最近追加された、Reactive Web App/Mobileアプリケーションでのメール送信機能を試してみました。
(2021/8/12時点ではまだTechnical Preview。リリース当初のバージョンではPersonal Environmentでの動作に問題があったが、最近のアップデートで解決した)
前提条件
- Platform Serverのバージョンが11.12以上(ただし、当初のバージョンではバグが有り、Personal Environmentではメールを送信できないことがあったので、より新しいバージョンを利用する)
- Service Studioが最新
確認環境
Personal Environment(Version 11.13.0 (Build 31107))
Service Studio (Version 11.11.12)
Technical Previewを有効にする
- LifeTimeを開く
- Environmentsリンクをクリック
- 右上の「Options」ドロップダウンリストからTechnical Previewをクリック
- 「Built-in emails for Mobile and Reactive Web apps」のスイッチをオンにする
- Saveボタンをクリック
SMTPサーバーを設定
事前に利用するSMTPサーバーと、その接続情報を準備しておく。
私は、Office365についてくるSMTPサーバー(smtp.office365.com)を利用しました。
- Service Centerを開く
- Administration > Emailページを開く
- SMTPの接続情報を設定してSaveボタンをクリック
送信ロジック
Service Studioで作業。
アップデートにより、Reactive Web Appでも、EmailをGUIで作成する機能が使えるようになっています。
UI Flowを右クリックし、Add Emailで追加される。
追加されたEmailを以下のようにGUIで編集可能(基本的にはScreen/Blockと同じ方法)。
以下は、追加したEmailにMessageというInput Parameterをもたせ、その値を、「Message: 」というテキストのあとに出力するだけのもの。
Emailの設計方法がScreen/Blockと同じことがわかりますね。
実際にメールを送信するには、Server Action内で、Send Emailという要素を配置し、Emailプロパティに上で作成したEmail要素を指定。
Emailに追加しておいたInput Parameterはここで指定可能。
送信したメールは以下のような形(枠は境界を示すためあとづけて加工)。
注意点
EMailでは、Aggregate・Data Action・Client Variablesは使えないようです。