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Understanding Deep Learning Requires Rethinking Generalization: 汎化の論点@2016

Last updated at Posted at 2023-03-08

https://arxiv.org/abs/1611.03530
Submitted on 10 Nov 2016
Cited by 4835
Zhang, Google Brain

結論

  • DLはノイズデータを丸暗記できる
    • 汎化はノイズ率に応じて悪化する
  • 正則化は汎化の必要条件でも十分条件でもない
    • データオーグメンテーションは表現学習を改善するので有効なことが多そう
    • Batch Normalizationも有効に見える
  • 丸暗記できる条件の理論証明
    • データ数n、次元数dのとき、パラメタ数2n+dで活性化関数がReLuの2層のDLは、データを丸暗記できる
  • SDGで学習すると陰的にl2正則化が効いた解に辿り着く
    • 無限の解の中から、SDGによってXXα=yを条件としたw=Xαが導かれる
    • l2正則化の解はよい汎化を示すが、よりよい汎化の解があるため、汎化の説明としては不完全

感想

  • 複数の大切な論点を考察順に提起している論文
    •  2010年代はこういう論文が多い。精読中に頭の切り替えが必要
    •  2020年代に入ると論文の論点は絞られている
  • 汎化理解に関する当論文後のアップデート
    • ノイズ率の影響はnoise transition matrixの仮定で後ほど公式化される
      • 実務上のノイズ対応は色々提起されているが未解決
    • 正則化の影響は、実践時にアーキテクチャごとに調べるのがよい
    • キャパの公式化・理論証明はNTKの観点等から進んでいる(実証多く理論の途中)
    • SDG・minimum norm・汎化の関係も研究進んでいる(実証多く理論の途中)
    • 汎化プロセス理解に大切な別の論点
      • 宝くじ仮説
      • 層ごとの役割
      • 点群(多様体)

詳細

ノイズの丸暗記

  • レーベルやインプットをランダム等のノイズにしてもDLが丸暗記と示した初実験
  • ノイズレーベルの学習は、インプットをガウス分布にした場合より学習に時間がかかる
    • 自然に認められる潜在表現の点群が正解とずれている、と理解
      Screen Shot 2023-03-08 at 9.54.56.png

正則化の影響

  • データオーグメンテーションは表現学習を改善するので有効なことが多そう
  • Batch Normalizationも有効に見える
    Screen Shot 2023-03-08 at 9.57.38.png

丸暗記できる条件・理論証明

  • 以下の2層ネットワークを想定する
    • <a, x>-bが1層目(入力層)
    • maxがReLU
    • wjが2層目(出力層)
    • w, bがn個で、aがd個のため、合計パラメタ数は2n+d個
    • https://techblog.nhn-techorus.com/archives/16330
    • 以下に示すフルランクのMatrix Aを作るために、この条件としている
  • y=c(x)=Aw, Aij=max内とすると、任意のabでAをフルランクにできるので、wも解が存在 = 丸暗記
    Screen Shot 2023-03-08 at 10.51.03.png

SDGによる陰的l2正則化

  • 線形モデルで(Reluなし)、キャパ大きく無限の解が可能、と想定
    • Xw = yとなる...1
  • SDGの学習によりwt+1 = wt - ηexで更新される
    • ηは学習率, eは損失, xはインプットデータ
  • 学習の繰り返しで、w = Xαと表現される...2
    • w0 = 0としている
  • XXα=y(1, 2より)
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