はじめに
この記事は、いかにお金をかけず、簡単に、自ドメインのサーバーを立ち上げ、Webサイトをインターネット公開するか考えて実践した記録です。 ※ 2018.08.お盆休み
なにをするか?
- 無料でドメインを指定できるWebサーバーを立ち上げる
- 無料のCMSをインストールする
以上!
どうやって実現するか?
Bluemix:IBM Cloudライト・アカウント
- WebサーバーにはBluemixのCloud Foundryを採用
- 1-ClickでWebサーバーの公開が可能
- 任意のサブドメインを指定可能
アカウントの制限事項
- 10日間 開発なしでアプリを自動停止
- 30日間 活動なしでサービスの自動削除
などなど
👇👇👇 詳細はこちら 👇👇👇
https://www.ibm.com/cloud-computing/jp/ja/bluemix/lite-account/
Pico
エンジニア、マークダウン、デプロイで記事投稿、CUIラブなCMSといえばこれ。
Pico 2.0
アホみたいに単純で、ありえへん速さ、DBいらずのCMS
Webがカンタンに作れる orz
コマンドラインでカンタンにデプロイできるCloudFoundとの相性も抜群なので、CMSはこれに決定。
手順
1. IBM Cloudライト・アカウントの作成
ここは割愛。他の記事をご参考ください👇👇👇
文系にもわかるIBM Cloudライトアカウント登録方法
2. IBM CloudのCLIインストール
コマンドでアプリの起動、停止、設定変更、ログ確認、デプロイができるツールをインストール。
スタンドアロン IBM Cloud CLI のインストール
3. アプリのインスタンスを作成
いろんなやり方がありますが、ここでは画面(GUI)からやってみます。
- 管理画面(ダッシュボード)にアクセス。リソースの作成。
https://console.bluemix.net/dashboard/apps
- Cloud Foundry: PHPを指定、インスタンスを作成。
4. 最新のPicoをデプロイ
1.Picoをダウンロード・解凍
今回はここからv2.0.1をダウンロード。
2.ローカルの適当なフォルダに解凍
3.トップディレクトリにmanifest.ymlを作成。
---
applications:
- name: pico-hello
random-route: true
memory: 128M
4.pico用のoption設定を追加
{
"COMPOSER_VENDOR_DIR": "{BUILD_DIR}/{WEBDIR}/vendor"
}
※トップディレクトリに.bp-configフォルダを作成し、その中にoption.jsonを配置してください。
5.さぁ、デプロイ
- コマンドプロント(Terminal)を起動し、アプリのトップディレクトリを移動。
1. IBM Cloud アカウントにログインし、API エンドポイントを選択します。
> ibmcloud login
2. Cloud Foundry の組織およびスペースをターゲットにします。
> ibmcloud target --cf
3. アプリケーションを IBM Cloud にプッシュします。
> ibmcloud cf push
5. サイトが公開されたことを確認
https://pico-hello.au-syd.mybluemix.net/
考察
いかにお金をかけず、簡単に、自ドメインのサーバーを立ち上げ、Webサイトをインターネット公開するか
この目標は達成できたと思ふ。満足。(^ ^)
CUIらぶと言いながら、GUIでインスタンスを作成しているところの矛盾は改善したい。
わかりやすさ優先(言い訳)。
想定質問と回答
Q. AWSでもできるのでは?
A. できます、けど、全ての要件を満たす場合(デプロイだけでなく、コンテンツのメンテナンス)、こっちが最速。
Q. PicoよりWordpressの方がカンタンでは?
A. Picoの方がセットアップはカンタン、公開ディレクトリにモジュール配置するだけなので。
Q. Wordperssの方がプラグインやテーマが豊富に用意されているて、便利では?
A. そんなものには興味がありません
Q. 公開した後、どうカスタマイズすれば良いですか?
A. こちらからどうぞ。http://picocms.org/docs/
デザインをいじりたい場合はこちら。
https://twig.symfony.com/
Q. デプロイしたらエラーが出ました。
A. ログを調べてください。
https://console.bluemix.net/docs/cli/reference/ibmcloud/cf_index.html#cf_logs