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GAS(Google Apps Script)でHelloWorldしてみた(①バッチプログラム編)

Last updated at Posted at 2020-09-25

#1.はじめに
今回は、GAS(Google Apps Script)で、HelloWorldとログに表示するプログラムを作って、それを定期的(5分置きとか)に実行するように設定します。

GAS(Google Apps Script)とは、簡単に説明しとくと、以下のもので、とても便利なのです。

  • 無料!!
  • ブラウザさえあればOK。インストールなどが不要
  • プログラムを配置して、定期的に実行できる。
  • WEBアプリケーションとして公開できる

などです。
これを使って、ちょっと動かしてみようというのが今回の趣旨になります。

#2.プログラムを作成

まずは、Googleドライブの中に適当なディレクトリを掘って、そこに新規で「Google Apps Script」の新規ファイルを作成してみました。
gas_HelloWorld001.png

私の場合、何故だか↓のような画面になりました。
FireShot Capture 091 - ページが見つかりません - script.google.com.png

複数アカウント持っているとそうなることあるとのことでしたが、解決方法が分からなかったもので、直接、「Google Apps Script」から、操作することに。
FireShot Capture 097 - 自分のプロジェクト - Apps Script - script.google.com.png

↓「新しいプロジェクト」を押します。
FireShot Capture 097 - 自分のプロジェクト - Apps Script - script.google.com - 002.png

すると、↓このように新規で、GASのプロジェクトが作成されます。
FireShot Capture 094 - 無題のプロジェクト - script.google.com.png

とりあえず、↓のようにLogに「HelloWorld!!」が出力されるようにだけ書いてみます。

batchTest.gs
function myFunction() {
  Logger.log('HelloWorld!!');
}

ちなみに、上の「無名のプロジェクト」を押すと、プロジェクト名が変更でき、↓からファイル名を変更できますので、合わせてやっておきましょう。
FireShot Capture 054 - GasTest01 - script.google.com.png

上記の「Google Apps Script」から、新規プロジェクトを作った場合には、Googleドライブの直下にプロジェクトファイルが出来てました。
ドラッグ&ドロップで、初めに作ったディレクトリに置けば、次からはそこから開くことができます。
FireShot Capture 088 - GAS_Test - Google ドライブ - drive.google.com.png

#3.実行してみる

↓実行ボタンを押すことで実行できます。ちなみに、動かす関数も指定できます。
FireShot Capture 057 - GasTest01 - script.google.com_co01.png

実行結果は、「表示」→「ログ」から見れます。
↓のように表示されていれば成功です。
FireShot Capture 064 - GasTest01 - script.google.com.png

#4.補足
##4.1.関数を追加してみる
↓のように2つ目の関数を追加してみましょう。

batchTest.gs
function myFunction() {
  Logger.log('HelloWorld!!');
}

function myFunction02() {
  Logger.log('HelloWorld!! 02');
}

##4.2.追加した関数を実行してみる。

↓追加した方の関数を指定して実行してみましょう
FireShot Capture 082 - GasTest01 - script.google.com.png

↓のように表示されればOKです。
FireShot Capture 085 - GasTest01 - script.google.com.png

#5.定期的に動かすための設定
定期的に動かす仕組みは、GASでは「トリガー」と呼ばれるものになります。
トリガーを設定してみましょう。

「編集」→「現在のプロジェクトのトリガー」を選択します。
gas_HelloWorld002.png

いま、開いていたプロジェクトのトリガー設定画面が開きます。
今はまだ1つも設定がないので、一覧には何も出ません。
FireShot Capture 100 - GasTest01 - プロジェクトのトリガー - Apps Script - script.google.com.png

ここで、右下の「トリガーを追加」ボタンを押します。

↓の画面が表示されます。
FireShot Capture 103 - GasTest01 - プロジェクトのトリガー - Apps Script - script.google.com.png

■実行する関数を選択:今回、記載した2つの関数が選択できます。どちらを選んで頂いてもよいです。

■実行するデプロイを選択:これは、バージョンを意味します。Headというのは最新バージョンという意味です。とりあえず、最新バージョンでいいので、「Head」を指定しときます。

■イベントのソースを選択:定期的に実行する場合には「時間主導型」、日時を指定する場合には「カレンダーから」を指定します。今回は「時間主導型」を指定します。

■時間ベースのトリガーのタイプを選択:時間ベースや分ベースを指定します。

■時間の間隔を選択(時間):何時間置きに実行するかを選択

■エラー通知設定:エラー通知の頻度を選択します。

テストですので、5分置きでの実行で設定してみました。
FireShot Capture 106 - GasTest01 - プロジェクトのトリガー - Apps Script - script.google.com.png

「保存」ボタンを押します。すると、以下のように1行追加されるはずです。
FireShot Capture 112 - GasTest01 - プロジェクトのトリガー - Apps Script - script.google.com.png

しばらく放置。。。

右クリックして、「実行数」を選択
FireShot Capture 123 - GasTest01 - プロジェクトのトリガー - Apps Script - script.google.com.png

↓のように、実行した履歴が表示されます。
FireShot Capture 126 - GasTest01 - プロジェクトの実行 - Apps Script - script.google.com.png

その履歴、1行をクリックすると、実行結果(ログ)が表示されます。
FireShot Capture 129 - GasTest01 - プロジェクトの実行 - Apps Script - script.google.com.png

#まとめ
このようにサーバを用意することなく、とても簡単に、定期的に実行するための仕組みが無料で作れてしまうというのが、Google Apps Scriptのよいところなんですねー。
次回は、WebアプリケーションのHelloWorldをやってみようと思います。

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