今回は積み上げなし、積み上げ、100%積み上げのグラフを比べてみたいと思います。
積み上げグラフと100%積み上げグラフの違い
積み上げグラフには「積み上げ」、「100%積み上げ」の2種類あります。
「積み上げ」と、「100%積み上げ」の違いですが、「100%積み上げ」の方は全体を100%としたグラフになっています。
例えば、2015年は果物全体で1,926千t収穫して、りんごは777千t収穫したので、
\frac{777}{1926} \times 100 \fallingdotseq 40.3 \\
積み上げ設定ができるグラフ
下記グラフで積み上げの設定ができます。
- 横棒グラフ
- 縦棒グラフ
- 面グラフ
- 曲線面グラフ
それぞれの積み上げ、積み上げなし、100%積み上げグラフの違いを比べてみます。
アプリとレコードは前回の記事と同様のものを使用しています。
前回の記事:【kintone】いろいろなグラフ(集計方法が1つの場合)
横棒グラフ
設定 | グラフ |
---|---|
集合(積み上げなし) | |
積み上げ | |
100%積み上げ |
縦棒グラフ
設定 | グラフ |
---|---|
集合(積み上げなし) | |
積み上げ | |
100%積み上げ |
面グラフ
設定 | グラフ |
---|---|
集合(積み上げなし) | |
積み上げ | |
100%積み上げ |
曲線面グラフ
設定 | グラフ |
---|---|
積み上げなし | |
積み上げ | |
100%積み上げ |
積み上げグラフ、100%積み上げグラフ使い分けの注意
こちらは100%積み上げグラフ。
生活用品、おもちゃ、食品の売れた個数を比べるグラフです。
日に日におもちゃが売れる個数が増えていく・・・!!
用に見えますが、通常の積み上げグラフに切り替えてみると・・・
実は売れた個数はめちゃめちゃ減ってました。
100%積み上げグラフは、全体を100とした場合の割合が表示される仕様なので、データを読み間違えてしまう事があるかも知れません。
1週間で全体として1920個も減ってしまっている!のに、100%積み上げグラフだとこうです。
おもちゃの売れた個数が増えているように見える!!!
グラフの見せ方によって印象が変わってしまいますね。
まとめ
積み上げの設定についてでした。
積み上げグラフと100%積み上げグラフだと印象が随分変わってしまいます。
日常の中でもたまに見かける、「〇〇率の推移」のようなグラフは、「全体がどのくらいなのか?」ということにも気をつけて見てみるといいかも知れませんね。