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30歳、未経験からのエンジニア転職を振り返る

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#はじめに

先日、30歳業界・業種未経験から都内のFintech分野のスタートアップ企業様よりご内定をいただき、2021年10月から働かせていただくことになりました。同じようにエンジニア転職を目指す方の助けになればと思い、経緯と勉強方法、転職活動についてなど綴ってみます。ご覧いただければ幸いです。

###自己紹介
20歳で埼玉県内のサービス業の企業に就職し、30歳の現在まで働いてまいりました。エンジニアとしての実務経験はもちろんなし。パソコンはワードで文書作成をしたり、エクセルでPOP作成などができるレベルの知識です。
(関数などはもちろん知りません)

###なぜエンジニアに転職しようと思ったの?
1社に勤め続けて、仕事の幅が自店のお客様にとどまるのが嫌だったからです。
1回きりの人生なので、より多くの人に価値提供できる仕事をしたいと考えました。その中で、ネットを通じてサービスを提供できるエンジニアという職種に憧れを抱きました。
(コロナによる店舗型ビジネスの衰退も理由の一つではありますが、コロナ前から転職は考えていました)

###いつから勉強しだしたの?
2020年の夏(7月頃)からです。

###初めは何を勉強したの?
Progateです。HTML,CSS,Ruby,RubyOnRailsは全コース修了。JavaScriptはちょこっと触れた程度でした。
この段階でGitHubも勉強しはじめましたが、GitHubはちんぷんかんぷんでした。

###そのあとどうしたの?
テックキャンプに2020年11月末、夜間休日半年間のコースへ入校。仕事は続けながら勉強することを選択しました。

###どうしてスクールに通ったの?どうしてテックキャンプにしたの?
スクールに関しては、年齢的な問題も考え、できる限り早めに転職したいと考えたからです。
質問し放題の環境があったこと、また私が不規則な勤務形態だったため、質問時間がフィットしていたことが決め手となりました。また、ポートフォリオを作成してから転職活動に望むつもりでおりましたが、ポートフォリオのサポートが受けられないことは入校前から把握していました。逆に質問ができないのであれば、ポートフォリオ作りに関しては挑戦と捉えて頑張ろうと思っていました。

###テックキャンプで何を学習したの?
Progateで勉強したことは学習初期段階で勉強しました。プラスアルファでテストコードや、GitHubの使用方法、デプロイの方法などももちろん勉強させていただきました。

###テックキャンプはどうだった?
結論、わたしにはとても良いスクールであったと感じています。
基本的に毎日パソコンに触るようにしなければならない仕組みを作ってくれていて、強制的に机に向かうのでよほどのことがない限り毎日勉強できました。
また、質問回答をいただくまでの時間はほぼ1分以内でしたので、その点もストレスを感じませんでした。

###テックキャンプの良かったところ
・毎日学習しないといけない仕組みを作ってくれている(日時報告・毎日のドリルなど)
・質問回答時間が短い
・メンターさんは質問に納得するまで回答してくれる。
※クリティカルな質問でなくとも、考え方や他の方法なども全然聞いてくれます。
・カリキュラムが段階を踏んでいてわかりやすい
・メンタル面でのサポートもある(普通にやる気なくなる時あると思うので、そういった時のサポートもあり)
・スクール内イベントで仲間ができた(今でも交流あります)
・面接対策が強力

**カリキュラム内のサポート体制は万全です。**また、質問に対しての回答はメンターの皆さん本当に丁寧でした。質問を投げられたことはもちろん一度もありませんし、当該メンターさんが回答できなければ他の人に聞いて、こちらが納得するまで回答をくれます。
面接対策に関しては、テックキャンプが用意してくれた面接対策がそのまま出てくることが多かったので、この点も助かりました。
また、私のチームでは業界動向のニュースの共有や、精神面でのサポート記事の共有などもありまして、このあたりも配慮を感じました。
従業員の皆様は皆プロとしての対応をしてくださっていたと感じています。

###テックキャンプのもう少しこうして欲しいと思ったところ
・オリジナルアプリサポートがほしい
前言撤回ですねwwやっぱりかなりキツかったです
・求人をもう少し斡旋して欲しかった
私が就職先の希望を伝えていたことはありますが、それでももう少し件数いただけるとうれしかったと感じています
・応募件数目標が多い
この点が私は一番きついなと感じました。私は週30件の応募目標があり、毎週ほぼ達成しておりましたが、反動で勉強時間が削られてしまったと感じています。転職後のことも考え、転職活動中も勉強をハイペースで行いたかったですが、どうしてもペースが落ちてしまいました。

もちろん転職活動を続けながら勉強もスムーズに進めることがもちろん理想ですが、この点ちょっと大変だなと感じていました。

自己都合で転職活動を停止した場合、返金保障が外れてしまうので、「転職できなければ返金される」という心のセーフティーネットがあるとないのでは、精神衛生上大きな差があります。
応募数などはもう少し受講生の希望に合わせて流動的だと助かりました。
※ただ、おかげでたくさんの企業に毎週応募ができたともいえますので、このあたりは捉え方次第ですね。
スクール側としても応募もしない人に返金するのもおかしいので、当然のルールと思いますが、私はもう少し個々人に合わせた応募数であっても良いと感じました。

###ポートフォリオはどんな感じ?
HTML,CSS,Ruby,RubyOnRailsで作成しました。
基本的な機能の実装、テストコードなどは単体・統合テストともにちゃんと書きました。
インフラにはAWS(EC2)を使用し、ドメインはお名前ドットコムで購入してSSL化しました。
よく言われる、Dockerは使いませんでした。(ただいま勉強中)
ポートフォリオのレベルとしては、決して高いものではありません。

###転職活動はどんなふうに進めたの?
テックキャンプさん経由での応募のほか複数の転職サイトに登録しました。少ない方でも2、3個は登録してると思います。
私は
・@Type(よく使った)
・マイナビ転職(よく使った)
・Green(よく使った)
・Wantedly(まぁまぁ使った)
・FindJob(あまり使わなかった)
・Geekly(よく使った)※転職エージェント
の6つ登録しました。

各媒体の特徴としては
・@Type
受託企業・SES企業が多いイメージ、お見送りのメールもちゃんとくることが多く、書類選考も通過率高めのイメージ。
・マイナビ転職
企業タイプの幅は広いイメージ。**スカウト機能の精度が高く、行きたいと思う企業からのスカウトも結構きます。**お見送りの連絡もちゃんとくることが多いですが、書類選考通過率は低かったイメージです。
・Green
スタートアップ企業、自社開発企業・受託開発企業が多いイメージ。お見送り連絡はちゃんとくることが多いですが、書類選考通過率低めだったイメージ。
・Wantedly
スタートアップ企業がとても多いイメージ。書類選考スルー率が非常に高かったです。未経験エンジニアの応募が多いので競争率が高めと予想しています。
・Findjob
大規模企業から小規模起業まであるイメージ。企業が求めているスキルが5段階評価で提示されているのが最大のポイントで、これがあるおかげで応募しずらかったです。連絡スルーも多かったイメージ。
・Geekly※転職エージェント
企業のタイプ問わずすごいたくさん紹介してくれます。ただ書類通過率はとても低いイメージでした。

もちろん私のポートフォリオが元ですが、スクールの成果物とは別にオリジナルでポートフォリオを作成し、履歴書・職務経歴書もある程度しっかり用意した上での感想であることはご理解いただければと思います。

最終的には、@typeとマイナビ転職でそれぞれご内定をいただき、マイナビ転職さんでいただいた企業様への入社を決めました。

###就職活動にあたっての心構え
・お見送りは当然。面接してくれたらありがとう
基本的に未経験エンジニアの書類選考はお見送りが当然です。10社応募して1社面接してくれたらありがとうございます程度に考えていて良いでしょう。
よく言われることですが、エンジニア業界に必要とされているのは「実力のあるエンジニア」であり、未経験エンジニアが引く手数多なわけではありません。私は最初からこのスタンスでしたので、お見送りが続いても別になんとも思いませんでした。それでもレベル高めのポートフォリオを作って、面接での印象もよければ、面接を通過できる可能性は十分あると思います。

・面接でマイナス印象を与えない
服装、髪型、表情、声のトーンなど、意識と訓練で誰でも身に付けられるところで損をしないことが大切だと思います。
よほど学習能力が高くて、技術でカバーできるくらいの方であれば話は別かもですが、人柄や見た目の印象でマイナスにならないよう、十分に気をつけた方が良いと思います。

・企業研究は入念に
面接先の企業の事業、理念、大切にしている価値観などはしっかり頭に入れ。逆質問などでお伝えすると良いと思います。私はメモアプリにまとめて面接前に見直していました。

・技術質問対策
よくある技術質問などは、テックキャンプさんも紹介してくれています。それに加えてオリジナルアプリケーションの使用、使った技術について、なぜその技術を選んだのか、こだわったポイント、推している技術など、体系立てて説明できるように準備すると良いと思います。私はこの点苦労してしまいました。

#まとめ
未経験からエンジニア転職をするには独学、メンタリングサービス、スクールなど様々な方法があると思います。時間をかけて余裕を持って勉強するなら独学でも良いと思いますし、ある程度体系立てて効率よく勉強するなら、スクールに通うのは全然ありだと思います。
ただ、これはテックキャンプさんに限りませんが、**本当に0から何もない状態でスクールに入るのはお勧めできません。**一度は自分で勉強してみて、「あ、エンジニア楽しそう」と思ったなら入ることを検討すれば良いと思います。

そもそも自分の仕事にするであろう職種のことを全く考えずにお金を払うことは、自分としてはもう少し考えたほうが良いのではないかなと思います。
本気でエンジニアになろうと決意したならば、テックキャンプさんは良い環境でした。

もちろんですが、エンジニアはずっと勉強が必要な仕事であると思いますし、ネットで言われるようにリモートワークできて単価高くて、毎日が自由!的なイメージだけで挑戦するのは違うと思っています。
私もやっとスタートラインに立てたところですので、これからもっともっと勉強して1日でも早く一人前のエンジニア、そして強いエンジニアになれるように頑張ります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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