pacemakerのリソースエージェントを設定する際、ApacheやMySQLなどメジャーなものであればOCFで用意されているのでそちらを使うことが多いかと思いますが、比較的マイナーなソフトウェアや独自のスクリプトを使う際はこれまでLSBを利用していました。
LSBとは?
LSBはLinux標準のinitスクリプトで、通常は/etc/init.d/
配下に置かれます。
例えばLSBスクリプト(例としてcrond
)をpacemakerにリソース登録する際、以下の通りにしていました。
$ pcs resource create crond lsb:crond params op monitor interval="10s" timeout="20s"
CentOS7では?
ご存知の通り、CentOS7ではLSBではなくsystemd
によるサービス管理が標準となっています。
これをどうやってpacemakerで管理するかの情報が少なかったのですが、どうやらpacemakerは標準でsystemd
サービスをそのままリソース管理できるようです。
$ pcs resource create crond systemd:crond params op monitor interval="10s" timeout="20s"
これでCentOS6以前に作られたHA構成も引き継ぎやすいですね!