し、使用できるように支援しています。
Microsoft MVPになる方法
Microsoft MVPになるためにMicrosoft MVP取得の経験から以下の5つの要素が重要だと述べられています。
- 専門家になる
Microsoft関連サービスについて専門的であり、そのスキルをオンライン/オフラインのブログやイベントなどの活動でアピールする。自身の興味のある分野の最新トレンドや開発情報を常に把握しておく。 - リーダーになる
技術コミュニティでリーダーシップを発揮し、影響を与える。さらに他のコミュニティリーダーやMicrosoft社員とも連携し、コミュニティを発展させる。 - 支援する
技術的知見と影響力を活かしGitHubやTechコミュニティなどを通じてMicrosoft関連サービスを支援する。 - 一貫性を持つ
数か月で活動を止めてしまうのではなく、活動継続する - 役に立ち、共有する
他者を助ける。
Microsoft MVPになるために取り組むこと
上述のようなMicrosoft MVPになるためのステップは、Microsoftのホームページにも述べられていますし、特別なことに言及しているわけではありません。求められる人物像はイメージつくのですが、自分の立場に翻って具体的にどんなことを取り組んだらよいか考えようとするとやっぱり難しいものです。ここからは自身の考えと現在の取り組み、決意を述べます。
偉そうに語っていますが自身に言い聞かせています(笑)。
-
Microsoft MVPになりたいと心から思う
最初から精神論的な話になりますが上述の”一貫性を持つ”ために一番重要なポイントだと思っています。MVPになりたいと思ってから実際になれるまでの道のりは長いです。その間に職務が変わったり、ライフイベントが発生したりと目指していた当初と自身の置かれた環境は大きく変わり得ます。それでも努力を続けるためにはモチベーションの源泉が他者(人から言われた/会社から言われた)ではなく、自身にある(自分がなりたいと心から思う)ことが重要だと思っています。 -
Microsoft MVPになりたいと宣言する
こちらも精神論、と言いたいところですが心理学用語で”宣言効果(Public Commitment)”とも呼ばれるようで実際に提唱される心理理論だそうです。所説あるようなので専門家でもない私は細かく突っ込みませんが、体感値として宣言することで自分にも言い聞かせることになりモチベーションになります。またパブリックにすることで他者とのコミュニケーションも生まれるため大きな効果があるように思います。 -
継続的に技術情報を発信する
ようやく具体的な話。まずはQiitaに毎日記事を投稿するということを目標にしています。ソーシャル活動(技術情報をアウトプットし他者と繋がる活動)を全くしてこなかった私にはそもそもの習慣とノウハウがありません。まずは習慣化してどんなに忙しくても1記事/日 書ききるという仕組みを作っていきます。 -
活動計画を改善する
残念ながら現時点でMicrosoft MVPになるための明確な活動計画は私の中に作れていません(本当はそんなこと言っていたらダメなのだと思いますが。。。)。現在はただ技術共有のリズム/仕組みを作り、コミュニティにどんな情報が求められているのかを把握→共有というサイクルをがむしゃらに自分のものにしようとしています。現Microsoft MVPなど自分のありたい姿に既にある方に協力してもらい、定期的に自分の足りない部分を指摘してもらい改善するというサイクルを回すことで段々とゴールと直結した具体的な活動計画を作っていきたいです。
まとめ
Microsoft MVPになるための方法論について述べました。資格試験と違って人々に共通した具体的な指標はないため、特に初学者にとって何をどうすれば目標に到達できるのか分かりづらいです。本記事の内容はMicrosoft MVP目指し始めの筆者が現時点での考えを書いているため、実際にMVPになるためにはそれだけでは足りないという点が複数あると思います。トライ&エラーを繰り返して定期的に方法論をアップデートしていきたいと思いますので、陰ながら(表もぜひ!)応援していただけると嬉しいです。同じような心持ちの方がいらっしゃったらぜひ一緒に切磋琢磨していきましょう!