Qiitaに書くほどの話かよ、ってネタなのですが、本日ビックカメラでいろいろPCを触ってきて、また同じタイミングでLenovoの新製品発表があり、ここ半年ほどのもやもやに対するひとつの答えを見出した気がしたのでちょっとした雑記です。あるいは現実逃避です。あるいは物欲ポエムです。
なお私はLenovoとはなんの関係もありませんし(サーバ分野ではライバル企業ではありますが)、もと同じ会社としてHP Inc(株式会社日本HP)を応援したい気持ちはありますがこちらも関係ありません。
ぼくが普段仕事で使っているPCは
HP Elitebook 2170p というものです。4年前のPCです。
- Core i5(第3世代)
- メモリ16GB DDR3(増設した)
- 11.6インチ HD
- SSD 180GiB
というスペックなのですが、いい製品だと思います。今更褒めてもとっくに生産終了してるのでアレなんですが、良いところを挙げると以下の通り。
- パフォーマンス的には今の最新モデルと比べてもそう見劣りしない。
- 重量も許容範囲(拡張バッテリつけて1.5kgぐらいかな)
- 丈夫。テーブルからコンクリートの床に落としても壊れない。
- キーボードが打ちやすい。
- ふつうにSODIMMのスロットが2つある。
- 何より4年間大きなトラブルなしで現役で使えている。
というわけで現場でガシガシ使えるPCとして(さんざん文句言いながらも)気に入ってます。
とはいえ
会社の標準IT環境はどっぷりMicrosoftなんですが、エンジニアとしての作業の大半はLinuxベースのインフラだったり、ちょいちょいPythonとかGoとかコード書いたりもするわけです。
んでGOPATH=C:\Users\junyoshi\Go\Projects
とかやっぱ気持ち悪いし、そもそもLinuxの実行環境が手元に必要なので、WindowsのVMware Workstationの上でUbuntuとかMintを動かしてもっぱらそこに住んでるわけですが、やっぱりそれだとそれなりにストレスフルなのです。
BYOD
HPEはBYODに関してはかなり進んでる会社だと思います。自前のMacとか持ってきてもそれほど不自由なく仕事できちゃいます。いや仕事に使う機器は会社が与えてくれて当然でしょ、という話もありますが、会社員としてというよりはプロとして、使う道具は自分で決めて、それも給料のうち、という考え方もありなんじゃないかなと思います。だって一日の大半触れ合うわけだから快適に過ごしたいじゃん?
というわけで
作業用のPCをここ半年ほど探してるのですが、なかなか「これ」というものに出会えてなかったのです。
MacBook Proでええやん
いや期待してたんですけどね。いいと思うんですけどね。ぼくの場合は以下の理由で外れました。
- そもそもOSXを使う積極的な理由がない:
- エンジニアにMacが使われてる理由って、OSがUNIXベースだからってのと、iOSアプリの開発のためってのがあると思いますが、前者はLinuxでいいし、後者はぼくの仕事ではまずありえないので。
- あとiPhoneとかのApple製品群もぼくの生活圏にはないので。
- キーボードが・・・
- これは好みというか慣れの問題とは言われていますが・・・ダメでした。
というわけで、キーボードがOKで、OSX使いたい方(まあLinux入れてもいいんでしょうけど)には大変よくできた機種ではないかと思います。
じゃLinux前提で
って考えたときに選択肢は一気に増えるのですが、どれも帯に短し襷にも短しでして・・・
- HP Spectre 13: メモリがMax8GB(オンボード)は物足りない。
- ASUS ZenBook 3 UX390UA: 最初見たときはイイじゃん!と思ったのだけど、**USキーボードがない。**これぼくにとっては致命的なのですね。@とかの配列はともかく、手が小さいので日本語キーボードだとEnterに小指がとどかないのです。
とか見ていくと、要するにぼくが欲しいのは
- CPUはCorei5程度でいいけど世代は新しいほうがいい
- メモリは16GB(もしくは増設の余地が)欲しい
- 打ちやすいUSキーボード(必須)
- 頑丈っぽい
- 軽いに越したことはない
- 画面は外部ディスプレイつなぐことが多いのであんまこだわらないけど12インチじゃちょっと手狭かな
- バッテリーが長持ちするに越したことはない
- 安いに越したことはない
とかいう、別に大したことない話なんですが、これがなかなかなくて・・・と思ったら
- Lenovo ThinkPad X1 Carbon: 何これ全部満たしてるんじゃない?
というわけでビックカメラに見に行ったわけですが。気に入りました。なんというか昔ながらのノートPCが正常進化した感じ。最近のPCって、マーケティング的に薄さをアピールするためにキーストロークを犠牲にしてたりとか、見た目のかっこよさで勝負してるんじゃないかとか思うんですが、ThinkPadは道具としての使い勝手をまじめに練り上げてきてるように思います。
そこへきて、2017モデルの発表がありました。さらに正常進化しているように見受けられます。値段次第ではありますが、もう自分の中ではこれが答えだって感じです。
課題
あとは2月の発売までの悩みとしては
- Linux OS(特にdistroに拘りはない)でちゃんと使えるか
- 業務上必要なSkype for Businessとかをどうするか
- 長男の受験がどうなるか(入学金とか怖いんですけど)
- それよりまず妻の仕事用のPCじゃね?
結論
- プロの作業用PCとして満足できる製品が少ない。4年前よりむしろ減ってるんじゃないか。
- 頑張れHP Inc。