Motivation
CKSに受かりまして、合格記でも書こうと思いましたが、勉強方法に関する記事は「CKS 勉強法」などでググれば沢山出てきます。そこで、2022年6月25日から試験環境がWebUIからPSI Bridgeに移行されましたので、こちらに関して試験を受けた際の使用感と注意点を記載します。
試験開始直後のチェック
通常kubectlの補完や、 vimrcの設定は既に設定されてあるはずです。
Important Instructions: CKS
kubectl with kalias and Bash autocompletion
CKS CKA CKAD changed Terminal to Remote Desktop
Make sure to set these in your .vimrc or otherwise indents will be very messy during pasting (the exams have these config settings now also by default, but can’t hurt to be able to type them down):
しかし、私の場合、kubectlの補完がされていませんでした。
そこで、以下のページはすぐに開けるようにしておいた方がいいです。
kubectlチートシート: Kubectlコマンドの補完
また、念のため.vimrcの設定は暗記しておきましょう。
set smarttab
set expandtab
set shiftwidth=2
set tabstop=2
firefoxについて
私は受験時、13.3inchディスプレイのMacBook Airを使用しました。
ディスプレイサイズが小さいPCで受験を検討している方もいるかと思いますが、試験環境のブラウザであるfirefox利用時の以下の経験からまったくおすすめしません。
-
全画面表示できない
ディスプレイサイズが小さい場合、以下のドキュメントの赤枠部分が途中で切れてしまい、見えません。
項目ごとのジャンプが出来ず非常に不便でした。
-
Ctrl + Fの検索窓が見えない
試験で一番困ったのはこれです。
大きなページである場合に、ページ内で検索が出来ず、目的箇所を探すのに非常に時間を要しました。
ラグについて
以下のページに記載の通り、受験時のAWSリージョンが遠いため高レイテンシ問題が発生していた、現在は解消していると記載があります。
Update on Certification Exam Proctoring Migration
ISSUE | RESOLUTION |
---|---|
Lag | Exams provisioned on 06/25 and 06/26 did NOT provision from the AWS region closest to the candidate’s geographical location, which caused high latency issues. This issue is now resolved.Some lag is expected in a remote-desktop/VNC connection environment, such as when moving windows or scrolling through pages like CNCF documentation.We will continue to monitor latency reports and will expand into new AWS regions as needed. |
しかし、以下の記事のように作業に大きなストレスを感じるくらいにはラグが感じられました。
受験時のドキュメントスクロール時にフリーズも発生しました。
CKS CKA CKAD changed Terminal to Remote Desktop
Speed
Coming from your local desktop you’ll notice lagging in the remote desktop. Like when moving windows or scrolling through the K8s Docs. It’s what you would expect from a VNC connection and you should adopt to it after a few minutes. But many users reported huge lagging that made working not possible. According to the Linux Foundation this should be fixed.
近い将来、日本に近いリージョンで受験できる日が来れば解消するのだろうか?
それまでは早いNW環境で受験をお勧めします。
まとめ
- kubectl補完とvim設定は忘れずに
- 可能な限り大きなディスプレイを用意
- 早いNW環境を用意