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ポモドーロテクニックと2点見積り法を組み合わせて作業管理した所 作業効率が上がった話

Last updated at Posted at 2019-09-17

現在の職責の役割上コードレビューがとても重要になっているのですが
他人のレビューにかかる工数と作業割り込みにより
自分担当分の開発における作業効率向上に四苦八苦していました。

そんな折、技術書典6で購入したワンストップ見積り本を読み返した時に
2点見積り法にフックがかかったので
最近覚えたポモドーロテクニックと合わせてやってみる事にしました。

2点見積り法とは

  • 一切のバッファが無い場合に最短でいつ終わるか終わらないかギリギリの挑戦的な時間(最小工数 確度20%)
  • あらゆるバッファを加味した上でこれ以上時間がかかると恥ずかしいレベルの時間(最大工数 確度100%)

の二つの工数を見積ります。

プロジェクト全体で見積りを合算する場合は
バッファの計算式 (最大工数 - 最小工数)/2 (最大工数 - 50%の確度の工数)
不安量 (最大工数 - 50%の確度の工数)^2 などを利用しますが
今回はとりあえず自分の工数見積りの確度を上げる為に
最小工数と最大工数の中央値に実作業時間が取れる様にする事だけ心がけてみました。

ポモドーロテクニックとは

  • タイマーを使って25分間作業をして5分を休むというセットを1ポモドーロとします。
  • だいたい4ポモドーロ毎に長めの休憩を入れます。
  • 25分のタイマーが動いて居る間はとにかく集中しようと言う気になるので作業が捗ります。
  • また25分経っても嵌まっている時は気持ちを切り替えアプローチを変えるなど効率も上がった気がします。

実際にどう組み合わせたか

1ポモドーロを1Pとして2点見積りをざっくり行います。
1時間で終わると思えば2Pになります。

1Pには25分の作業時間と5分の休憩時間を含めます。
ただし、レビュー作業をその5分の休憩時間の間にできるだけやる事にしました。
5分の休憩はとりあえず立ち上がって階段を昇り降りしたりトイレに行くくらいにして
意識を切り替えるという目的で使う事にしました。

5分の休憩時間内に終わらないレビューもあるので
その場合は5分経ったらレビューを打ち切るわけではなく
別途計測してレビューを一旦完遂させる様にしています。

レビューのキューがなくなったら次のポモドーロを開始します。

一月ほどやってみて

ポモドーロテクニックによる集中効果は何度かやっているうちに体に染みついたので
自分の作業工数を見積るイメージの向上に役に立ちました。

特に最小工数においては完全に集中してやればこれくらいだろう
という目標が具体的に捉える事ができ集中力向上にも役に立ちました。

また、ポモドーロは30分単位で実績を計測するのに良い物差しでした。
実際にどれくらいかかったかをアプリを併用する事で
具体的に把握できる様になり、タスクの振り返りがしやすくなりました。

最大工数を超えた事も無いわけではないですが、
最大工数を超えそうになった作業はタスクの細分化が不十分だったとみなして
大枠で動く所まで作ったら
子タスクを作成して改めて追加の見積りを出して作業を仕切り直す様にしました。

最小と最大をアバウトに見積もる事で
見積りが気軽にできる様になり
また見積りの失敗が最大工数で可視化できるので
仕切り直す決断も早めにできた事は2点見積り法のメリットだったと思います。

デメリット

非常に疲れます。
夕方18時すぎくらいにピークがくるので
意識がもうろうとしてきたり集中が続かなかったりで
ポモドーロが上手くまわらなくなるので
長めの休憩をついつい取ってしまう事があります。

これはポモドーロテクニックに慣れればもう少し改善されるかもしれません。

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