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安価なBLEモジュールにシリアル接続してみた

Last updated at Posted at 2018-04-20

まとめ

  • HM-10, HM-11, AT-09にシリアル接続し、ATコマンドで設定を参照・変更できました
  • HM10とAT-09の電源は3.3Vでも5VでもOK
  • Teratermは使わない。Arduinoでスケッチを書くか、HMComAssistantを使うこと
  • HM-11のATコマンドは大文字で!
  • コマンドに改行が必要だったり不要だったり、?が必要だったり不要だったり、レスポンスのセパレータが:だったり=だったりという小さな差がありました(できれば、ファームを統一できたほうが楽です)
  • HM-10とAT-09の端子説明の印字は同一だが、RX/TXが逆
  • C#でそれぞれのモジュール用に設定ができるアプリを作ってみました

IMG_6562.jpg
(タグはこんな感じです。HM-10は写ってません)

HM-11

ピンをハンダ付け

  • GND/TX/RXにピンを立ててハンダ付けします

IMG_6561.jpg

  • 3.3VのUSBシリアルにつなぎます

Teratermから確認

  • 9600-N-1で接続
  • ATと打って、OKが返ってくれば、OK!
    • なのですが、A、T、まで打ったところでOKが返ってきてしまいます
    • ATコマンドのすべての文字+CRLFを一続きに送信する必要があるらしく、そのためにHMComAssistantというツールを使って送信します

hm-11.png
(画面はこんな感じ)

AT-09

うまくゆかない・・・

  • ブレッドボードにタグを立てて、USBシリアルと接続します

IMG_6565.jpg
(右手前にあるのはデバッグ用のロジックアナライザです)

  • HMComAssistanからATを送っても無応答です
  • 念のためロジアナで信号を見ても、確かに何も返ってきません

logic.png

対応方法

  • 色々試して、次の事が分かりました
  • Arduinoのスケッチからは正しくアクセスできる
    • ATを送信するとOKが返ってくる
    • おそらくArduinoのシリアルのライブラリがCRLFを正しく付けてくれている
  • HMComAssistantを使う場合は、ATコマンド+CRLFを送信すればOK
    • 色々とページを見てましたが、CRLFが重要だと書いてあるページもあったのに、なかなか気付きませんでした

114.png
(ATの下に改行がひとつあります)

  • ロジアナでみたところ

hm11.png
(こんな感じで応答がありました)

  • AT+HELPの結果

*****************************************************************
Command Description
----------------------------------------------------------------
AT Check if the command terminal work normally
AT+DEFAULT Restore factory default
AT+BAUD Get/Set baud rate
AT+RESET Software reboot
AT+ROLE Get/Set current role.
AT+DISC Disconnect connection
AT+ADVEN Broadcast switch
AT+ADVI Broadcast interval
AT+NINTERVAL Connection interval
AT+POWE Get/Set RF transmit power
AT+NAME Get/Set local device name
AT+LADDR Get local bluetooth address
AT+VERSION Get firmware, bluetooth, HCI and LMP version
AT+TYPE Binding and pairing settings
AT+PIN Get/Set pin code for pairing
AT+UUID Get/Set system SERVER_UUID .
AT+CHAR Get/Set system CHAR_UUID .
AT+INQ Search from device
AT+RSLV Read the scan list MAC address
AT+CONN Connected scan list device
AT+CONA Connection specified MAC
AT+BAND Binding from device
AT+CLRBAND Cancel binding
AT+GETDCN Number of scanned list devices
AT+SLEEP Sleep mode
AT+HELP List all the commands

HM-10

  • AT-09が壊れているのかも?と思い、純正品(おそらく)を手配して試してみました
  • AT-09と差し替えて使ってみます
  • RX/TXの配線を逆にしたらうまく行きました(どちらの表示が正しいのかは確認してませんが、とりあえず逆になっていることは確かです) →勘違いでした・・・

IMG_6567.jpg
(手前の小さいブレッドボードに載っているのがHM-10です。AT-09よりほんの少し、小さい(短い)ようです。加工も比べるとなんとなくきれいです)

これから

  • それぞれのタグ毎に簡単に各種設定ができるツールか、Arduinoのスケッチを作る
  • CR2032バッテリホルダーを付けてケースに入れる
  • てなことを考えています・・・

IMG_6571.jpg
(ケースの候補など)

そのほか

  • デバイスはAmazonで手配しましたが、手配した時はそれぞれ次のような値段でした(今年の1月頃から手配)
デバイス 価格(税抜)  バージョン
HM-11 880円 HMSoft V549
AT-09 685円 MLT-BT05-V4.2
HM-10 999円 DSD TECH V551

追記(2018/04/21)

demo01.gif
(HM-10を接続して動かしているところ)

IMG_6573.JPG
(AT-09に接続しているようす)

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