前回
構想を練って下準備までしました。
今回の目標
DockerでNext.js環境を作る
Dockerファイル用意
# front/Dockerfile
FROM node:22
ENV NODE_ENV=development
WORKDIR /app
Dockerfileはこちら。
nodeのバージョンは22を使用しています。
# docker-compose.yml
version: '3'
services:
front:
build: front
image: sk-front
tty: true
volumes:
- ./front:/app
ports:
- "3001:3000"
docker-compose.ymlはこちら。
先ほどのDockerfileをビルドして、sk-frontという名前のDockerイメージとして保存します。
tty: trueとしておくと、コンテナがタスクを実行し終えても残ってくれます。
今のイメージは「Node環境を作る」がタスクなので、これがないと「Node環境作りました。では!」と消えていきます。
volumesでコンテナの中と同期するファイルを設定します。
今回はfrontディレクトリの中身全てを、コンテナ内の/appディレクトリと同期させています。
volumesの設定の仕方は色々あるんですが、今回はバインドマウントってやつです。
portsはNext.jsが3000番ポートを使用するので、コンテナの3000ポートとホスト(私のPC)の3001ポートを繋げています。
ポート3000はよく被るからちょっとずらしただけで、別にホストの3000ポートに繋げても構いません。
Dockerコンテナ立ち上げ
ここまでできたらコンテナを立ち上げていきます。
docker compose up -d
docker compose upでサービス(コンテナ)が立ち上がります。
初めての場合、build(イメージの作成)も一緒にやってくれます。
逆にいうと次回からは勝手にbuildしてくれないので、Dockerfileを編集したら
docker compose build
をしましょう。
-dはデーモンのdです。
裏で動くようなプロセスのことをデーモンといいます。悪魔ではないです。
これをつけないとターミナルがこのプロセスで占領されて次のコマンドが打てなくなります。(Ctr+Cで止まります)
docker compose ps
でコンテナを状態を確認できます。
NAME IMAGE COMMAND SERVICE CREATED STATUS PORTS
skill-front-1 sk-front "docker-entrypoint.s…" front 4 days ago Up 8 seconds 0.0.0.0:3001->3000/tcp
STATUSがUPになっていても「コンテナが立っている」というだけで「準備OK」という意味ではないので注意が必要です。
まだ必要なものをダウンロードしている最中かもしれません。
そんな時は
docker compose logs -f front
を実行してあげると、ログを眺めることができます。
流れゆくログが止まったら大体準備OKと考えていいです。
-fがログをリアルタイムで見るためのオプションです。
Ctr+Cで止まります。
Dockerコンテナに入る
docker compose exec front bash
execはコンテナに対してコマンドを送信することができます。
上記コマンドではfrontコンテナに対してbashコマンドを実行しています。
これでコンテナ内のbashを起動して、対話形式でコマンドを実行できるようになります。
exitやらCtr+Dで抜けられます。
Next.jsインストール
公式ドキュメントのまんま進めます。
npx create-next-app@latest
What is your project named? my-app
Would you like to use TypeScript? No / *Yes
Would you like to use ESLint? No / *Yes
Would you like to use Tailwind CSS? No / *Yes
Would you like to use `src/` directory? *No / Yes
Would you like to use App Router? (recommended) No / *Yes
Would you like to customize the default import alias (@/*)? *No / Yes
my-appディレクトリが作成されて、その中に色んなファイルが置かれていと思います。
今回は/appをディレクトリをワーキングディレクトリにしたいので、my-appディレクトリにはご退場願います。
mv ./my-app/* .
mv ./my-app/.eslintrc.json .
mv ./my-app/.gitignore .
rm -r ./my-app
Next.js起動
開発モードで起動します。
npm run dev
> app@0.1.0 dev
> next dev
▲ Next.js 14.2.3
- Local: http://localhost:3000
✓ Starting...
みたいなログの通り、ポート3000で起動します。
ここでのlocalhostはfrontコンテナのlocalhostのことです。
当分前にdocker-compose.ymlにて
ports:
- "3001:3000"
と設定した通り、コンテナの3000とローカルPCの3001が繋がっています。
localhost:3001にアクセスしてみましょう。
ね、簡単でしょう?
docker-compose.yml修正
# docker-compose.yml
version: '3'
services:
front:
build: front
image: sk-front
volumes:
- ./front:/app
ports:
- "3001:3000"
command: 'npm run dev'
最後にdocker-compose.ymlを少し修正しておきます。
command: 'npm run dev'を追加しました。
これでdocker compose up -dをしたとき、このコマンドを実行してくれます。
つまりこのコンテナのタスクは「Node環境を作る」から「Node環境を作ってNext.jsサーバーを起動し続ける」になりました。
Next.jsサーバーが終了しない限り、このコンテナは残り続けてくれるのでtty: trueは不要になります。
次回
Python(Flask, Gunicorn)の環境構築
