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useEffectとuseAspidaQueryの違い

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  • 包含関係ではある

    useEffectとuseAspidaQueryは、Reactアプリケーションでデータの取得や副作用の処理に使用されますが、その目的と機能には違いがあります。

    1. useEffect:
      • useEffectは、Reactの組み込みフックであり、コンポーネントのライフサイクルに基づいて副作用を処理するために使用されます。
      • 副作用とは、データの取得、サブスクリプションの設定、手動でのDOMの変更などが含まれます。
      • useEffectは、コンポーネントがマウントされた後、アンマウントされる前、またはプロパティが変更されたときに実行されます。
      • useEffectは、クリーンアップ関数を返すことで、コンポーネントがアンマウントされる前にリソースを解放することができます。
      • useEffectは、Reactの基本的な機能であり、様々な副作用の処理に広く使用されます。
    2. useAspidaQuery:
      • useAspidaQueryは、AspidaというAPIクライアントジェネレーターのReactバインディングの一部です。
      • useAspidaQueryは、Aspidaによって生成されたAPIクライアントを使用して、サーバーからデータを取得するために特別に設計されています。
      • これにより、APIエンドポイントから型安全な方法でデータを取得し、ローディング状態やエラー処理を簡単に管理できます。
      • useAspidaQueryは、データ取得の状態(ローディング中、データ、エラー)を自動的に管理し、コンポーネントに提供します。
      • また、キャッシュ機能やリフェッチ機能など、データ取得に関連する追加機能も提供します。
      • useAspidaQueryは、Aspidaを使用してAPIとの統合を行う場合に特化したフックです。

    まとめると、useEffectは汎用的な副作用の処理に使用される組み込みのReactフックであり、useAspidaQueryはAspidaを使用したAPIからのデータ取得に特化したフックです。useAspidaQueryは、APIとの連携やデータ取得の状態管理を簡素化するために設計されており、Aspidaを使用する場合に便利です。一方、useEffectは、より一般的な副作用の処理に使用され、Reactアプリケーション全体で広く使用されます。

  • useEffectを使うよりもuseAspidaQueryを使った方がいい例

    useAspidaQueryを使用する方が適切な例をいくつか挙げます。

    1. APIからデータを取得する場合:
      • useEffectを使ってAPIからデータを取得することは可能ですが、ローディング状態やエラー処理を手動で管理する必要があります。
      • useAspidaQueryを使用すると、これらの状態管理が自動的に行われ、コードがシンプルで読みやすくなります。
    2. 型安全性が重要な場合:
      • useEffectを使ってAPIからデータを取得する場合、レスポンスデータの型を手動で定義する必要があります。
      • useAspidaQueryは、Aspidaによって生成された型定義を使用するため、型安全性が確保されます。
    3. APIのレスポンスをキャッシュする場合:
      • useEffectを使ってAPIからデータを取得する場合、レスポンスのキャッシュを手動で実装する必要があります。
      • useAspidaQueryは、内蔵のキャッシュ機能を提供しているため、同じクエリに対して再度APIリクエストを送信せずにキャッシュされたデータを使用できます。
    4. データの再取得が頻繁に必要な場合:
      • useEffectを使ってデータを再取得するには、手動でリフェッチロジックを実装する必要があります。
      • useAspidaQueryは、リフェッチ機能を内蔵しているため、簡単にデータを再取得できます。
    5. ページネーションやインフィニットスクロールを実装する場合:
      • useEffectを使ってページネーションやインフィニットスクロールを実装するには、手動でロジックを組み立てる必要があります。
      • useAspidaQueryは、ページネーションやインフィニットスクロールのためのユーティリティ関数を提供しているため、これらの機能を簡単に実装できます。

    これらは、useAspidaQueryが特に適している例ですが、実際のユースケースはプロジェクトの要件によって異なります。APIとの統合が重要な部分である場合や、Aspidaを使用している場合は、useAspidaQueryを使用することで、コードの簡素化、型安全性の向上、およびデータ取得に関連する機能の利用が可能になります。ただし、プロジェクトがAspidaに依存していない場合や、単純なデータ取得しか必要ない場合は、useEffectを使用するのが適切かもしれません。

  • useaspidaqueryを二個使う時、最初のが終わってから実行する方法

    **useAspidaQueryを二つ使う場合、一つ目のクエリが終了してから二つ目のクエリを実行するには、一つ目のクエリの状態を監視して、完了したときに二つ目のクエリをトリガーするようにする必要があります。これを実現する一つの方法は、一つ目のクエリのdataisLoading**プロパティを利用して、二つ目のクエリの実行を制御することです。

    import { useAspidaQuery } from 'aspida-react-query';
    import api from '/path/to/your/api';
    
    const Component = () => {
      // 最初のクエリ
      const { data: firstData, isLoading: isFirstLoading } = useAspidaQuery(api.firstEndpoint);
    
      // 二つ目のクエリ(最初のクエリが完了してから実行される)
      const { data: secondData, isLoading: isSecondLoading } = useAspidaQuery(api.secondEndpoint, {
        enabled: !!firstData, // 最初のクエリのデータがある場合にのみ二つ目のクエリを有効化
      });
    
      if (isFirstLoading || isSecondLoading) {
        return <div>Loading...</div>;
      }
    
      return (
        <div>
          <div>First Data: {JSON.stringify(firstData)}</div>
          <div>Second Data: {JSON.stringify(secondData)}</div>
        </div>
      );
    };
    
    
  • enabledオプション

    **useAspidaQueryなどのReact Queryを使用するフックでは、enabledオプションを使ってクエリの実行を制御することができます。enabledfalseを設定すると、クエリが自動的に実行されなくなります。一方、true**を設定すると、クエリが実行されます。

    上記の例では、**enabledオプションを使用して、最初のクエリのデータfirstData**が存在する(つまり、最初のクエリが成功してデータが取得された)場合にのみ、二つ目のクエリを実行するようにしています。

    **!!firstDataはJavaScriptにおいて、firstData**を真偽値(ブール値)に変換するための短縮形です。具体的には、以下のように動作します:

    • firstDatanullundefined0NaN、空文字列**""、またはfalseのいずれかであれば、これらはすべて「falsy」(偽とみなされる)値とされ、!firstDatatrueになります。さらにもう一度!を適用すると、!!firstDatafalse**になります。
    • **firstDataが上記以外の値であれば(例えばオブジェクト、非空文字列、非ゼロ数値など)、これらは「truthy」(真とみなされる)値とされ、!firstDatafalseになります。さらに!!firstDatatrue**になります。

    つまり、**!!firstDatafirstDataが存在していれば(nullやundefinedなどでなければ)trueになり、そうでなければfalseになるということです。これを利用して、useAspidaQueryenabled**オプションでクエリの実行条件を設定しています。

  • 配列各要素に対してuseAspidaQueryをする方法

    配列の各要素に対して**useAspidaQuery**を使用する場合、配列をマップして各要素に対してフックを呼び出すことができます。以下はその例です:

    import { useAspidaQuery } from 'aspida-react-query';
    import api from '/path/to/your/api';
    
    const Component = ({ ids }) => {
      // 配列の各要素に対して useAspidaQuery を使用
      const queries = ids.map(id => useAspidaQuery(api.someEndpoint, { query: { id } }));
    
      // すべてのクエリがロード中かどうかをチェック
      const isLoading = queries.some(query => query.isLoading);
    
      // エラーチェック
      const error = queries.find(query => query.error)?.error;
    
      if (isLoading) {
        return <div>Loading...</div>;
      }
    
      if (error) {
        return <div>Error: {error.message}</div>;
      }
    
      return (
        <div>
          {queries.map((query, index) => (
            <div key={index}>
              <h3>Data for ID: {ids[index]}</h3>
              <pre>{JSON.stringify(query.data, null, 2)}</pre>
            </div>
          ))}
        </div>
      );
    };
    
    

    このコードでは、**idsという配列を受け取り、その各要素に対してuseAspidaQueryを使用してAPIリクエストを行っています。mapメソッドを使用して配列をループし、各要素に対してフックを呼び出しています。その結果、queries**という配列には各クエリの結果が格納されます。

    この方法で、配列の各要素に対して個別のAPIリクエストを行い、それぞれの結果を表示することができます。

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