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kintoneのフィールドコードやフィールド名を書き換えるカスタマイズ

Last updated at Posted at 2021-06-08

今回はkintone REST API Clientを使ってフィールドコードやフィールド名を書き換えるアプリを作ります。
前置きが長くなってしまったので、早く作りたいよという方はアプリの準備にジャンプしてください。

前置き

皆さんは、kintoneアプリストアのサンプルアプリを使ったことがありますか?
サンプルデータも含まれていたりして、何かとkintoneのいろはを勉強するのにも便利ですよね!

しかし私はそんなサンプルアプリで1点、どうしても受け入れられない点がありました。

それは・・・

フィールド名とフィールドコードが違う!!!問題。

image.png

こちらのフィールドコード表示ブックマークレットを使用すると・・・

image.png

カオスです。
ただこのフィールドコードをなんとかしたい。それだけのためにフィールドコードを何とかするアプリを作りました。

しかし実は、プロジェクト・アスノートさんがステキなアプリテンプレートを配布しているので、
フィールドコードをとにかく変えたいとかほかの便利機能を使いたいな~という方は↓こちらへ

自分で作ってみたいという方は続きをどうぞ読んで試してみてね。

完成図

ボタンを3種類設置します。
アプリIDフィールドに対象のアプリIDを入力し、
フィールド取得ボタンをクリックしてフィールド取得、
フィールドコードをフィールド名で上書きして、更新ボタンをクリックします。

image.png

アプリの準備

フィールドは以下のように設置します。

フィールド種類 フィールドコード 備考
文字列(1行) アプリID
スペース spBtn 各種ボタンを置くところ
テーブル テーブル
文字列(1行) フィールドキー テーブル内フィールド
文字列(1行) フィールド種類 テーブル内フィールド
文字列(1行) フィールド名 テーブル内フィールド
文字列(1行) フィールドコード テーブル内フィールド

image.png

JavaScript

kintone REST API Client のCDNをJavaScript / CSSでカスタマイズに登録しておきます。

https://unpkg.com/@kintone/rest-api-client@latest/umd/KintoneRestAPIClient.min.js

ボタン設置

// スペースフィールドにボタン設置
const sp = kintone.app.record.getSpaceElement("spBtn");

// フィールド取得ボタン
const btn_fields = document.createElement("button");
btn_fields.textContent = "フィールド取得";
sp.appendChild(btn_fields);

// 上書きボタン
const btn_label2code = document.createElement("button");
btn_label2code.textContent = "フィールドコードをフィールド名で上書きする";
sp.appendChild(btn_label2code);

// 更新ボタン
const btn_update = document.createElement("button");
btn_update.textContent = "フィールド更新";
sp.appendChild(btn_update);

フィールド取得ボタンクリック

// フィールド取得ボタンクリック
btn_fields.addEventListener("click", async () => {
  const appId = kintone.app.record.get().record.アプリID.value;
  const client = new KintoneRestAPIClient();
  const fields = await client.app.getFormFields({
    app: appId,
  });
  const obj = kintone.app.record.get();
  let tblValue = [];

  Object.keys(fields.properties).forEach((f) => {
    tblValue.push({
      id: null,
      value: {
        フィールドキー: {
          type: "SINGLE_LINE_TEXT",
          value: fields.properties[f].code,
        },
        フィールド種類: {
          type: "SINGLE_LINE_TEXT",
          value: fields.properties[f].type,
        },
        フィールド名: {
          type: "SINGLE_LINE_TEXT",
          value: fields.properties[f].label,
        },
        フィールドコード: {
          type: "SINGLE_LINE_TEXT",
          value: fields.properties[f].code,
        },
      },
    });
  });
  obj.record.テーブル.value = tblValue;
  kintone.app.record.set(obj);
});

フィールドコードをフィールド名で上書きするボタンクリック

// フィールドコードをフィールド名で上書きする
btn_label2code.addEventListener("click", async () => {
  const obj = kintone.app.record.get();
  obj.record.テーブル.value.forEach((r) => {
    r.value.フィールドコード.value = r.value.フィールド名.value;
  });
  kintone.app.record.set(obj);
});

フィールド更新ボタンクリック

// フィールド更新
btn_update.addEventListener("click", async () => {
  const appId = kintone.app.record.get().record.アプリID.value;
  const obj = kintone.app.record.get();
  const client = new KintoneRestAPIClient();
  const fields = await client.app.getFormFields({
    app: appId,
  });

  obj.record.テーブル.value.forEach((r) => {
    fields.properties[r.value.フィールドキー.value].label =
      r.value.フィールド名.value;
    fields.properties[r.value.フィールドキー.value].code =
      r.value.フィールドコード.value;
  });

  // フィールド更新
  const ret = await client.app.updateFormFields({
    app: appId,
    properties: fields.properties,
  });

  // テスト環境→運用
  await client.app.deployApp({
    apps: [{ app: appId, revision: ret.revision }],
  });
});

まとめ

これでサンプルアプリのフィールドに悩まされることも少なくなる!?かも知れません。
フィールドコードに使えない文字もあるのでそこは運用で回避してくださいね。
サブテーブル内のフィールドコードには対応していないのですが、やってみたい方はぜひ挑戦してみてください。

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