汎用コンピュータと言われても何かわかりませんでしたが、昔主流だった、集中管理型の大型コンピュータシステムのことを指しているようです。
メインフレームとも呼ばれています。
汎用コンピュータにおけるファイルは、一連のデータをまとめたもので、レコードの集合がファイルとなります。
データベースではなくてファイルという概念のようです。
ファイルへのアクセス方法
その中で 200000 太郎 営業 埼玉という一個の行がレコードです。
順次アクセス
200000、200001のように先頭レコードから順番にアクセスしていくことを順次アクセスといいます。シーケンシャルアクセスとも呼ばれます。
直接アクセス
任意のレコードに直接アクセスする方法です。例えば200001のレコードを直接指定します。
動的アクセス
順次アクセスと直接アクセスを組み合わせた方法で、任意のレコードに直接アクセスした後、それ以降は順次アクセスで順番に処理します。例えば200001のレコードにアクセスした後は順番に200002、200003のような動きになります。
順編成ファイル
頭から順番にレコードを記録していく順編成ファイル。最も単純な編成法で順次アクセスのみが可能です。先頭から詰め込んでいくので、記憶領域に無駄がない。一連のデータを大量に処理する用途に向く特徴があります。
直接編成ファイル
レコードの中のキーとなる値を利用することで、任意のレコードを指定したアクセス。つまり直接アクセスを可能とする編成法が、直接編成ファイルです。
直接アドレス方式と間接アドレス方式があり、それぞれキー値から格納アドレスを求める方法が異なります。
※キー値というのはそのファイルの中で重複しない一意となる値です。
直接アドレス方式
01 田中 営業 → 01 田中 営業
02 山本 開発 → 02 山本 開発
03 田代 経理 → 03 田代 経理
キー値の内容がそのまま格納されるアドレスを示します。
間接アドレス方式
ハッシュ関数という計算式により、キー値から格納アドレスを算出して用いる方式です。
1101 田中 → 07 1301 山本
1201 田代 → 08 1101 田中
1301 山本 → 09 1201 田代
ハッシュ関数による計算の結果が重複することで、異なるレコードが同じアドレスで衝突してしまう場合があります。
これをシノニムと言います。シノニムが発生すると、求めた値を別の式で再計算して違う場所に納めないといけないので多発するほどアクセス速度が落ちることになります。
索引編成ファイル
索引を格納する索引域と、レコードを格納する基本データ域、そこから溢れたレコードを格納するあふれ域という3つの領域から構成され、索引による直接アクセスと、先頭からの順次アクセスの両方の特性を備える編成法です。
索引データ(索引域)
1101 田中
1201 田代
1301 山本
.....(基本データ域)
あふれたレコード(あふれ域)
区分編成ファイル
メンバと呼ばれる順編成ファイルを複数持ち、それらを格納するメンバ域と、各メンバへのアドレスを管理するディレクトリ域とで構成される編成法です。
この編成法は、主にプログラムやライブラリを保存する用途に使われています。
メンバA アドレス メンバB アドレス メンバC アドレス (ディレクトリ域)
メンバA メンバB メンバC (メンバ域)
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まとめ
汎用コンピュターたとRDBは違うのを理解しました。