概要
タイトルの通り、リモートワークにより、仕事の進捗が爆速になりました、という話。
ただ、私個人の性質によるものが非常に大きいので、これをすれば、誰でも爆速になりますよ、という話ではありません。
はじめに
2020年3月の執筆現在、某ウイルスの影響で弊社では、暫定的に、在宅リモートワークが推奨されています。
なお、執筆時点では継続中ですが、あくまでウイルスの感染リスクが高い期間限定の対応という位置付けです。
私はエンジニアで、私のチームはスクラム開発をしているのですが、週1のスプリント計画ミーティングの時は出社し、その他の日は在宅勤務にしようということにしました。
それまで弊社は、原則リモートワークは禁止であったため、働き方が大きく変わりました。
今回は、その結果(チームではなく、私個人の話)を共有します。
在宅ワークの成果
よかった点
作業進捗が2倍近くになりました。
スクラム開発では、ベロシティという概念があります。
スプリント計画時に、1スクラムで実施するタスクを洗い出し、各タスクに仕事量のポイントを付与します。(ポイントは他タスクとの相対量であり、絶対的な基準があるわけではありません。)
これまで、私個人が1スプリントで消化できるポイントがおよそ13~15であったのに対し、在宅リモートワークにより、20~30まで増大しました。
悪かった点
- 他メンバーとのコミュニケーションが、基本電話会議になるため、ホワイトボードを使ったコミュニケーションが困難。
- ツールの工夫次第で解消できる問題だと思います。
- 仕事とは直接関係ない話をすることができない。
- エンジニアであれば、ちょっとした技術の話などを雑談することもあると思いますが、要がないと会話しようとしないので、そのような会話ができません。
他にも、在宅ワークが長期化し、積み重なると顕在化する懸念事項はあると思いますが、現時点で感じた部分としては以上です。
理由分析
今回、よかった点にフォーカスしたいので、悪かった点については特に細かく分析しません。
質(作業効率)
概要
- 集中力が向上
- 気分転換が容易
- 会話と集中の時間が分けられる
集中力が向上
これは人によって逆になります。 事実、チームメンバーには、会社の方が集中できる、という人もいます。(というか、そちらのタイプの方が多い気がします。)
一方、私個人としては、子供の頃から家が一番集中できる人間でした。学校や図書館では人目が気になるのか、どうしても集中力が落ちてしまいます。
また、職場にある値段の高い高級な椅子よりも、家の安っぽい座椅子とコタツ机でやる方が集中できます。
気分転換が容易
喫煙者であれば、喫煙所でタバコを吸うことで、気分転換をする人もいるかと思いますが、私はタバコを吸わないので、別の手段が必要です。
会社の場合、散歩くらいしか選択肢がないです。
散歩はいいのですが、一度ビルから降りないといけず、歩けば歩くほど、自席から遠のいてしまい、咄嗟に仕事に戻りたいと思っても、戻るまで時間を要してしまいます。
家にいる場合、皿洗いや部屋掃除など、家事をするという気分転換ができます。(家事では気分転換にならない、という人もいるかと思いますが)
あとは、誰もいないので、部屋の中で歩き回ったり、ジャンプしたり、肩を回したりといったことも自由です。
しかも、ひらめきがあって仕事に戻りたいと思った時、すぐに戻れます。
会話と集中の時間が分けられる
会社にいると話しかけやすいので、どうしても話しかけられ、集中が途切れてしまうことも多いです。
一方、在宅ワークとなると、「〜について、会話したいので、XX時から電話会議お願いできますか?」となるので、予め、切り替えの時間がわかります。
集中と会話の時間が予め区切れていると非常にありがたいです。
量(作業時間)
概要
- 通勤時間がなくなる
- ワークライフバランスではなく、ワークアズライフになる
通勤時間がなくなる
特に説明不要でしょう。 普段、どれだけ通勤時間で仕事の時間を無駄にしているかがわかります。
この通勤時間を節約するために、会社の近くに住む人もいますが、私は会社のために家を選ぶという行為が好きに慣れないので、これまで通勤時間を犠牲にしてきました。
ワークライフバランスではなく、ワークアズライフになる
これが、最大要因かと考えています。
在宅リモートワークをしていると、寝ている時間など人間として生きていく上で必要な時間以外のほとんどを仕事をする時間になりました。(これは、自分は、仕事が好きである、という前提があります)
まず、朝の時間です。上で通勤時間の節約とありますが、実際はそれ以上です。
出社する場合、朝起きてから、業務開始まで私はおよそ2時間ありました。しかし、在宅ワークの場合、起きてから仕事を始めるまでの間は、およそ5分です。
朝食は摂るタイプなのですが、調理するわけでもないので、気分転換の間にでも食べればいいです。
夜は朝以上です。
出社する場合、「これから帰らなければならない」というタスクがあるため、ある程度の時間で仕事を切り上げようという意識が働きます。
一方、家にいる場合、「帰る」というタスクがなくなるので、他にやりたいことができたり、眠くなるまで、終わらせる必要がありません。
これらにより、仕事時間がグッと上がりました。
おわりに
在宅ワークがあう人、合わない人。 リモートワークが良い会社、良くない会社、それぞれだと思うので、自分や会社にあう形を選ぶのがいいかと思います。
私は在宅ワークを試してみて、在宅ワークの方が自分の力を発揮できるタイプだと感じました。