始めに
Java Silver11の試験に合格したため、試験のための情報を記載したいと思います。
意外とsilver11に対応した記事が少ないため、参考になれば幸いです。
私は、2年目のエンジニアです。
もともと文系でしたのでそこまでプログラミングに詳しくはありません。
JavaSilverを受験する前にIPAの資格のITパスポート~応用情報までを取得しました。
研修でJavaの研修を少し受けてそのあと業務でも少しJavaを触った程度でした。
Java Silverに2年目の5月に受験し、合格しました。
この記事の対象者
これからJava Silverを受けようと思っている方
Javaの勉強を始めた方
この記事で伝えること
・JavaSilver11の難易度
・JavaSilver11の勉強方法・勉強時間
・JavaSilver11の試験内容で大事な部分まとめ
・JavaSilver11を受けてみて
JavaSilver11の難易度
javaSilverの公式(Oracle公式)の位置づけとしては
Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 認定資格は、Javaアプリケーション開発に必要とされる基本的なプログラミング知識を有し、上級者の指導のもとで開発作業を行うことができる開発初心者向け資格です。日常的なプログラミング・スキルだけでなく、さまざまなプロジェクトで発生する状況への対応能力も評価することを目的としています。
となっています。
IPAのITパスポート~応用情報の試験と比較したJavasilverの難易度の個人的な主観としては、基本情報と同じか少し下くらいだと思います。
JavaSilverは、Javaの基本的なルールなどが網羅されている試験です。
プログラミングを全く触ったことがない場合は、基礎的な勉強から行うべきですが、少しでも触ったことがある方であれば、挑戦できると思います。
JavaSilver11の勉強方法・勉強時間
前段でも述べていますが、JavaSilverの試験は全くのプログラミング初心者向けの資格ではありません。いわゆる変数・条件分岐・配列などのプログラミングの基礎を知っていることが前提かと思います。
その状態であれば、あとはJavaに関してどれくらい慣れているかによりますが個人的な勉強時間の目安は2か月~3か月が妥当かと思います。
勉強方法は、よく言われていると思いますが黒本のみで大丈夫です。
・徹底攻略Java SE 11 Silver問題集[1Z0-815]対応
この本の特徴は、JavaSilverの勉強すべき項目が章立てで問題が組まれており、その後詳しい解説がされているというところです。つまり、先に解説や教科書的な説明はありません。
章の最後には、網羅的な総仕上げ問題が2つあります。
最初は正直全くわからないことも多いと思います。自分は
問題をサクッと行う。(1章~11章)
↓
解答・解説を見て重要なところをメモにまとめる。
↓
もう一度問題を行う。(1章~11章)
↓
間違えたところの解説を見てメモにまとめる。
↓
総仕上げ問題①
↓
解答・解説見る。まとめる
↓
総仕上げ問題①2回目
↓
解答・解説見る。まとめる
↓
総仕上げ問題②
↓
解答・解説見る。まとめる
↓
総仕上げ問題②2回目
↓
解答・解説見る。まとめる
で勉強を行いました。1回目は基本的にわからなくてもしょうがないと思います。この参考書は先に解説があるわけではないので、解説で理解してまとめた後、もう一度解いたときに正解できるかが大事かと思います。
JavaSilver11の試験内容で大事な部分まとめ
それぞれの章の重要な部分を記載します。ここは理解が必須というところです。
①Javaの基礎
・SE11からのソースファイルモードに関して
②基本データ型と操作
・charとshortの互換性
・varの型推論
・charAtメソッド、indexOfメソッド、substringメソッド
・StringBuilderクラス
③演算子と判定構造
・インクリメントのタイミング
・同一性==
と同値性equals()
、コンスタントプール、intern()メソッド
④繰り返し処理
・while文、do-while文、for文のルール
・ラベル
⑤配列
・配列の宣言、初期化(エラーが発生する書き方)
・cloneメソッド
⑥インスタンスとメソッド
・static
・ローカル変数
・オーバーロード
・コンストラクタ、デフォルトコンストラクタ
・アクセス修飾子
・可変長引数
⑦クラスの継承、インターフェース、抽象クラス
・インターフェーズ
・抽象クラス
・オーバーライド
・継承の考え方
・ポリモーフィズム
⑧ラムダ式
・ラムダ式の書き方、省略の書き方
・ラムダ式のルール
・4つのパターン(Consumer,Supplier,Predicate,Function)
⑨API
・Mathクラス(pow,sqrt)
・java.lang.Chracterクラス
・LocalDateクラス
・java.util.Mapインターフェース
・ArrayListクラス
・固定長のリスト(asListメソッド、ofメソッド)
・メソッド参照
⑩例外処理
・trya-catch-finallyの書き方
・try-with-resources
・検査例外、非検査例外の違い
⑪モジュール
・モジュールとは
・モジュールの実行コマンド
・モジュールの設定のコマンド
・依存関係のコマンド
・モジュールの一時利用
上記の部分は、まず押さえるが大事です。
ややこしいところ特に重要だと思うのが。継承。インターフェース、抽象クラス、アクセス修飾子です。
また、暗記項目としてモジュールの各種コマンドがあります。ここは、覚えるしかないと思います。逆に言うと暗記すれば困りません。
JavaSilver11を受けてみて
Javasilverは、Javaに少しでも触れたことがある人であれば充分受けることができる難易度だと思います。
また、単純暗記項目というのが少なく、Javaのルールを網羅的に把握していくといった試験かと思います。そのため、取得することで一定Javaのルールを理解できますし、スキルが身についたことの自信もつくと思います。
この記事があなたの役に立てばと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!