この記事は何?
2024/10/04〜2024/11/08で転職ドラフト×Qiita記事投稿キャンペーン
- 「今年の転職活動で考えたこと・やったことを書き残そう」
が開催されています。
この機会に転職経験を振り返ってみようと思い、記事を書くことにしました。
記事のテーマ
イベントタイトルは「今年の転職活動で考えたこと・やったことを書き残そう」ですが、今年の転職活動はしていないため、
- 過去の転職活動を振り返って思ったこと
について書きます。
想定読者
このあとに書きますが、自分が転職を考えた理由のひとつは
- 自分のスキルアップを狙って能動的に転職活動した
などポジティブな理由ではなく、
- 自分のスキル不足により担当業務がスケジュールとおりに推進できなくなったことへ負い目を感じた
という、どちらかといえばネガティブな理由です。
この記事では当時を振り返って、今、考えられることを書いています。
もし当時の私と同じ・近い状況で転職を考えられている方や気になっている方へ考え方のひとつとして何か参考になれば・・・という立ち位置で記事を書きます。
転職活動時の背景
転職時の仕事は組込みソフトウェア開発です。
転職前の会社は2006年入社で転職までの2012年9月末まで6年ほど所属していました。
マイコンを使った受託開発や自社製品の組込みソフトウェア開発を経験していました。
ハードウェアマニュアルをにらめっこしながらレジスタを読み・書きしたり、デバイスドライバを書いたり低レイヤのお仕事がメインでした。
自分の組込みソフトウェアのスキルの基礎はこの会社で身につきました。
転職を考えたきっかけ
アサインされた仕事を自分のスキル不足により担当業務がスケジュールとおりに進められなくなってきたことへ負い目を感じたためです。
スケジュールとおりに進めようと残業、休日出勤をしていました。
お客様先への打合せに朝起きれず寝過ごし、無断欠席してしまうなど悪い影響が多く発生していました。
転職活動を振り返って思ったこと
自分は悲劇のヒーローと思っていた
転職時期を振り返ると自分を悲劇のヒーローと思っていたなぁと思います。
こんな大変な目に遭い、なんて自分は可哀想、みたいな・・・。
悲劇のヒーローを気取っても状況は何も好転しないと思うので、つぎの行動をとればよかったなと今は思います。
- 事実を俯瞰的・客観的に見る
- わかりやすい報告
- xx機能はxxまでにここまではできますが、xxの制約があります、などトレードオフを意識した報告
- 今の自分の能力でできることを事実を事実のまま冷静に、正確に伝える(自分の思い、主観を排除する)。
悲劇のヒーローモードになっていると、俯瞰・客観的に自分をみることができていなかったと思います。
報告の仕方もよくなかったかなと思います。上司としては、いついつまでにできない、とだけ言われても当然困ってしまいます。いつまでにここまではできますが、xxの制約があります、などトレードオフを意識した報告をすることで上司も状況を理解し、対策を考えることができると思います。
客観的に状況を見てわかりやすい報告・相談をする。そのあとの判断は上司にゆだねる、という姿勢でもよかったかなと今は思います。
振り返ると当時の私は担当者なのだから自分で何とかしなくては!、という思いも強かったように思います。それが空回りし、残業・休日出勤を行い、遅刻、体調不良につながるという悪循環でした。
本当に転職しないとダメですか?
前述の状況が続き、転職を考えていることを上司に話した後、ハードウェアグループのエンジニアの方から呼ばれました(私はソフトウェアグループに所属)。
要件はハードウェアエンジニアの方の下について、ハードウェア確認用のテストコードを書く仕事にチェンジしないか?というお話でした。
そのお話をいただいたときに非常にありがたく、素直に嬉しかったです。まだこの会社に自分を必要としてくれる方がいるんだ、と思えて泣けてきそうでした。
そんな思いも持ちましたが、当時の私は自分がこの会社にいるとまた仕事が推進できず周りに迷惑をかけてしまう、という思いが強く結局、いただいたお話はお断りし転職しました。
このエピソードを読んでくださった方、もし転職を検討している方に一旦落ち着いて考えてみても良いかもしれないと思うことはつぎになります。
- 本当に転職しないと希望は叶いませんか?
- 現在の会社の別の場所にあなたが活躍できる場所はありませんか?
健康第一
なにはともあれやはり健康第一と思います。
健康面の不安から転職を考えている方は頑張りすぎず、カジュアルに転職活動してみると良いと思います。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
読んでくださった方の転職活動が上手くいき、自分らしく、幸せになることを祈っています。
この記事が何か参考になれば嬉しいです。